ピンクのマイクロニードル1


ピンクのマイクロニードル2

溶解型マイクロニードルなどの経皮吸収技術に特化したコスメディ製薬株式会社(本社:京都府京都市、代表取締役:神山 文男)は、従来透明なマイクロニードルに、色素沈着しない美容成分で着色したピンク色のマイクロニードルを開発いたしました。





画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/200042/LL_img_200042_1.jpg

ピンクのマイクロニードル1



■美容成分で着色し、色素沈着しない、ピンク色のマイクロニードルの誕生

溶解型マイクロニードルは、ヒアルロン酸などの美容成分を微細な針状に固めた美容シートを皮膚に貼ることで、角質層まで有用な成分を届けることができる製品です。



これまでの溶解型マイクロニードル製品は透明なものがほとんどでした。着色された製品もあったものの、着色料として一般的に使用されるタール系色素や顔料は、代謝されずに肌に色素が蓄積する恐れがありました。しかし今回、美容成分であるビタミンB12(シアノコバラミン)で着色したことにより、安全なマイクロニードル製品が完成いたしました。ビタミンB12は、赤い色をした眼精疲労の点眼薬や化粧品で使用されることも多く、針状にして肌内に直接注入しても自然に代謝されるため、色素沈着の恐れがありません。

また、ビタミンB12は、ローションなどの液状の製品に配合した場合、水分が多いため酸化しやすくなっています。しかし、マイクロニードルは製造時に水分を乾燥させて成形するため、酸化しやすい物質も安定した状態で保つことが可能です。一般的な美容液(マスクなども含む)は多くの水分を含むため防腐剤(または防腐効果のある成分)が必要になり、それによって肌に刺激を感じる方がいます。マイクロニードルの場合は水分が含有されていないため、防腐剤を配合せずに製剤化が可能です。

さらに、ビタミンB12の配合によりピンク色の針がハート型に並んだ「マイクロニードルパッチ」など、効果だけでなく色彩・形状にもこだわった製品の製造が可能となりました。





■分子量の大きい成分も浸透させることが可能に

一般的に肌から浸透する分子量は500~1,000と言われており、ビタミンB12の分子量は約1,300程度のため浸透しにくい成分の一つです。今回、ビタミンB12などの美容成分を微細な針状に結晶化したことにより、肌に貼り付けた際、角質層まで成分を届けることができるようになりました。



塗るだけでは浸透しにくい分子量の大きい成分や、酸化しやすい成分であっても、このマイクロニードル化する技術によって肌に負担をかけることなく配合することができるという可能性が広がりました。





■マイクロニードル化による製剤の特徴

ポイント1 美容成分でマイクロニードルに着色が可能

ポイント2 酸化しやすい物質でも安定した状態で配合が可能

ポイント3 水分が含有されていないため、防腐剤が不要で肌にも安全・安心

ポイント4 分子量の大きい成分も角質層まで確実に届ける





【コスメディ製薬について】

京都薬科大学の医薬品系ベンチャーとして出発し、経皮吸収に関する専門知識と研究ノウハウを基盤として、医療用テープ剤などの研究開発を得意とする。また、マイクロニードル化粧品において世界初の商品化に成功。これらの企業活動においてグッドデザイン賞をはじめとした数々の賞を受賞。近年、マイクロニードルにおける医薬品開発に期待を持たれている。

コーポレートサイト https://cosmed-pharm.co.jp/

情報提供元: @Press