ご登壇していただく、クアンティック・ドリームCEOデヴィッド・ケイジ氏は、世界中で大きな反響を呼んだゲーム作品『Detroit: Become Human』(デトロイト ビカム ヒューマン)の脚本・ディレクターを務めました。作品では、人工知能とロボティクス技術が高度に発展し、人間と同等もしくはそれ以上に行動することが可能となったアンドロイドが普及した近未来の社会を描いています。こうした世界観をどのようにつくりあげたのでしょうか。そして、作品が社会に提示する問題意識についてお話してもらいます。
スクウェア・エニックス、リードAIリサーチャーの三宅陽一郎氏は、さまざまなデジタルゲームに人工知能を活用する研究開発をしてきました。ゲーム作品「FINAL FANTASY XV」(ファイナルファンタジー15)(スクウェア・エニックス, 2016)でも、キャラクターを人工知能で制御することによって表現の幅を広げ、キャラクターの存在感を増すことを可能にしました。三宅氏には、ゲームのAIにとどまらない人工知能研究の最先端と今後の展望についてお話いただきます。
1997年にゲーム開発スタジオQuantic Dreamを創設。プレイヤーの感情に訴え、ストーリーが様々に展開していくインタラクティブな作品を生み出す世界的ゲームクリエイター。最新作『Detroit: Become Human』では近未来のビジョンと物語体験が世界的に賞賛を浴び、数々のアワードを受賞。
三宅陽一郎氏(スクウェア・エニックス リードAIリサーチャー)
ゲームAI開発者。2004年よりデジタルゲームにおける人工知能の開発・研究に従事。
日本デジタルゲーム学会理事、人工知能学会編集委員。「FINAL FANTASY XV」リードAIアーキテクト。