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アルテック株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:張能 徳博(ちょうのう のりひろ)、東証一部上場:証券番号9972、以下 アルテック)は、Longevity Link Corporation(本社:アメリカ ユタ州ソルトレイクシティ、Founder, CEO Werner Gellermann博士)と、アメリカ以外では初めて総代理店契約を締結し、同社が所有する国際特許により開発された、野菜摂取を数値で“見える化”する装置『ベジメータ:The Veggie Meter(R)』の国内販売を5月24日(金)から開始する予定です。



指先からの光の反射を測定することによって『ベジメータ』は、得られた皮膚カロテノイドレベルから、野菜摂取をわずか10秒で、800段階にスコア化します。野菜不足を“見える化”することで食事に対する意識を変化させ、継続的改善へつなげることができます。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/180999/LL_img_180999_1.jpeg

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写真は、米国仕様のもので、日本仕様とは異なります





■『ベジメータ』導入の背景 ~日本人の野菜摂取不足の改善のために~

アルテックでは、日本人の野菜摂取不足の原因が「自分の野菜摂取量が明確にわからない」、「努力して食べても、具体的な効果がわからない」などの実感が湧かないことにあり、さらに野菜摂取の評価は難しく、具体的な数字として表せないことも原因と考えました。



例えばダイエットをするとき、運動量は万歩計で歩数を数値化でき、効果は体重で数値化できます。つまり、毎日の運動量とその効果を数字として評価できます。ところが、野菜摂取については、食事調査による野菜摂取量の推定には手間と時間がかかるうえ、努力して野菜を摂取しても、その効果を数値化する方法がありませんでした。この問題を解決するのが野菜摂取不足の状況を数値化すなわち“見える化”できる『ベジメータ』です。





■『ベジメータ』の特長

(1) 国際特許取得、野菜摂取をわずか10秒で測定、800段階のスコア化

『ベジメータ』は、Longevity Link Corporationが保有する日本を含めた国際特許、「生物学的組織におけるカロテノイドの非侵襲的測定」を基に開発された、皮膚からの光の反射を測定し、得られた反射スペクトルから、皮膚の食事由来カロテノイドレベルを測定する装置です。



従来から、血液中のカロテノイド濃度は、野菜・果物の摂取の最善の生物学的指標であることが報告1)されていますが、同装置で測定した皮膚カロテノイドレベルは、この血中カロテノイド濃度と非常に高い相関を示します2)。したがって、採血しなくても、指先にLED白色光を照射し、わずか10秒で、野菜・果物の摂取の生物学的指標が簡単に得られます。



その皮膚カロテノイドレベルから野菜・果物の摂取を800段階のスコア化することが可能です。



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写真は、米国仕様のもので、日本仕様とは異なります



(2) “見える化”により、野菜に対する意識を変化させ継続的改善へ

『ベジメータ』は、従来の野菜摂取不足に対する抽象的な食事指導と大きく異なる利点を提案します。個人の野菜の摂取を正確にスコア化、すなわち、“見える化”することで、対象者が問題意識をもち、計画をたて、野菜摂取を増やすための行動をとります。その改善の度合いは『ベジメータ』のスコアの変化を“見ること”で評価・検証ができるため、食事に対する意識を劇的に変化させます。



わずかな変化をとらえられる高感度の「ベジメータ」なら、新たな野菜摂取に対する努力の結果も、わずか2週間以内で効果をとらえることができます。社内の予備的調査では、飲料メーカーの野菜ジュース*の10日間程度の連続摂取で、スコアの上昇が確認されています。アルテックは、このような迅速なスコアの変化は、野菜摂取に対する意識の継続的改善と維持に役立つと考えます。



*:すべての野菜ジュースに当てはまるものではありません



ベジメータを使用した野菜摂取改善のPDCAサイクル

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■販売について

健康増進を推進されている様々な企業、団体様と一緒に検証しながら、より多くの消費者の方々に『ベジメータ』でご測定いただくことを念頭に考えております。スーパー、ドラッグストアー、調剤薬局などの店舗を持つ企業、野菜摂取を増やすことにお取り組みなられている健診機関、医療機関、企業、自治体、食育活動を行っている団体、レストラン、野菜・果物生産者への販売も予定しています。



本製品は高度な光学的技術を用いた装置で、厳密な精度確認を行った上でのご提供となるため、受注生産にて承ります。リース販売(動産総合保険、減価償却費含)を予定しています。





■Longevity Link Corporationについて

Longevity Link Corporationは、Werner Gellermann博士の20年間のユタ州立大学における研究から誕生しました。2004年に設立され、健康に重要と考えられる栄養素を検出するための非侵襲的光学的方法を開発しました。同社は、皮膚、眼、骨などの生体組織中の微量栄養素を検出するための光学的方法と装置の開発を通じて、医療および健康分野に大きく貢献してきました。



初期の研究成果として、2003年に栄養補助食品業界でラマン分光法による皮膚カロテノイド検出技術が商品化されました。それ以来、世界で2,000万人以上が、栄養レベル、抗酸化力活性、野菜・果物摂取の評価を受けております。反射分光法に基づき、2016年に開発された『ベジメータ』は第5世代の装置となりますが、アメリカの医療機関や米国農水省関係の研究、福祉施設に無料で食品を提供する「Food Bank(フードバンク)」で、健康的な食生活、個人的な改善への動機づけ、健康的なライフスタイルの維持を重視した教育を目的とした栄養科学研究分野で使用されています。





■Longevity Link Corporation CEO 特許所有者 Werner Gellermann博士 来日

発売に合わせて、下記の要領にて、記者会見を開催いたします。



日時:5月24日(金)14:00-15:30

場所:東京ビッグサイト会議棟 8F 802会議室





■『ベジメータ』発売にあたって、識者からのコメント

■産業医の視点からのコメント

「もう、野菜摂取量を推定し、“気づき”を与えるだけの時代は終わる」

株式会社日立製作所日立健康管理センター 日本CT検診学会 理事長 産業医 中川 徹先生



このたび発売される野菜・果物摂取を数値で“見える化”できる画期的な製品『ベジメータ』は行動変容効果という点で非常に期待している。

産業保健の現場では「健康経営」に注目があつまっている一方、わたしたち産業保健スタッフはいかに社員の健康的な生活行動変容を効果的にもたらすことができるかに難渋している。



はらすまダイエット(R)では、100kcalカードを用い、“見える化”を行って成功したが、野菜・果物摂取量を問診で本人から聴取してもその正確度が曖昧で、野菜を取らない対象者に「てのひらいっぱい分の野菜を食べてください」などと一律な指導になりがちである。



『ベジメータ』で野菜摂取を“見える化”できる点は行動変容のモチベーションがアップする効果がある。さらに、数ヶ月食行動を野菜中心に変えたあと、『ベジメータ』で再検査し野菜摂取十分に到達することを確認することで、食行動の変化が習慣にまで昇華する。





■日本の研究、開発者からのコメント

「野菜・果物に含まれるカロテノイドは大事な抗酸化物質」

聖隷浜松病院眼科部長、大阪市立大学大学院医学研究科客員教授、浜松医科大学光尖端医学教育研究センター客員教授、島根大学医学部臨床教授 尾花 明先生



眼科医として、網膜のカロテノイド(ルテイン・ゼアキサンチン・メソゼアキサンチン)が黄斑の機能維持に深く関係することや、サプリメントの効果を研究してきました。『ベジメータ』を使ったGellermann博士らとの共同研究では、喫煙や肥満でカロテノイド・スコアが下がること、サプリメント摂取者が高値を示すことを明らかにしました。



カロテノイドは身体の機能維持に重要な抗酸化物質ですが、現代の食習慣は高カロリー、高脂質の半面、野菜がもつカロテノイド、ビタミン、食物繊維などは不足しがちです。古来より「薬食同源」と言われるように、毎日の食生活が健康の第一歩。皮膚カロテノイドの測定は、野菜摂取の過不足を推定する指標になります。ご自分の野菜不足程度を評価して、抗酸化力アップに努めましょう!





■ifia(R) JAPAN 2019

・ベジメータ、測定デモンストレーション

日時:5月22日(水)~5月24日(金)午前中まで

場所:東京ビッグサイト 青海展示棟 カロテノイド懇話会ブース



・カロテノイドフォーラム(主催・共催:カロテノイド懇話会)

日時:5月23日(木)13:00-16:15

場所:東京ビッグサイト青海展示棟 セミナールーム101



15:45-16:15 「ベジメータを使用した日本人の皮膚カロテノイド密度測定」

聖隷浜松病院眼科部長 尾花 明先生





1) National Academy of Sciences:Dietary Reference Intakes for Vitamin C, Vitamin E, Selenium, and Carotenoids

2) Igor V. Ermakov et al. Archives of Biochemistry and Biophysics 646, 46-54, (2018)

情報提供元: @Press