古紙を原料とした100%天然材料の生分解性プラスチックペレット(左)とそれを成形して作ったダンベル試験片(右)


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GSアライアンス株式会社(Green Science Alliance Co., Ltd./環境、エネルギー分野の先端材料を研究開発、製造販売する化学会社/本社:兵庫県川西市 代表取締役社長:森 良平 工学博士)は、この度、古紙、リサイクル紙、古新聞などを原料とした生分解性プラスチックを開発しました。紙をベースとして他の全ての構成成分も100%天然由来の生分解性成分とすることにも成功しました。当社は100%天然材料のデンプン系生分解性プラスチックも作るなど、石油を一切使用しない生分解性材料を作ることにこだわっており、今回さらに古紙などのリサイクル材料も使用できることになり、環境に限りなく優しい材料を作ることを目指します。



画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/180976/LL_img_180976_1.jpg

古紙を原料とした100%天然材料の生分解性プラスチックペレット(左)とそれを成形して作ったダンベル試験片(右)



人口爆発に由来するプラスチックゴミによる地球環境破壊問題は深刻になりつつあり、特に海洋に存在するマイクロプラスチック問題は世界的に生態系を破壊する壊滅的なレベルになりつつあります。2050年には海中に漂うプラスチックゴミの量がおよそ8億5,000万~9億5,000万トンに達するのに対して、魚は8億1,200万〜8億9,900万トンにとどまり、ゴミの量が魚の量を上回る可能性があると言われています。また既に我々人体にマイクロプラスチックが環境中から入りつつあるという研究報告もあります。このような状況において、プラスチックリサイクルの推進や、プラスチックそのものの使用量の削減、また環境中で分解する生分解性プラスチックなどの実用化、さらなる研究開発が進められています。



さらに当社にはセルロースナノファイバーとプラスチックを複合化する技術が既にあり、セルロースナノファイバーもバイオマス由来の生分解性材料であるので、この技術を組み合わせることにより100%バイオマス由来材料、生分解性を維持したまま強度向上なども可能になりました。今後はサンプル出荷を進めていき、これらの材料のさらなる機械的強度や耐熱性、寸法安定性などのプラスチックとしての機能の向上などの検討も同時に進めていきます。また自社のNANO-SAKURAをブランド名とするカトラリーなどの各種成形品にもこのような材料を用いてビジネス展開していきます。





■会社概要

商号 : GSアライアンス株式会社(冨士色素株式会社グループ)

代表者 : 代表取締役社長 森 良平(工学博士)

所在地 : 〒666-0015 兵庫県川西市小花2-22-11

事業内容: 環境、エネルギー分野向けの先端材料の研究開発と製造販売

URL : https://www.gsalliance.co.jp/

情報提供元: @Press