Doctor and Patient with AGE Reader


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AGE Reader mu画像


久留米大学医学部教授 山岸 昌一医師

セリスタ株式会社(所在地:東京都千代田区、代表取締役:伊藤 承正)が日本国内で輸入・販売する終末糖化産物測定器「AGE Reader/エージーイー・リーダー」(オランダDiagnoptics Technologies B.V.社製)の納入数が世界で4,500台を突破し、日本国内で300台を超えました。



画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/175456/LL_img_175456_1.jpg

Doctor and Patient with AGE Reader



◇AGEsは世界で最も注目されている老化物質の一つ

終末糖化産物/AGEs(Advanced Glycation End-products)(エージーイー)は、グルコース(ブドウ糖)やフルクトース(果糖)などの単糖がタンパク質・脂質・核酸などのアミノ基と非酵素的に糖化反応を起こし、形成・蓄積される老化物質です。加齢や糖尿病、メタボ、腎障害などの生活習慣病を抱えた患者さんでは、AGEsの形成・蓄積が亢進することが知られています。また、最近になり、AGEsは食事からも体内に取り込まれることがわかってきました。これまでの多くの臨床研究により、AGEsの蓄積が、糖尿病、心血管病、がん、骨粗鬆症、アルツハイマー病、更年期障害、歯周病、脂肪肝、腎障害、筋力の低下、老け顔など実に多岐にわたる生活習慣病や老年兆候と関連することが報告されています。

AGEsは世界で最も注目されている老化物質の一つだと言えます。





◇簡単・短時間にAGEsを測定できる「AGE Reader」

一部のAGEs(ペントシジン、クロスリン、ピロピリジなど)はその構造に由来する特異的な蛍光を発生します。この蛍光は人間の目には見えませんが、特殊な機械で測定することができます。「AGE Reader」は、AGEsが蛍光を発生するという性質を利用して、体内に蓄積されたAGEs量を測定する機械です。実際に、「AGE Reader」により、前腕の皮膚から発せられる自家蛍光量(skin autofluoresence)値を非侵襲的に(つまり、痛みを伴わずに)、短時間で(12秒程度)測定することができます。従来のAGEs測定では、患者さんの皮膚を小手術によって取る必要があったため、いかに「AGE Reader」によってAGEs測定が簡単になったかが分かります。

ちなみに、手術で取ってきた皮膚組織中のAGEs量と「AGE Reader」で測定した自家蛍光値がきれいに相関することも確認されています。現在、「AGE Reader」の国内の納入数は300台を超え、全世界では4,500台を突破しました。今や、「AGE Reader」は、AGEs測定のゴールデンスタンダードになりつつあります。





◇「AGE Reader」による皮膚自家蛍光値の測定で糖尿病・心血管病・死亡リスクを予測できる!!

つい最近、ヨーロッパ糖尿病学会の機関誌『Diabetologia』(2018年11月21日号)に、世界を驚かせる医学論文が掲載されました(著者:Waateringe氏他。論文タイトル:「Skin autofluorescence predicts incident type 2 diabetes, cardiovascular disease and mortality in the general population/皮膚自家蛍光値は一般集団における2型糖尿病、心血管疾患および死亡率を予測する」)。糖尿病や心血管疾患のない一般住民7万2,880人を対象に「AGE Reader」により皮膚自家蛍光値を測定し、その後、中央値で4年間(最長で10年間)にわたって追跡調査したところ、開始時点の皮膚自家蛍光値が1単位上昇するごとに、2型糖尿病または心血管疾患リスクは3倍となり、死亡リスクは5倍に跳ね上がることがわかりました。

また、肥満、高血圧、高コレステロール、血糖コントロール不良といった他の危険因子で調整しても、皮膚自家蛍光値が1単位上昇するごとに、2型糖尿病のリスクは26%、心血管疾患リスクは33%、死亡リスクは2倍近くまで上昇しました。そして、36歳以上の人では、「AGE Reader」で測定した自家蛍光値が最も強い死亡の予知因子となることが明らかにされました。この研究結果からWolffenbuttel氏らは「AGE Reader」による皮膚自家蛍光値の測定は、2型糖尿病、心血管疾患、死亡のリスクを予測する有効なスクリーニング方法になりうる」と結論付けています。



↓↓↓Waateringe氏らの論文はこちら↓↓↓

https://link.springer.com/article/10.1007%2Fs00125-018-4769-x





◇「AGE Reader」で体内に蓄積したAGEs量を測定することで、予防医療の向上と健康寿命の延伸が期待できる

AGEs/終末糖化産物研究の第一人者で世界的な権威でもある、久留米大学医学部糖尿病性血管合併症病態・治療学講座教授の山岸 昌一医師は、Wolffenbuttel氏らの論文をうけて“「AGE Reader」は、とても簡単、短時間のうちに正確に体内に蓄積したAGEs量を測定できる点が優れている。「AGE Reader」が医療機関で広く活用されるようになれば、2型糖尿病をはじめ、心血管病や様々な生活習慣病の予兆を早期から捉えることができるようになり、予防医療の向上に大きく貢献するであろう。また、自らの老化度を「見える化」してあげることで、人々の健康意識も高まり、ひいては日本人全体の健康寿命の延伸にもつながっていくはずだ」”とコメントされています。





■AGE Reader概要

名称 :AGE Reader mu

測定対象 :ヒト前腕部

測定時間 :約12秒

操作画面 :3.5インチタッチパネルディスプレイ

寸法 :210(W)×193(D)×81(H)mm

重量 :0.75kg

医療機器クラス分類:クラス1(一般医療機器)

届出番号 :13B1X10172D0T001

生産国 :オランダ

日本総輸入代理店 :セリスタ株式会社





■会社概要

社名 : セリスタ株式会社/Selista Inc.

所在地 : 〒101-0032 東京都千代田区岩本町1-5-8 東京雄星ビル4F

URL : https://www.selista.jp/

代表取締役: 伊藤 承正

事業内容 : 医療機器、理化学機器、健康器具、美容機器、化粧品の輸入販売

サプリメントの開発・販売、経営コンサルティング

情報提供元: @Press