つい最近、ヨーロッパ糖尿病学会の機関誌『Diabetologia』(2018年11月21日号)に、世界を驚かせる医学論文が掲載されました(著者:Waateringe氏他。論文タイトル:「Skin autofluorescence predicts incident type 2 diabetes, cardiovascular disease and mortality in the general population/皮膚自家蛍光値は一般集団における2型糖尿病、心血管疾患および死亡率を予測する」)。糖尿病や心血管疾患のない一般住民7万2,880人を対象に「AGE Reader」により皮膚自家蛍光値を測定し、その後、中央値で4年間(最長で10年間)にわたって追跡調査したところ、開始時点の皮膚自家蛍光値が1単位上昇するごとに、2型糖尿病または心血管疾患リスクは3倍となり、死亡リスクは5倍に跳ね上がることがわかりました。