開幕挨拶後、暗転。場内の2ケ所の壁に暗黒の宇宙に浮かぶ地平線の上に「In The Year 2520」のテロップと共に宇宙空間を飛び交う電子音が流れ、月面のエアドームから飛び立つエアカーに乗り込む一人の女性が映る。観客は、東京やニューヨーク、ロンドンなどの海岸の大都市が水没し、国境のなくなった地球を目の当たりにし、わずかな時間で一気に500年後想像される世界に引きずり込まれた。手書き絵コンテのフルCGではないが味わいあるアニメーションと同時に流れる主題歌♪「ヌ・ソム・ル・モンド(僕ら地球人)」のまるでジョンの再来を思わせるメロディとコーラスにハッとさせられ、導入部に人々は吸い込まれていく。