イメージ


グラフ


味木 幸先生


目の断面図

SHISEIDO PR事務局は、現代生活に欠かせないスマートフォンなどのデジタルデバイスの使用による目の疲労と印象変化の関係について把握するために「デジタル疲労(スマホやPCを使用することによる目の疲労)に関する意識調査」を実施しました。

スマートフォンの普及によってSNSでコミュニケーションを取り、ニュースを読み、ショッピングをするなどの行動がすべてデジタルデバイスで出来るようになったことで接触する時間が増えています。今回の調査と合わせて、「デジタル疲労」とよばれる目の疲れが、視力の低下だけでなく目周りの悪影響をもたらすメカニズムとその対策についてあまきクリニック院長の味木 幸先生に解説していただきました。



画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/169597/LL_img_169597_1.jpg

イメージ



●約8割の女性はデジタル疲労による身体への悪影響を実感!

20代~40代の有職女性338名を対象に実施した「デジタル疲労(スマホやPCを使用することによる目の疲労)に関する意識調査」で、日々の生活の中でデジタル疲労を実感することがあると答えた人は全体の82%にものぼり、そのうち年代を問わず約80%以上の人がデジタル疲労による身体への悪影響を感じていることが分かりました。

その悪影響として「肩こり」(67.9%)や「視力の低下」(57.6%)・「頭痛」(47.3%)といった身体の内部に起きる影響が挙がる一方で、「目もとのシワなどのエイジングが気になるようになった」(21.0%)・「昔より目周りが暗い印象を受ける」(17.7%)という目もとの外見への悪影響を感じる人も多いことが判明。特に35~39歳の30代後半女性の約53.7%は、デジタル疲労によって自分の目もとの印象が変化していることを実感していることが分かりました。





●目や目もとは、他人に最も疲れている印象を与えてしまう部位!

https://www.atpress.ne.jp/releases/169597/img_169597_2.jpg

また、同調査で他人を見て「疲れているな」という第一印象を受ける顔の部位については、約75.4%が「目・目もと」から判断しているという結果も。目は人の気持ちが最も現れやすいパーツだからこそ、目の充血や目もとのシワ・ハリのなさ・暗さは相手へのネガティブな印象に繋がってしまうのかもしれません。





●デジタル疲労で起きる目・目もとの悪影響のメカニズムとは?

◆監修者◆味木 幸

https://www.atpress.ne.jp/releases/169597/img_169597_3.jpg

あまきクリニック 院長

医療法人社団 慶緑会 理事長



広島ノートルダム清心高校在学中に米国1年の留学。米国高校卒業後、母校も卒業。現役で慶應義塾大学医学部入学。同大学卒業後同大学眼科学教室医局入局。2年間の同大学病院研修後、国家公務員共済組合連合会 立川病院、亀田総合病院、川崎市立川崎病院・眼科勤務。博士(医学)・眼科専門医取得。2003年あまきクリニック(眼科・形成外科・皮膚科)を、院長として新橋に開設。2007年に医療法人社団慶緑会理事長に就任。眼科医としてだけでなく、皮膚科・美容外科の知見を生かし、痩身・美肌作り・メイクアップまでを医療としてアプローチする。著書に『疲れ目を自分で治す本』(マキノ出版)、『近視・老眼を放っておくと脳がばかになる』(青萠堂)など多数。テレビ・ラジオ・雑誌など各種メディアへ多数出演。





◆目の筋肉疲労が目もとの印象も左右している!

https://www.atpress.ne.jp/releases/169597/img_169597_4.jpg

私たちはモノを見る時、目もとはカメラのレンズのように水晶体の厚さを調節してピントを合わせています。その調節にかかわるのが「毛様体筋」という筋肉です。自律神経のバランスがこの動きを司っていて、近くを見る時は副交感神経が優位になり、毛様体筋が緊張(収縮)して水晶体を膨らませる、また遠くを見る時は交感神経が優位になることで毛様体筋が緩んで水晶体が薄くなり遠くまで見えやすくなります。

パソコンやスマホなどデジタルデバイスを見続けている間は、目の周りの毛様体筋が緊張し続けて疲労し、自律神経が長時間働きっぱなしになることによってバランスが崩れて血流が悪くなり、頭痛や肩こり・不眠といった不調が起きやすくなるのです。

さらに、あまり一般的に知られていませんが、目の筋肉疲労は身体の内部だけでなく外見にも大きく左右してきます。毛様体筋が疲労すると他の筋肉と同じように凝り固まっていき、血流や代謝が悪くなることによって「眼のシャッター」が下りてくるようにまぶたが重くなったり目もとがたるんでくるのです。

目周りの印象が暗く見えるというのも、目の近くの皮膚は非常に薄いため血流の悪さが如実に表れることが一因として挙げられます。また、毛様体筋が疲労してうまくピント調節ができず視界がかすんでくると、思わず細目にして目の付近へ力が強まり、目尻や眉間に癖ジワを作ってしまいます。





◆眼科医が教える!デジタル疲労を和らげる3つの方法

(1) ホットタオルで体の巡りをよくする

デジタル疲労によって目周りの血流が悪くなることが、視界が悪くなるだけでなく目もとのハリのなさ・暗さに影響を及ぼします。蒸しタオルなどで目周りを温めると毛様体筋の緊張がほぐれ、血行を良くする効果があります。また、目周りだけでなく、首裏も温めることによって後頭部神経や血管の要所を温めることに繋がり、全身の血行の巡りをよくしたり副交感神経が優位に働いてリラックス効果が生まれます。頭痛や倦怠感を感じる時はぜひ試してみましょう。



(2) アイクリームで保湿&マッサージによる血行促進

https://www.atpress.ne.jp/releases/169597/img_169597_5.jpg

顔の中で目周りは乾燥しやすい部位のため、保湿力の高いアイクリームでうるおいとハリを与えながらやさしくマッサージを行うことによって、目周りが温まって血流が改善され、デジタル疲労による目もとの暗い印象が明るく演出されます。ホットタオルやマッサージで温めることで副交感神経が優位に、そしてアプリケーターなどでひんやりとした心地よい刺激を与えるのも交感神経が刺激され、自律神経のバランスが整い、血行が促進され、おすすめです。それによって、目もとをふっくらとさせる効果があるのです。皮膚が薄い分、強く押しすぎずに自分が心地よく感じる程度に刺激を与えることで、くっきりとした印象を与えるのに非常に有効です。



(3) 質の良い睡眠をとる

寝る前のデジタルデバイスから発せられるブルーライトは交感神経を優位にしてしまい、眠りが浅くなる原因になります。なるべく寝る1時間前から使用を控え、眠りの環境を整えることが非常に重要です、今まではゴールデンタイムと呼ばれる22時~2時に睡眠を取ることが推奨されてきましたが、寝始めてから3時間いかに熟睡できるかによって疲労回復を促す役割を持つ成長ホルモンの分泌が促進されます。

情報提供元: @Press