<性別>


<年代>


<居住地域>


▼見聞きしたうわさ・流言

国立大学法人東京大学(本部:東京都文京区)と株式会社サーベイリサーチセンター(本社:東京都荒川区)は、「大阪府北部地震(うわさ・流言)に関する調査」を実施しました。



画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/168396/LL_img_168396_1.png

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■調査の背景

2018年6月18日7時58分頃に発生した「大阪府北部地震」(最大震度6弱)において、地震発生後の近畿圏(京都府、大阪府、兵庫県、奈良県)でのうわさ・流言の拡がりの実態を探ることを目的として、調査を実施しました。





■調査結果のポイント

・うわさ・流言は主に「テレビ」と「Twitter」で拡散。「LINE」は主たる要因ではなかった。

「テレビ」、「Twitter」を媒介として、うわさ・流言が拡散されている。うわさ・流言を「LINE」で知ったという人は多くはない。SNSの中では、「Twitter」が最もうわさ・流言の拡散の要因となっていた。



・ライフラインや交通に関する流言は、拡がりやすかった。

人の生活に直結する、「断水」など、ライフラインや交通に関するうわさ・流言の他人への伝達率は高い。また、特に「箕面市全域の断水」のうわさ・流言は、見聞きした人の6割以上が信じていたことから、混乱をもたらしたことがわかる。





■調査概要

・調査地域:近畿圏(京都府、大阪府、兵庫県、奈良県)

・調査対象:調査地域に居住する20歳以上の男女個人

・調査方法:インターネット調査

・有効回答:800サンプル

・調査期間:2018年8月23日(木)~2018年8月29日(水)





■調査結果

▼対象者の属性

・性別

https://www.atpress.ne.jp/releases/168396/img_168396_1.png

・年代

https://www.atpress.ne.jp/releases/168396/img_168396_2.png

・居住地域

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▼見聞きしたうわさ・流言

「京セラドーム大阪の屋根に亀裂」「シマウマが逃げた」が2割近く



・大阪府北部地震発生後に広まったうわさ・流言を見聞きした人は3割以上となっている。

・見聞きしたうわさ・流言の具体的な内容は、「京セラドーム大阪の屋根に亀裂が入っている」「(動物園から)シマウマが逃げた」などとなっている。



見聞きしたうわさ・流言

https://www.atpress.ne.jp/releases/168396/img_168396_4.png



▼見聞きしたうわさ・流言の拡散要因

うわさ・流言を知った主なメディアは「テレビ」と「Twitter」



・いずれのうわさ・流言も、主に「テレビ」と「Twitter」から見聞きしている人が多い。シマウマが逃げた、京セラドーム大阪の屋根に亀裂、外国人が窃盗などの犯罪を引きこす、は「テレビ」が最も高く、阪急電車が脱線、京阪電車が脱線、箕面市の全域で断水、は「Twitter」が最も高くなっている。



見聞きしたうわさ・流言の拡散要因

https://www.atpress.ne.jp/releases/168396/img_168396_5.png



▼見聞きしたうわさ・流言の真偽の判断

「箕面市の全域で断水」のうわさ・流言は見聞きした人の6割以上が信じる



・箕面市の全域で断水といううわさ・流言を見聞きした人の6割以上が、そのうわさ・流言を「本当のことだと信じた」と答えている。以下、「本当のことだと信じた」割合の高いうわさ・流言は、阪急電車が脱線、外国人が窃盗などの犯罪を引き起こす、京阪電車が脱線の順となっている。

・箕面市の全域で断水、阪急電車が脱線、京阪電車が脱線といううわさ・流言を知ったメディアは、いずれも「Twitter」がトップであり、「Twitter」から入手したうわさ・流言も信憑性をもって受けとめられている場合がある。



見聞きしたうわさ・流言の真偽の判断

https://www.atpress.ne.jp/releases/168396/img_168396_6.png



▼見聞きしたうわさ・流言の他人への伝達

ライフラインや交通に関するうわさ・流言の他人への伝達率は高い



・京阪電車が脱線、阪急電車が脱線、箕面市の全域で断水、といったライフラインや交通に関するうわさ・流言では、見聞きしたうわさ・流言を、「家族・友人・知人」といった他人に伝えた割合が4割前後と高い。



見聞きしたうわさ・流言の他人への伝達

https://www.atpress.ne.jp/releases/168396/img_168396_7.png





■東京大学 大学院情報学環 総合防災情報研究センター 概要

・組織名 :東京大学 大学院情報学環 総合防災情報研究センター

・研究者 :関谷 直也

・所在地 :東京都文京区本郷7丁目3番1号

・連絡先 :naoya@iii.u-tokyo.ac.jp /03-5841-5924





■東京大学 大学院工学系研究科 廣井研究室 概要

・組織名: 東京大学 大学院工学系研究科 廣井研究室

・研究者: 廣井 悠

・所在地: 東京都文京区本郷7-3-1東京大学工学部14号館909号室





■株式会社サーベイリサーチセンター 概要

・組織名 : 株式会社サーベイリサーチセンター

・所在地 : 東京都荒川区西日暮里2丁目40番10号

・設立 : 1975(昭和50)年2月

・資本金 : 6,000万円

・年商 : 66億円(平成29年度)

・代表者 : 代表取締役 藤沢 昌樹、代表取締役副社長 長尾 健、

代表取締役副社長 石川 俊之

・社員数 : 社員231名、契約スタッフ429名 合計660名(平成30年3月1日現在)

・事業所 : 東京(本社)、札幌、盛岡、仙台、静岡、名古屋、大阪、岡山、

広島、高松、福岡、熊本、那覇

・所属団体: 公益財団法人日本世論調査協会

一般社団法人日本マーケティング・リサーチ協会(JMRA)

日本災害情報学会など

・その他 : ISO9001認証取得(2000年6月)

プライバシーマーク付与認定(2000年12月)

ISO20252認証取得(2010年10月)

ISO27001認証取得 (2015年11月)※

※認証区分及び認証範囲:

MR部が実施するインターネットリサーチサービスの企画及び提供

全国ネットワーク部が実施する世論・市場調査サービスの企画及び提供

・URL : https://www.surece.co.jp

(本調査結果については https://www.surece.co.jp/research/2666/ )

・連絡先 : 社会情報部 藁谷 峻太郎

wara_s@surece.co.jp/03-6826-5353





●調査結果の内容については無断転載・複製を禁じます。

●本調査は国立大学法人東京大学と株式会社サーベイリサーチセンターによる共同調査研究です。本文を引用される場合は、出典に「国立大学法人東京大学」及び「株式会社サーベイリサーチセンター」を明記してください。

●報道発表資料に記載している情報は、発表日時点のものです。

情報提供元: @Press