ICOM(International Council of Museums:国際博物館会議)は、ミュージアムの進歩発展を目的とした世界で唯一かつ最大の国際的非政府組織です。1946年に創設され、2016年には世界141か国と地域から37,000人のミュージアム関係者が、加入しています。本部はパリにあり、専門分野別に組織された30の国際委員会を中心に、国際的観点から博物館を取りまくさまざまな課題に取り組んでいます。
■「ICOM京都大会2019」とは
世界141の国と地域が参加する「国際博物館会議(ICOM)」の3年に1度の大会が2019年秋、京都市の国立京都国際会館を主会場として開かれます。日本では初開催。大会期間は、2019年9月1日~7日の約1週間。京都大会のテーマは「Museums as Cultural Hubs:the Future of Tradition(文化をつなぐミュージアム―伝統を未来へ―)」。基調講演、パネルディスカッションなど全体会議の他に、国際委員会ごとのセッションや、メイン会場から離れたオフサイトミーティング、見学ツアーなどを実施。開催地では、博物館や文化施設、地元行政の協力のもと様々な市民向けイベントも開催されます。