京都賞 ロゴ


カール・ダイセロス博士


柏原 正樹博士


ジョーン・ジョナス氏

公益財団法人稲盛財団(理事長:稲盛 和夫)は、2018年6月15日(金)、第34回(2018)京都賞の受賞者を発表しました。京都賞は、科学や文明の発展、また人類の精神的深化・高揚に著しく貢献した方々を讃える国際賞です。尚、2018年の京都賞より賞金額が5,000万円から1億円に増額されます。



画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/158929/LL_img_158929_1.png

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2018年の受賞者および授賞対象分野は次のとおりです。



■第34回(2018)京都賞受賞者

先端技術部門はスタンフォード大学教授およびハワード・ヒューズ医学研究所研究員のカール・ダイセロス博士、基礎科学部門は京都大学数理解析研究所特任教授の柏原 正樹博士、思想・芸術部門はマサチューセッツ工科大学名誉教授のジョーン・ジョナス氏の3氏が選ばれました。

カール・ダイセロス博士は、本賞史上最年少となる46歳での受賞となります。





■第34回(2018)京都賞の授賞対象分野

先端技術部門 バイオテクノロジー及びメディカルテクノロジー

基礎科学部門 数理科学(純粋数学を含む)

思想・芸術部門 美術(絵画・彫刻・工芸・建築・写真・デザイン等)



・授賞式は11月10日(土)に国立京都国際会館(京都市左京区)で開催し、受賞者にはディプロマ(賞状)、京都賞メダル(20K)および賞金1億円が贈られます。

・11月9日(金)より開催の「京都賞ウイーク」では、受賞者3名を錦秋の京都にお迎えし、9日(金)歓迎レセプション、10日(土)授賞式および晩餐会、11日(日)記念講演会、12日(月)ワークショップをはじめとしたさまざまな行事を予定しております。





■第34回(2018)京都賞受賞者の業績

<先端技術部門 授賞対象分野:バイオテクノロジー及びメディカルテクノロジー>

カール・ダイセロス博士 神経科学者/アメリカ(1971年11月18日生 46歳)

スタンフォード大学 教授、ハワード・ヒューズ医学研究所 研究員

[受賞者写真] https://www.atpress.ne.jp/releases/158929/img_158929_2.jpg



【光遺伝学の創成と因果関係を証明するシステム神経科学の展開】

緑藻類の光依存的イオンチャネルであるチャネルロドプシンに着目し、ミリ秒単位で神経活動を光で制御できる方法を開発し、新たな学問領域「光遺伝学(Optogenetics)」を創成した。これにより、システム神経科学に神経集団活動と脳機能の因果関係を証明可能とする方法論を与え、大きな変革を引き起こした。





<基礎科学部門 授賞対象分野:数理科学(純粋数学を含む)>

柏原 正樹博士 数学者/日本(1947年1月30日生 71歳)

京都大学数理解析研究所 特任教授

[受賞者写真] https://www.atpress.ne.jp/releases/158929/img_158929_3.jpg



【現代数学諸分野への多大な貢献:D加群の理論の基礎からの展開】

D加群の理論を確立し、代数解析学の構築に決定的な役割を果たした。特にその展開において、リーマン-ヒルベルト対応の確立と表現論への応用、結晶基底理論の構築をはじめとした多くの業績により数学の諸分野にわたって影響を与え、その発展に大きく貢献している。





<思想・芸術部門 授賞対象分野:美術(絵画・彫刻・工芸・建築・写真・デザイン等)>

ジョーン・ジョナス氏 美術家/アメリカ(1936年7月13日生 81歳)

マサチューセッツ工科大学 名誉教授

[受賞者写真] https://www.atpress.ne.jp/releases/158929/img_158929_4.jpg



【パフォーマンスとニューメディアを融合させた新しい芸術表現の先駆者であり、50年にわたり現代美術の最先端を走り続ける芸術家】

パフォーマンスとビデオアートを融合させた新しい表現形式を創始し、進化・洗練させることで現代美術の最先端を走り続けてきた。観る者に多様な解釈を許す迷宮的な作品によって、1960年代アヴァンギャルドの遺産をポストモダン芸術の枠組みへ発展的に継承し、後続世代へ多大な影響を与えてきた。



(年齢は2018年6月15日現在)





■稲盛財団公式ウェブサイトおよびSNSアカウント

稲盛財団公式サイト: https://www.inamori-f.or.jp

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情報提供元: @Press