A. 全体の1位は「レッド」で41.2%、年代別でも60代以上の世代以外はレッド。2018年のグッドカラー※でもあるレッドは「情熱」「リーダーシップ」「継承」の色であり、自分の中にある相手に対する情熱的な気持ちの他にも、相手にリーダーシップを発揮してグイグイと引っ張っていって欲しいという気持ちの現れとも考えられるかもしれません。各世代順位にバラつきがあるものの、2位3位に「ゴールド」「ピンク」が続いており、ゴールドがもつ色彩心理的な意味合いの「何かを成し遂げた時に感じる達成感」は、本命の相手に気持ちを伝えたいという意思とマッチします。ピンクがもつ「愛情」や「甘え」からは、相手に愛情を求める心や甘えたいという気持ちがうかがえるのではないでしょうか。
A. 全体の1位は「ブルー」で22.4%、年代別でも60代以上の世代以外はブルー。ブルーは「気持ちが落ち着く」色です。受け取った相手の恋愛感情を刺激しないという意味では、効果的な選択とも言えます。また、60代以外の各世代の3位にグリーンが入っています。グリーンは「バランス」「調整」の色です。人間関係を円滑にしたいという気持ちが現れているのかもしれません。また、グリーンの回答者の声の中には、チョコをもらえる人そうでない人を見極めて義理チョコを渡しているという意見もありバランスをとるグリーンの特徴が現れています。
A. レッドが1位。全体ではレッドが1位という結果が全体、各世代共に多いという点では本命チョコとほぼ結果が一致。また、ピンクも20代以下30代で2位、40代50代では1位と目立つ40代50代はピンクが先行していますが、自分が甘えさせてもらえることは少ないので、それがもらいたい色に表れているのかもしれません。また、自分の好きな色とホワイトデーにもらいたいラッピングカラーの一致率は、18.8%という意外な結果も出ました。好きな色ともらいたい色が、必ずしも一致しないという点は、贈り物を選ぶ際は相手がどう扱って欲しいかなどの心理も考慮が必要かもしれません。
A. 全体ではレッドが1位。1位のレッドが12.4%で、且つ8%以上の回答が7色もあり、とバラけた印象です。しかし世代ごとの分析結果では、世代の特徴が顕著に現れました。初対面の人への贈りたいラッピングカラーには、自分自身をどう見られたいか・思われたいかの心理が現れます。各世代別の結果を見ると、それぞれに特徴があります。20代のイエロー。イエローは子供の無邪気さと大人の不安とが入り交ざった複雑な色でもあります。自分の第一印象の見られ方に不安を感じているのかもしれません。30代のオレンジ。オレンジは交流の色。そして一人では寂しい色。人との温かみを重んじ、初対面からの繋がりを大切にする世代かもしれません。40代はグリーン、ピンク、アクアが同率1位。
A. 75%の人が贈り物やラッピングを選ぶ際にその色合いを重視。色合いを重視すると共にその色がもつ「イメージや意味合い」まで重視する人も半数を超えます。60代以外のほぼすべての人が贈り物やラッピングにおいて、その色合いを重視し、過半数の人が色のイメージや意味合いまで重視します。そして、ホワイトデーの質問でも触れましたが、好きな色ともらいたい色が必ずしも一致しないという2つの結果から、贈り物やラッピングを考える上で、色彩心理が及ぼす影響は極めて大きいことが示唆されました。また、60代以上のみが贈り物やラッピングを選ぶ際、その色合いを重視しない人が過半数を割るという結果となり、全体を通しても、60代以上の色彩に対する関心の薄さは顕著でした。