第四次産業革命を迎え2020年には200億を超えるIoT機器がインターネットやネットワークにつながるとされています。また、コネクテッドインダストリーズ(日本版インダストリー4.0)への積極的な取り組みが発表されるなど国策としての動きも進んでいます。一方、深刻なサイバーセキュリティの脅威が予測され、2016年5月に経済産業省が「IoTセキュリティガイドライン」を策定、2017年10月には総務省が「IoTセキュリティ総合対策」を発表しています。これに伴い、IoT機器の脆弱性への対応、よりセキュリティに配慮したシステム開発や品質管理の義務化を求める傾向が強まることで、今後は機能性や品質に加えて情報セキュリティを企画・設計段階から確保するための方策“Security by Design”がさらに重要になると見られています。