写真右から、石田社長、北出編集長、黒川社長

 毎日新聞出版株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:黒川 昭良)は、株式会社NHKグローバルメディアサービス(本社:東京都渋谷区、代表取締役:石田 研一、以下 NHKGメディア)と、2017年度から相撲専門誌「大相撲中継」を刊行することで合意しました。取材・編集をNHKGメディアが担当し、毎日新聞出版が版元となって発行・発売する業務提携で、誌名は「NHKGメディア 大相撲中継」。初号「夏場所展望号」は5月8日発売予定です。

 1928(昭和3)年から大相撲中継を担うNHK(当初はラジオ、テレビは1953年から)と、1909(明治42)年に始まった「大相撲優勝額」制度を引き継ぎ国技館に寄贈している毎日新聞。大相撲と縁の深い両グループ会社による初の業務提携で、それぞれの強みを生かしながら、「テレビ・ラジオ桟敷が10倍楽しくなるビジュアル情報誌」をキャッチフレーズに、新たな相撲ファン獲得を目指します。





■「NHKGメディア 大相撲中継」の特徴

 NHKグループが相撲専門誌を発行する目的は、第一に「相撲文化の普及」、第二にそのための「大相撲中継をより楽しんでいただく一助」です。今回、誌名を「大相撲中継」に戻すにあたり、本場所に足を運んでいただけるファンの皆さんはもとより、テレビやラジオで観戦されるファンの皆さんが、傍らに「ガイド役」がいるかのごとく、今までよりもっと大相撲中継を楽しんでいただける雑誌づくりを目指しました。



具体的には

▽中継アナウンサーが明かす舞台裏

▽NHKの中継スタッフが語る見どころ

 ―― などNHKオリジナルコンテンツの他



本場所に足を運べない方も、より臨場感や本場所の雰囲気を味わっていただけるよう

▽国技館ガイド

▽ちゃんこ名店巡り

 ―― などの周辺情報も充実します。



 また、写真は毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社などの協力を得て「砂かぶり」からの迫力ある写真も使い、臨場感あふれるビジュアルな誌面となります。

 さらに、創刊145年の毎日新聞、創刊95年の「サンデー毎日」という日本で最も歴史の長い新聞、週刊誌が持つ膨大なアーカイブも生かしながら、大相撲の歴史や名場面などのコーナーも充実させます。

 発行スケジュールは月刊で、本場所前の「展望号」と千秋楽後の「決算号」を交互に発行していきます。なお、誌名復活とはいえ手続き上は「新創刊」となるため、取次各社様の助言も受けながら、当初半年間は「サンデー毎日増刊」として発行します。





■初号「夏場所展望号」は ――

 NHK&毎日コンビでの初号となる「NHKGメディア 大相撲中継」夏場所展望号の巻頭特集は、やはり「稀勢の里」。“ケガを乗り越え3連覇なるか”親方衆やベテラン記者らの見方の他、医師の見解、また普段の暮らしの中で稀勢の里関を支える人びとの声などで多角的に分析します。

 さらに特別付録として、別冊オールカラーの「相撲人名鑑」を添付します。部屋別に、親方や所属力士はもとより、行司、床山など大相撲にかかわる約900人全員のプロフィールを顔写真付きで紹介する冊子。手元に置いて観戦すれば、「お、あの行司さんはこの人か」などと、より深く楽しめること間違いなし。展望号恒例の付録、別紙の「星取表」と併せて、2大付録で読者の満足度を高めます。





■編集長らの声

▽NHKGメディア・代表取締役 石田 研一

 40年以上にわたって大相撲を見つめ、活躍力士の取材を続けてきた伝統の大相撲雑誌が、再び「大相撲中継」の名前で当社と毎日新聞出版の手でスタートすることになりました。大相撲の中継を担うNHKグループの一員として全力で雑誌作りに取り組みます。



▽毎日新聞出版・代表取締役社長 黒川 昭良

 毎日新聞創刊145年、サンデー毎日創刊95年の節目の年、NHKグループの歴史ある雑誌「大相撲中継」を当社から発行できることは大きな喜びです。視聴率換算で3,000万人を超える大相撲ファンの皆さんに愛される雑誌作りに、当社としても全力を上げます。



▽NHKGメディア・編集長 北出 幸一

 「大相撲中継」の名前の通り、NHKの大相撲中継に寄り添い、お茶の間でテレビ・ラジオ観戦される皆様のお役に立つビジュアルな観戦ガイドを目指します。読みどころ、見どころ満載の当誌のご愛顧を、どうぞよろしくお願い申し上げます。





【ご参考】

▽NHKグループの相撲専門誌の歴史

 1975年に「グラフNHK別冊 テレビ観戦特集号」として創刊され、1999年から「NHK大相撲中継」のタイトルでNHKサービスセンターから発行されましたが、2011年 初場所展望号を最後に2年半にわたり休刊。その後、NHKGメディアは2013年6月から誌名を「NHKGメディア 大相撲ジャーナル」と改めて、当初はイースト・プレス社、2014年6月からはアプリスタイル社を版元として発行しましたが、2016年度末をもってアプリスタイル社からの発行を終え、誌名を再び「大相撲中継」として毎日新聞出版から刊行することになりました。

 なお、旧誌名の「大相撲ジャーナル」はアプリスタイル社が発行を続け、これで月刊の相撲専門誌はベースボール・マガジン社の「相撲」と、「大相撲ジャーナル」、「大相撲中継」の3誌になります。月刊相撲専門誌が3誌に戻るのは、2010年9月に読売新聞社が「相撲」を休刊して以降、7年ぶりとなります。





■会社概要

商号  : 毎日新聞出版株式会社

代表者 : 代表取締役社長 黒川 昭良

所在地 : 〒102-0074 東京都千代田区九段南1-6-17 千代田会館5階

設立  : 2015年4月1日

事業内容: 図書及び定期刊行物、電子出版物等の企画、製作、発行、販売

資本金 : 1,000万円

URL   : http://mainichibooks.com/
情報提供元: @Press