ジャズオルガンと言えば「ジミー・スミスとハモンドオルガン」とすぐさま想像してしまいますが、今ニューヨークを拠点に活動している、もっともファンキーなサウンドの女性オルガニストが敦賀明子です。2001年からニューヨークで演奏活動を開始、その卓越した音楽性を認められアルト・サクソホーンの巨匠、ルー・ドナルドソンのカルテットに参加し、「Queen of the Organ」と呼ばれました。
今回は、ジャズの本場ニューヨークに渡って16年間のさまざまな体験談やホットなニューヨークのジャズオルガン事情、そして多くのジャズメンとのセッションによるエピソード、また4月12日に発売される日米通算10枚目となる最新作「So Cute, So Bad(ソー・キュート、ソー・バッド)」や、前作「COMMENCEMENT(コメンスメント)」などのアルバムから演奏。各曲毎にハモンドオルガンの音色セッティング(ドローバーセッティング)についても解説を加えていきます。
独自の音楽性を認められ、ジャズ・ドラマーの大御所、グラディ・テイトのバンドに参加。のちにアルト・サクソホーンの巨匠、ルー・ドナルドソンのオルガニストに抜擢され、ステージ上では「Queen of the Organ」の名を持つ。2016年、米ダウンビート誌の人気投票オルガン部門で3位にランクイン。また、日米通算10枚目となるアルバム「So Cute, So Bad(ソー・キュート、ソー・バッド)」が2017年4月12日にSOMETHIN'COOLから発売予定。ニューヨークの一流ミュージシャンとの共演で培われたパワフルでファンキーな演奏でニューヨークのジャズを邁進中。