太陽の位置にあわせ、車両を傾けて充電を行う(2015年大会の様子)

工学院大学(学長:佐藤 光史、所在地:東京都新宿区/八王子市)のソーラーチームは、今秋、オーストラリアで開催される世界大会に向け、新車両の製作を進めています。同時に、チームのサポート企業である株式会社クリーンエナジージャパン(社長:井原 邦宣/所在地:神奈川県横浜市)と連携し、同社が開発したPV-MapEye:「仮想現実3D+時間軸を利用した太陽電池プラントの新施工技術」を用いて、8ヶ月後に迫るレースの戦略立案に取り組んでいます。

また、PV-MapEyeを利用するユーザー視点と、学生ならではの視点を活かしプロモーションにも協力。同技術を紹介する動画などをソーラーチームが作成し、PV EXPO 2017 国際 太陽電池展(2017年3月1日~3日開催)で公開します。



詳細URL: http://www.kogakuin.ac.jp/feature/curiosity/solar/index.html





【本件のポイント】

・新車両の製作と平行して、レース本番に向け、有力チーム分析やエネルギーマネージメントなどの戦略立案を開始。



・サポート企業と連携し、レース戦略立案に必要なものを準備する過程で、チームの組織力・企画力、技術力が向上。



・学生ならではの視点を活かし、PV-MapEyeを紹介するプロモーションに協力。チームが作成した動画などをPV EXPO 2017 国際 太陽電池展( http://www.pvexpo.jp/ )で公開。





【本件の概要】

部員200名超のチームは、車両をメインに扱う技術部(空力班、機械班、電気班、情報班、戦略班、デザイン班)、チームの広報全般を担い、社会貢献活動や産学連携の調整を手がける運営部(広報班、総合企画班)、会計全般を担当する財務部(財務・渉外班)に分類され、その役割を学生各々が担当しています。

レースはもちろん、社会貢献や産学連携に積極的に取り組むことで、チームの組織力・企画力・技術力等のレベルアップを目指し活動しています。この度、サポート企業であるクリーンエナジージャパンが開発したPV-MapEyeを駆使し、8ヶ月後に迫るレース戦略の立案に着手。同製品を用いたユーザーならではの視点を活かし、プロモーションにも協力しました。



太陽の位置にあわせ、車両を傾けて充電を行う(2015年大会の様子)

https://www.atpress.ne.jp/releases/122457/img_122457_1.jpg





【学生のコメント 学生リーダー:金城 義樹(大学院修士1年 機械工学専攻)】

“動く太陽電池”と言われるソーラーカーは、影や地形の影響を受けます。仮想現実の3D空間を利用した設計に、時間軸の日照・発電シミュレーションを取り入れた新しい4D設計は、ソーラーカー開発にも貢献できると考えます。サポート企業の方々や製品をとおし、モチベーションやコミュニケーション力、発想力などを学ぶことがあり、産学連携におけるこのような経験がチームの組織力を向上させると確信しています。



*PV-MapEyeとは・・・これまで、太陽電池プラント、メガソーラーの建設施工は、2D設計がベースのため、太陽パネルを平面的に並べるのみで、架台の性能や設置可否、および、高低差による影や発電の変化を考慮できませんでした。PV-MapEyeは「仮想現実3D」として地図上に図面を書き、時間軸を導入した日照や発電のシミュレーションからプラント設計を支援する4D設計を実現した新しい太陽電池プランの施工技術です。
情報提供元: @Press