今回の写真展では、日比遊一が制作したドキュメンタリー映画『A WEEKEND WITH MR.FRANK』の撮影時に、日比自身が撮った写真作品を一堂に公開・展示いたします。
<ドキュメンタリー映画『A WEEKEND WITH MR.FRANK』について>
『A WEEKEND WITH MR.FRANK』は、日比遊一が、邑元舎の編集者、故・元村和彦と世界的に有名な写真家ロバート・フランクが住むカナダ・ノバスコシアを訪れ、時間を共有する物語を描いた映画です。「THE AMERICANS」(1958年刊)で酷評を受け写真から距離を置いていた当時のロバート・フランクと共に写真集を制作し、スランプから救ったと言われる元村和彦の熱い思いと、2人の強い絆を日比遊一が描きます。写真集を作る情熱と美しさ、そして写真の素晴らしさを改めて感じることが出来る作品です。
この『A WEEKEND WITH MR.FRANK』シリーズは、唯一無二といっても過言ではない、貴重なシリーズです。会場では、今回世界初公開となる写真作品の販売のほか、貴重な写真集の販売も行います。
■写真展概要
名称 :KOBE 819 GALLERYリニューアル記念展企画 日比遊一写真展
“A WEEKEND WITH MR.FRANK”
会場 :KOBE 819 GALLERY
所在地 :〒650-0021 兵庫県神戸市中央区三宮町3-1-16
三星ビル3F 南室
アクセス:JR元町駅・阪神元町駅から徒歩3分
会期 :2017年2月25日(土)~3月5日(日)
休廊日 :2017年2月27日(月)
【日比遊一 Yuichi Hibi プロフィール】
映画監督兼写真家。愛知県名古屋市出身。ニューヨーク在住。
写真作品は世界各国の著名なコレクションに収蔵されている。米NYタイムズ紙は日比の写真作品を「夜景に映し出されたその“沈黙と孤独”は、瞑想によって達することの出来たエクスタシーのようなものを感じさせてくれる」と称した。映画監督としては、写真家で映像作家でもあるロバート・フランクのドキュメンタリー『A WEEKEND WITH MR.FRANK』を製作(編集、製作指揮は『未来を写した子どもたち』で2005年、米アカデミー賞ベスト・ドキュメンタリー部門を受賞したロス・カウフマンが担当)。
また2013年、長編プロジェクト『ROAD KILL』がカンヌ国際映画祭<アトリエ部門>にアメリカ代表として招待された。2014年には、長編映画『An Ornament of Faith』が完成。IFP(※)は本作を、2014年デビュー作の中のベスト25に選んだ。現在、演技の常識を変えたとされたコンスタンチン・スタニスラフスキーの“メソッド”の正体を探るドキュメンタリー『Method or Madness?』を撮影中。ニューヨークアクターズ・スタジオの初代メンバーでありスタジオと深い関わりを持つ俳優イーライ・ウォラック、映画監督のアーサー・ペンなどが既に出演している。