モンゴル・韓国


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CCIオフィスからの風景


CCIオフィス 1

「既成概念にとらわれないファイナンシャルサービスを目指す」をグループビジョンに掲げ、アジアで銀行業を中心にファイナンス事業を展開するJトラスト株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役社長:藤澤 信義、証券コード:8508)は、この度、韓国の株式会社DH貯蓄銀行(以下 DH貯蓄銀行)とモンゴルのファイナンス事業会社であるCapital Continent Investment NBFI(以下 「CCI」)の発行済み普通株式の全てを取得し、子会社化することを相次いで発表しました。

今回の買収により、Jトラストグループは今後、さらにアジアでのファイナンス事業拡大を加速し、アジアをベースとしたファイナンシャルグループとしての知名度を高めていきます。



Jトラスト: http://www.jt-corp.co.jp/





■DH貯蓄銀行の子会社化について

Jトラストグループは、2012年10月から韓国で貯蓄銀行業を展開しており、現在、JT親愛貯蓄銀行株式会社(以下 JT親愛貯蓄銀行)とJT貯蓄銀行株式会社(以下 JT貯蓄銀行)の2行を運営しています。

JT親愛貯蓄銀行は、韓国金融当局の承認を経て、ライセンスを取得し、破たんした株式会社未来貯蓄銀行の一部資産、負債を承継する形でスタートした銀行です。

またJT貯蓄銀行は、ロンドンを本拠地に世界でファイナンス事業を展開するスタンダードチャータードグループから買収した銀行であり、2行を合わせた営業資産規模は韓国貯蓄銀行業界79行中、ベスト5にランクインする規模にまで成長しています。

貯蓄銀行は営業エリアの制限があるが、今回、DH貯蓄銀行がJトラストグループに加わることで、韓国における貯蓄銀行の営業エリア計6エリアの内、5エリアをカバーすることになり、これまで以上に韓国全土に対する営業強化が可能となります。

また、釜山エリアの事業拠点が加わることで、Jトラストグループ傘下のJTキャピタルやTA資産管理の釜山エリア社員が効率的に活用できるようになることなどにより、グループ間シナジーが生まれ、グループの韓国金融事業全体のより一層の強化と効率化が図れます。



韓国金融事業を統括するJトラストの代表取締役専務 執行役員の千葉 信育は、

「韓国金融当局の承認が条件となるが、釜山エリアの貯蓄銀行を傘下に収めることにより、韓国のほぼ全エリアで我々のマーケティング力、審査力、債権管理力を発揮することができる。2012年の貯蓄銀行業スタートから4年で営業資産は約8倍にまで成長することができたが、今後、そのスピードは確実に加速することになる。」と自信を示し「このように成長できたのも適正に当社を評価してくださったお客様、韓国金融当局の方々をはじめ、関係各位のおかげであり、今後もコンプライアンスを重視し、韓国におけるあらゆる資金需要にお応えし、韓国経済の発展の一助となることで恩返ししたい」とコメントしています。





■CCIの子会社化について

Jトラストグループにとって初進出となるモンゴルでは、自動車ディーラーローンなどを取り扱う、ファイナンス事業会社のCCIを買収しました。CCIは、2014年3月に設立されたモンゴル国におけるファイナンス事業会社であり、ウランバートル市において営業展開しており、設立から2年半で貸付残高が約418百万円(2016年8月末)になるなど、着実に事業規模を拡大しています。

日本における貸付上限金利は20%、韓国は27.9%ですが、モンゴル国におけるファイナンス市場は上限金利に関する規制がなく、法人税が日本に比べて低いことなどから、ファイナンス事業会社にとって大きなメリットがある市場であるといえます。



Jトラストグループは2011年に韓国のファイナンス会社を買収し、その後、貯蓄銀行業に転換して韓国金融事業を拡大してきた経緯があり、今後、さらなるファイナンス事業の拡大が期待されます。

また、日本では過去に武富士や楽天株式会社からKCカードを、韓国では前述の通り、スタンダードチャータードグループから銀行やファイナンス事業会社を買収するなど、数多くの会社を傘下に収めてきた経験があり、それらの会社のあらゆるノウハウ、人材が結集していることが強みです。

それらのノウハウを活用し、「これまでに国内外で培ってきたファイナンス事業のノウハウをモンゴル国でも活かせると考えていること、また、日本で上場しているJトラストの子会社になることでCCIの信用力の更なる向上が図れることなどから、モンゴル国市場におけるCCIの一層の飛躍が期待できるものと判断した」と説明しています。





■Jトラストグループのアジアでの展開

JトラストグループのJトラストインドネシア銀行は、インドネシアで銀行業を展開しています。

当該銀行は、2008年のリーマンショックの影響で破たんした銀行であり、2014年11月にJトラストグループの一員となりました。現状は再生途中ですが、年内を目処にその再生手続きを終了させ、来年以降、利益を生む体質への生まれ変わりを目指しています。インドネシアは成長国であり、約2億5千5百万人の人口ボーナスを有し、銀行業を営む上での市場のポテンシャルは計り知れません。

また、Jトラストグループはタイの上場会社であるグループリース社と合弁会社となるグループリースファイナンスインドネシア(GLFI)を設立し、デジタルファイナンス事業(ITを駆使した、新しい形の割賦ファイナンス事業)をスタートさせました。このGLFIのファイナンスをJトラストインドネシア銀行が全て請け負っていきます。

Jトラストグループは、このインドネシアのGLFIの事業拡大と同時に、他のアジア成長国でのファイナンス事業進出も視野に入れて事業活動するなど、今後もアジアで活動規模を拡大してまいります。





○DH貯蓄銀行株式取得 詳細

https://www.atpress.ne.jp/releases/114164/att_114164_1.pdf



○CCI株式取得 詳細

https://www.atpress.ne.jp/releases/114164/att_114164_2.pdf





■会社概要

商号   : Jトラスト株式会社(東京証券取引所 市場第二部上場)

本社所在地: 〒105-0001

       東京都港区虎ノ門一丁目7番12号 虎ノ門ファーストガーデン

設立   : 1977(昭和52)年3月18日

代表   : 代表取締役社長 藤澤 信義

資本金  : 536億19百万円

URL    : http://www.jt-corp.co.jp/





※DH貯蓄銀行、CCIともに現地の金融当局の承認が条件となっています。
情報提供元: @Press