「数学甲子園2016」ロゴ
「数学甲子園2016」予選の様子
数学甲子園出場校数・出場チーム数の推移
「数学甲子園2015」優勝 神戸女学院高等学部「Primeチーム」
公益財団法人日本数学検定協会(所在地:東京都台東区、理事長:清水 静海)は、「数学甲子園2016(第9回全国数学選手権大会)」(後援:文部科学省、協力:JTBコーポレートセールス、東京電機大学)の予選を、2016年8月5日(金)から同月10日(水)の6日間、東京都・愛知県・大阪府のほか全13都道府県で行い、その結果、予選を突破した36チーム(31校159人)が決定いたしました。
「数学甲子園2016」本選出場校一覧
https://www.atpress.ne.jp/releases/110325/att_110325_1.pdf
「数学甲子園2016」公式ホームページ
http://www.su-gaku.net/events/koshien/
■全国で開催した予選には237校484チーム1,979人が参加
2016年の予選では、「実用数学技能検定」(数学検定)の準2級から2級(高校1年生から2年生)程度の問題20問(制限時間=60分)に、参加選手全員が挑戦しました。参加校・参加チーム数は、過去最多の237校484チーム1,979人(当初申し込み時から4校12チーム97人が辞退した最終値。昨年2015年は196校415チーム1,663人が参加)。その結果、各チームの平均点上位30チームと、全国6ブロックの各ブロック最上位6チームの合計36チームが、2016年9月18日(日)に東京で開催いたします本選への出場権を得ました。
■過去2年の優勝校は兵庫県勢、東京都勢の初優勝なるか
今大会での本選初出場は、全36チームのおよそ3割にあたる10校10チーム。また東京都からは、もっとも多い7校8チーム(うち本選初出場2校2チーム)が出場します。いまだ無冠の東京都勢が初優勝に手を伸ばすのか、あるいは過去2年連続で優勝している兵庫県勢がさらに記録を伸ばすのか、東西対決にも注目が集まります。
■今年も女子選手の活躍に注目
本選出場者159人中17人が女子(8校8チームから参加)で、全体のおよそ10%にあたります。また昨年2015年、女子高チームとして初めて優勝を飾った神戸女学院高等学部(兵庫県)は、今年も順当に本選進出を果たし、その連覇が期待されています。今年も、年々活躍がめだってきている女子選手から目が離せない大会になりそうです。
「数学甲子園」は全国の中学生・高校生・高専生が団体戦で数学力を競い合う大会で、今年度で9回めを迎えました。世界的にはSTEM(Science,Technology,Engineering and Mathematics)教育の推進が重要視され、国内でも次期教育課程で新科目「理数探究」(仮称)が高等学校に新設されるなど、理数教育の充実が指摘されるなか、中学・高校・高専生が一堂に会して数学力を競う本大会は必見です。
【数学甲子園とは】
本大会は、全国の中学校・高等学校・中高一貫教育校・高等専門学校の数学日本一を、チーム(3~5人)対抗戦によって決めるものです。本大会の特長は、単に数学の問題を解くだけではなく、自分たちで問題を創作し、その問題についてプレゼンテーションを行うなどの競技を通じて、「数学力」「創作力」「問題解決力」「チームワーク力」「プレゼンテーション力」を育むことにあります。
<歴代優勝校>
第1回(2008年) 愛知県立時習館高等学校(愛知県)
第2回(2009年) 愛知県立時習館高等学校(愛知県)
第3回(2010年) 福井県立藤島高等学校(福井県)
第4回(2011年) 明照学園樹徳中学校・高等学校 Aチーム(群馬県)
第5回(2012年) 海陽学園海陽中等教育学校 Dチーム(愛知県)
第6回(2013年) 東海高等学校 チーム今でしょ!(愛知県)
第7回(2014年) 灘高等学校 おめがチーム(兵庫県)
第8回(2015年) 神戸女学院高等学部 Primeチーム(兵庫県)
【「数学甲子園2016」開催要項】
大会名称 :数学甲子園2016(第9回全国数学選手権大会)
主催 :公益財団法人日本数学検定協会
後援 :文部科学省
協力 :株式会社JTBコーポレートセールス、東京電機大学
本選開催日:2016年9月18日(日)
本選会場 :ソラシティカンファレンスセンター ソラシティホール
(東京都千代田区)
賞 :○優勝(1チーム) 賞状、優勝カップ、優勝旗(数鷲旗)、メダル
○準優勝(1チーム) 賞状、記念楯、メダル
○敢闘賞(1チーム) 賞状、記念楯、メダル
○入賞(2チーム) 賞状、副賞
○特別賞(2チーム) 賞状、副賞
<チーム編成について>
○同一の中学校・高等学校・中高一貫教育校・高等専門学校(3年生まで)に在籍する生徒または学生で編成してください。学年構成や男女混成については問いません。
○1チームは3~5名で編成し、必ずチーム内でリーダーを1名選出してください。
○同一校から複数のチームが出場しても構いません。ただし、本選に出場できるチームは同一校から最大2チームとします。その際、中高一貫教育校は、中学校と高等学校を同一校とみなします。
【競技の流れ】
<予選>
競技内容:参加選手が個々に、問題20問を60分以内に解答します。
出題範囲:実用数学技能検定(数学検定)準2級・
2級程度の日本語表記問題を20問。
選抜方法:チームの平均点に基づいて36チームを選抜します。
※くわしい選抜方法については、
数学甲子園の公式ホームページをご覧ください。
<本選> ※今大会より本選のルールを一部変更いたしました。
●1st Stage
競技内容:チーム全員で、問題15問を40分以内に解答します。
出題範囲:15問(日本語表記問題10問、英語表記問題5問)。
(1) 数学検定2級程度の日本語表記問題を5問。
(2) 数学検定準1級程度の日本語表記問題を5問。
(3) 数学検定準2級・2級程度の英語表記問題を5問。
●2nd Stage
競技内容:チーム全員で、「課題テーマ」に沿った問題を創作し、
【Final Stage】で行うプレゼンテーション資料を
80分以内に作成します。
選抜方法:【1st Stage】と【2nd Stage】の合計得点の高い
5チームを選抜します。
●Final Stage
競技内容:【2nd Stage】で創作した問題について、
プレゼンテーションと質疑応答を行います。
評価方法:【2nd Stage】と【Final Stage】の合計得点が
もっとも高いチームを優勝といたします。
【実用数学技能検定について】
「実用数学技能検定」(後援=文部科学省)は、数学・算数の実用的な技能(計算・作図・表現・測定・整理・統計・証明)を測る記述式の検定で、公益財団法人日本数学検定協会が実施している全国レベルの実力・絶対評価システムです。おもに、数学領域である1級から5級までを「数学検定」と呼び、算数領域である6級から11級、かず・かたち検定までを「算数検定」と呼びます。第1回を実施した1992年には5,500人だった年間志願者数は、2006年以降は30万人を超え、実用数学技能検定を実施する学校や教育機関も16,000団体を超えました。以来、累計志願者数は500万人を突破しており、いまや数学・算数に関する検定のスタンダードとして進学・就職に必須の検定となっています。日本国内はもちろん、フィリピンやカンボジア、インドネシア、タイなどでも実施され(過去5年間でのべ20,000人以上)、海外でも高い評価を得ています。
※志願者数・実施校数はのべ数です。
【ビジネス数学検定について】
「ビジネス数学検定」は、ビジネスの現場で必要となる実用的な数学力・数学技能を測定する検定です。実務に即した数学力を5つの力(把握力・分析力・選択力・予測力・表現力)に分類し、ビジネスのシチュエーションを想定した問題で、これらの力の習熟度を測定します。インターネット上で受検できるWBT(Web Based Testing)方式を採用。2006年に第1回を実施し、現在では企業の採用試験や新人研修、管理職登用試験などに活用する事例も増加しています。
【法人概要】
法人名 : 公益財団法人 日本数学検定協会
所在地 : 〒110-0005 東京都台東区上野5-1-1 文昌堂ビル6階
理事長 : 清水 静海(帝京大学教育学部教授、
公益社団法人日本数学教育学会名誉会長)
会長 : 甘利 俊一(理化学研究所脳科学総合研究センター 特別顧問、
東京大学名誉教授)
設立 : 1999年7月15日
事業内容: (1) 数学に関する技能検定の実施、
技能度の顕彰及びその証明書の発行
(2) ビジネスにおける数学の検定及び研修等の実施
(3) 数学に関する出版物の刊行及び情報の提供
(4) 数学の普及啓発に関する事業
(5) その他この法人の目的を達成するために必要な事業
URL : http://www.su-gaku.net/
※「数検」「数検/数学検定」「数検/Suken」は当協会に専用使用権が認められています。
【数学甲子園に関するお問い合わせ先】
公益財団法人 日本数学検定協会
〒110-0005 東京都台東区上野5-1-1 文昌堂ビル6階
TEL : 03-5812-8340
FAX : 03-5812-8346
E-mail: koshien@su-gaku.net 情報提供元: @Press