本レポートは、NTT Com Security AG、Solutionary, Inc.、Dimension Data Holdings plc、NTT Data Inc.、NTTの研究所の協力を得て、NTT Innovation Institute, Inc.(NTT I3)がとりまとめた(*1)、2015年のITセキュリティに関わる脅威のグローバル全体でのトレンド、対策方法、関連技術などを伝えるレポートで、2016年5月18日に発表された英語版「2016 NTT Group Global Threat Intelligence Report」の全文日本語訳です。
今回のレポートでは、「Lockheed Martin(*4)サイバーキルチェーン(CKC)(*5)」をベースとした各フェーズにて、「Center for Internet Security(*6)」の「クリティカルセキュリティコントロール(*7)」による有効な対策を確立し、実用的なセキュリティ強化策のケーススタディを紹介しています。
*1:日本電信電話株式会社より2016年6月6日に報道発表されたように、セキュリティ専門会社としてNTTセキュリティ株式会社が設立され、NTT Com Security AG及びSolutionary, Inc.は同社に統合、NTTコミュニケーションズ及びDimension Data Holdings plc、NTT Innovation Institute, Inc.(NTT I3)の高度分析基盤、セキュリティ脅威情報、セキュリティ専門技術も集約し、2016年8月1日に事業開始予定です。( http://www.ntt.co.jp/news2016/1606/160606a.html )
*6:The Center for Internet Security(CIS)は米国の内国歳入法典第501条C項3号の規定に基づく非営利公益法人であり、公共および民間組織のサイバーセキュリティの備えと対策の強化を推進しています。業界と政府の強力なパートナーシップを活用し、CISは地球規模でのサイバーセキュリティの課題の進化と戦い、サイバー攻撃に対する迅速かつ効果的な防御を達成するためのキーとなるベストプラクティスを、組織が適用することを支援します。CISは、マルチステート情報共有分析センター(MS-ISAC)、CISセキュリティベンチマーク、およびCISクリティカルセキュリティコントロールを運営しています。( https://www.cisecurity.org/ )
*7:米国CIS(Center For Internet Security)が発行する、サイバー攻撃に対する推奨防御対策。