幅広い層を満足させる新潟県妙高市のロッテアライリゾートが、絶好のスキー・スノーボードシーズンを迎えた
日本有数の積雪量と極上のパウダースノーのゲレンデで知られる、新潟県妙高市のロッテアライリゾートが、絶好のスキー・スノーボードのシーズンを迎えた。実際に宿泊して、その充実した施設の魅力を体感した。
ロッテアライリゾートは、妙高山から海へと続く美しい自然が満喫できるロケーションに位置する、複合リゾート施設。「ワールドスキーアワード2020」の「日本ベストスキーリゾート部門」で本州のスキーリゾートとしては初めて最優秀賞を獲得。「2020スキーアジアアワード」では2年連続で4部門でアワードを受賞。さらには、「ミシュランガイド新潟2020特別版」で「極めて快適なホテル(Top Class Comfort)」として掲載された。
このようにロッテアライリゾートのスキー場とホテルは、国内外で高い評価を獲得しているのだ。記者が訪問した日は今季においてスキー場がオープンした直後だったが、早くもロッテアライリゾートのゲレンデを愛する人々が集結していた。
極上のパウダースノーのゲレンデ
ゲレンデの特徴は、「非圧雪ならではの極上パウダースノー」「5月まで滑れる、圧倒的な積雪量」など。非圧雪はスリリングなすべりが楽しめるため、中上級者向けというイメージがあるが、ロッテアライリゾートには初心者が楽しめるエリアも準備されている。
レンタルショップ「サロモンステーション」もあるので、手ぶらで行ってスキーやスノーボードを楽しむことも可能だ。リニューアルされてサロモンの新製品をレンタルできるようになった点にも注目していただきたい。
スキーヤーやスノーボーダーに支持されているロッテアライリゾートだが、それ以外の雪遊びを満喫することもできる。ソリやスノーラフティング、スノーシューなどなどが楽しめるエリア「HIZUME」があるので、小さな子どものいるファミリー層でも十分に楽しめるのだ。
ミシュランガイドお墨付きの快適ホテル
ロッテアライリゾートは、こうしたアクティブなレジャーをしない人にも愛されている。ミシュランガイドでのお墨付きを得たように、快適なホテルでの滞在自体を目的とした人たちもいるのだ。
記者が訪問した際にも、お年を召したご夫婦が宿泊していた。話を聞くと、以前はスキーや山登りを趣味にしていたが、今はのんびりとした旅を楽しんでいるそうで、今回の滞在も温泉を含めたホテルの施設が目当てだという。
その「星空温泉」は、地下1750メートルから湧き出る天然温泉。弱アルカリ性のお湯で体を癒せるだけでなく、名前どおり露天風呂では星空も鑑賞できて心も癒やされる。冬なら雪が降る中での入浴も可能で、季節ごとの風情が楽しめるのだ。
ロッテアライリゾートのホテルは、「ARAI(アライ)」「LODGE(ロッジ)」「CLUB(クラブ)」「NEST(ネスト)」という4棟に分かれている。比較的カジュアルなテイストのARAI、リッチで落ち着いたテイストのLODGE、CLUB、NESTといった感じで、雰囲気に違いはあるが、空間を贅沢に使っているという点は全棟共通。
LODGE、CLUB、NESTには、デラックスタイプの部屋も用意されている。掲載した写真は「デラックスクアドラプル」というタイプの部屋で、4名が泊まれるが、ベッドがそれぞれ1人用で半個室の寝室のためプライバシーが保たれるという特徴がある。仲間での旅行や、子どもが中学生高校生というファミリーでの旅行に向いているだろう。
どの棟に宿泊していても別の棟を自由に散策できるが、館内を歩いていて印象に残ったのは様々な場所にゆったりと過ごせるスペースが準備されていること。CLUBの1階には豪華な空間で自由に読書が楽しめる「ライブラリー」もあり、いつまででもくつろぐことができそうだ。
地元の美味しい料理やお酒も楽しめる
美味しい料理も、ロッテアライリゾートが高く評価される理由のひとつだ。ロッテアライリゾートには、洋食、和食、ステーキ、韓国料理などと様々なレストランがある。記者は「日本料理 あさ日」で夕食をいただいた。佐渡ヶ島でとれたのどぐろが食べられる日本海産焼き魚膳をチョイス。
美味しく焼かれたのどぐろはご飯にも合うが、お酒との相性もバッチリ。地元の日本酒を飲み比べできるセットも頼んでみた。君の井酒造、千代の光酒造、鮎正宗酒造という妙高の地酒が枡までなみなみと注がれていて、お酒好きにはうれしいかぎり。やや辛口、甘口、やや甘口と味わいがそれぞれ違うので、自分好みのお酒を探すのも楽しい。
そのほかの施設やアクティビティも充実している。室内の「プレイグラウンド」では、天候に左右されずボルダリングやトランポリンなどが楽しめる。屋外では全長1501メートルで最高時速80キロメートルの空中散歩「ジップツアー」といったアクティビティも楽しめるのだ。
2021年5月16日までは、17~22時という時間帯にはイルミネーションオブジェが飾られる「ライトパークス」が実施されるのも見逃せない。雪の中で色とりどりに輝くオブジェには幻想的な美しさがあった。
このように幅広い年齢層の人々、ファミリーやカップル、友達など、さまざまな人が楽しめるポテンシャルが、ロッテアライリゾートにある。実際に宿泊すると、そのことがしっかりと実感できた。
ロッテアライリゾートへは、自動車なら東京から約197分(新井スマートICから約10分)、鉄道なら東京から約150分(上越妙高駅から要予約の無料シャトルバスの送迎あり)、飛行機なら新潟空港から車で約120分。自然豊かで日常を忘れられる環境に、すぐアクセスできる点も大きな魅力だ。