参院懲罰委員会(鈴木宗男委員長)は21日午前、2022年7月の初当選後、一度も国会に登院していないNHK党のガーシー(東谷義和)参院議員に対する懲罰を、本人による「議場での陳謝」とすると決定した。22日の本会議で正式に決める。ガーシー氏が欠席を続けるなど懲罰に応じない場合は後日改めて懲罰委を開き、最も重い「除名」処分とする方向だ。

 参院議員に対する懲罰は、13年に許可を得ず北朝鮮を訪問したアントニオ猪木議員(日本維新の会)を30日間の登院停止処分として以来となる。ガーシー氏は当選後もアラブ首長国連邦(UAE)に滞在を続け、参院が尾辻秀久議長名で出席を促す「招状」を出した後も召集に応じなかったことから尾辻氏が10日、懲罰委に付託していた。【東久保逸夫】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 ガーシー氏への懲罰「議場での陳謝」に決定 応じなければ「除名」へ