防衛装備庁は9日、陸上自衛隊が使う次期装輪装甲車に、フィンランドのパトリア社製「AMV」を選定したと発表した。国内でライセンス生産される予定。  装輪装甲車は、防弾性能や機動性の高さを生かし、戦場での人員輸送などに使われる。現行の「96式装輪装甲車」の後継で、同庁は三菱重工業製の試作車両と比較した結果、価格や基本性能が優れるAMVに決めた。   調達台数は未定だが、防衛省は来年度予算の概算要求に29両分の取得費として約232億円を盛り込んだ。負傷者搬送や指揮通信に使う車両も製造する方針だ。(了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 次期装甲車、フィンランド社製を選定=国内ライセンス生産へ―防衛装備庁