エマニュエル駐日米大使は21日、東京都内で記者会見し、「経済にとって、安定した民主主義が何といっても重要だ」と述べ、米国への投資や日米間など民主主義国家同士の経済的連携を訴えた。  大使は、新型コロナウイルス禍から経済を再建する局面に入る前は、大きな利益を得るため投資家が米欧型でない比較的リスクの高い市場を探し求めたと指摘。その上で「もはや通用しない。ロシアや中国などで見られるように、政治不安や専制主義は最終的な利益にとってマイナスだ」と強調した。  また、「われわれは日本に信頼できるエネルギーを供給できる」とアピール。日本への液化天然ガス(LNG)の安定供給を保証するため米国が果たし得る役割を巡り、「活発な協議」が行われていると説明した。 【時事通信社】 〔写真説明〕記者会見するエマニュエル駐日米大使=21日午前、東京都千代田区
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 民主国家間の経済連携訴え=「中ロのような専制」利益生まず―米大使