愛知主婦刺殺も記録廃棄=「特別保存」とせず―名古屋家裁
時事通信社 2022年10月21日 11:46:46
神戸連続児童殺傷など少年事件の記録が廃棄されていた問題で、愛知県豊川市で2000年、17歳だった少年が主婦を刺殺した事件の記録も全て廃棄されていたことが21日、名古屋家裁への取材で分かった。史料価値が高いなどとして事実上、永久保存する「特別保存」の対象にしていなかったという。 事件では00年5月、豊川市の民家で主婦=当時(64)=が刺殺され、夫もけがをした。殺人などの容疑で逮捕された高校3年の少年は「人を殺す経験をしようと思った」などと供述。少年審判で家裁は医療少年院送致とする保護処分を決定した。 家裁によると、廃棄されたのは事件に関する全ての記録で、少年審判の処分決定書や当時の捜査資料などが含まれるとみられる。経緯は不明といい、担当者は「現在の特別保存の運用からすると、適切ではなかった」とコメントした。 (了)【時事通信社】
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