【北京時事】京セラ創業者の稲盛和夫氏が死去したことは、中国でも高い関心をもって伝えられた。中国メディアは30日、日本の報道を引用する形で相次いで速報。インターネット上には「好きな経営者だった」「尊敬していた」といった追悼コメントが並んだ。  中国共産党系の環球時報(電子版)は稲盛氏について、京セラを創業しただけでなく、経営破綻した日本航空も再建したと紹介。同氏に関する書籍は中国でも人気を集めたと指摘した。  稲盛氏は、松下電器産業(現パナソニック)創業者で、中国との関わりが深かった松下幸之助氏とともに人気の高い日本の経営者。現地メディアによると、稲盛氏の経営哲学は、通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)創業者の任正非氏や、電子商取引大手のアリババ集団創業者の馬雲(ジャック・マー)氏といった企業家に影響を与えたという。 【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 中国でも高い関心=現地メディア、相次ぎ速報―稲盛氏死去