友野は男子SP2位からの逆転優勝はならなかった。フリーで2度跳んだ4回転トーループは1本目でバランスを崩し、2本目は転倒。それでもSPに続いて自己ベストを更新し「僕の演技を出し切った」と言えた。 結果については「完敗で納得の順位」と受け止める一方で、頂点に強い意欲を示していただけに「今までに感じたことがない悔しさがある」とも口にした。そう思えたことは成長の証しでもあり、「新しいステージに登れてよかった。経験を次のシーズンに生かしていきたい」と前を向いた。 (ロンドン時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕男子で2位になった友野一希=23日、タリン(AFP時事)