常に未来を見据えた事業を展開し、「サステナビリティ・ファースト」を企業のフィロソフィーとして掲げる株式会社ユーグレナ。
同社はこのほど、サステナビリティをテーマにした文学の新ジャンル「SF(サステナビリティフィクション)小説」4作品を、公式HP内で公開しました。

公開を記念して開催された、「ユーグレナ SF小説 発表会」の内容をレポートします。

SF(サステナビリティフィクション)小説制作の背景や狙い
株式会社ユーグレナは元々、「バングラデシュの貧困問題を自分たちのテクノロジーサイエンスで解決したい」との思いからスタートしたそう。
実際に現在は、バングラデシュの給食がない子供たちに毎日1万食以上を提供するプロジェクトを実施しているそうです。

また、「会社の未来を決めるのは未来の世代であるべき」という考えから、18歳以下の人にCFO(最高未来責任者)という役職に就いてもらっているのだとか。

今回の「SF(サステナビリティフィクション)小説」も「サステナビリティを本気で実行する」という理念実現の一環で、「今から100年後、会社は、社会はどうなっているのか」、「未来のために今どうすればいいのか」を考えるきっかけになることを目標に掲げているそうです。

100年先の未来を描いたSF小説4作品を発表
今回の企画は、SF(サイエンスフィクション)小説に知見のある株式会社早川書房協力のもと、株式会社ユーグレナの経営陣4名が作家4名とコラボレーションすることで実現しました。

作品のうちの1つである「貧困の博物館」は、株式会社ユーグレナの代表取締役社長 出雲充さんと、ショートショート作家である田丸雅智さんがタッグを組んだ作品だそう。
貧困が滅んだ世界で、それでも残る「新たな貧困」について物語が展開されます。

4つの作品全てに共通して、「人類が健康に長く生き残るために何をするのか?」が描かれており、「サステナビリティ」という言葉の意味を深く考えさせられる作品です。

100年後どのような未来が訪れるのかを考えるトークセッション
発表会では、株式会社ユーグレナのCEO永田暁彦さん、10代の3代目CFO渡部翠さん、株式会社早川書房の塩澤悦浩さんによるトークセッションも開かれました。

「サステナビリティは100年後、どのように変化していくのか」との問いに、10代のCFO渡部さんは、
「今回の作品の中では人が苦しみから解放されており、こんな幸せな未来があったらいいなと思えた。実現に向けて、これから100年頑張りたい」
とコメント。

また「今、社会が変わらなければならないことは何か」という問いに、早川書房の塩澤さんは、
「時代の状況になんとなく合わせて生きてきたが、ユーグレナ社の人々と触れあう中で、『もっと主体的に未来のイメージを持って行動すべき』という意識が芽生えた」
と回答。

さらに株式会社ユーグレナのCEO永田さんは、
「サステナビリティを押し付けられるのではなく、もっと能動的に持続可能な未来へと進むよう、人々のイメージをポジティブに変えていく必要がある」
と語りました。

サステナビリティが具体的にどういうことか分からないという人でも、SF小説の形式であれば気軽に読めるはず。
4作品は期間限定で二子玉川 蔦屋家電にてパネル展示されるほか、実際に冊子を読むこともできるそうです。ぜひこの機会に手に取ってみてください。
情報提供元: WomanSmartLife
記事名:「 100年後の未来に向けて!サステナビリティがテーマの文学「SF(サステナビリティフィクション)小説」誕生