不調を抱えながらも医療機関への受診を躊躇する、現代女性たちの実情が明らかになりました。
20代女性の4人に3人が不調を自覚
調査の結果、心身の不調を感じる人は約6割、中でも20代女性で不調を自覚する人が増加しており、約4人に3人(74.3%)が不調を自覚していることが分かりました。
また、女性の83.3%が心身の調子がなんとなく悪い「なんとなく不調」を実感していると回答しました。
一方で、なんとなく不調があっても医師に相談したり病院へは行かないという人が7割以上という結果も出ています。
テレワークも出社も自由に選択できるのがベスト
コロナ禍以降増えたテレワークの働き方について、テレワークで働いた経験がある769人を対象に調査したところ、出勤かテレワークのどちらかを好むかは、ほぼ同率という結果に。
職場や立場によって、テレワークも出社も自由に選択できる働き方が望まれることが明らかになりました。
さらに、体調不良の日の働き方については、以前のような出社や出勤をした場合、苦労しそうとの回答がテレワーク中の女性で56.8%と高く、体調不良を感じやすい人はテレワークを望む傾向があることも分かりました。
婦人科医が指南「我慢しないで受診して!」
これらの調査結果を踏まえて、霞が関ビル診療所婦人科の丸山綾先生は、「女性はもともと環境変化の影響を受けやすいので注意が必要」と指摘します。
多くの女性はなんとなく不調を抱えながらも、自己判断で医師や病院への相談を躊躇ってしまう傾向があります。
丸山先生は、睡眠・食生活・運動習慣など生活習慣や生活リズムを整えることが前提としつつも、自分だけではコントロールできない場合は、医療機関への相談が大切だと言います。
医療機関を受診することで、隠れた病気がないかを確認することができるので、原因を見つけやすくなることもメリットだそう。
なんとなく不調のような病名がつかない症状であっても、対症療法や漢方薬などで症状を改善できる可能性があるので、医療機関への相談を選択肢の一つにしてみてはいかがでしょうか。 情報提供元: WomanSmartLife