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マレーシア留学には、アジア圏留学ならではのメリットが多く存在します。
ここでは、実際に筆者が10ヶ月の留学を通して感じたメリットを解説します。留学先選びの参考にしてみてください。
マレーシアは、アジア圏では珍しく多民族国家です。 多民族国家とは、文字通り多くの民族が共存する国 で、大雑把に分けると マレー系、中華系、インド系に分かれます。
人種が異なれば、宗教も食生活も異なりますが、お互いに喧嘩することなく、しっかり共存できている社会には驚かされてばかりでした。
日本以外の文化に触れてみたいという人には、 一国で多文化に触れられるマレーシアは非常におすすめ です。
マレーシアの物価は3分の1〜2分の1 と言われています。食費をみてみると1食あたり200円〜ととても安価です。食費以外の生活費も安く抑えることができます。
寮費は1万円〜3万円なので、 1ヶ月の生活費は4,5万円ほど。 学費も安く私立大学でも年間60万円〜、国立大学であれば年間30万円〜と日本の学費の半分程度です。
さらにマレーシアは3年で卒業できるので、 正規留学であれば100万円〜300万円で学位を取得 できます。
これは場所によって異なりますが、首都のクアラルンプールを除けば、日本人はまだ多くはありません。英語の学習を目的に留学する人も多いですよね。
留学先に日本人が多いと、つい日本語で話してしまい、せっかくの環境を無駄にしてしまいます。
あえて日本人が少ない地域を選ぶことで、英語を使わざるをえない環境に身を置いてみましょう。
前述のとおり、マレーシアは多民族国家です。人種によって使う言語もさまざまなので、英語以外の勉強をすることもできます。
日常的に使われる言語は、英語の他に マレー語、中国語、広東語、福建語、タミル語 です。
英語以外の言語も同時に勉強しているという人には、最適の環境ではないでしょうか?
他の国では、ここまで多くの言語に触れられる環境はなかなかありません。
もちろん、マレーシア留学もメリットばかりではありません。
人によっては、むしろデメリットの方が多いと感じてしまう人もいるようです。
マレーシアは多民族国家な上に、 イスラム教を国教 としています。そのため、日本では信じられないことが常識となっていることもあり、カルチャーショックを幾度となく経験することになるでしょう。
など、日本では想像もできないことが現地では当たり前とされています。
マレーシアは熱帯雨林気候なので、1年を通して高温多湿の気候です。そのため、食べ物はしっかり管理しないとすぐに腐ってしまいますし、すぐにコバエがたかってきます。
しかし、現地ではそれを当然のものとして、きれいにしようとしないお店も見受けられました。
また、生ゴミはそのままゴミ入れに捨てられるため、道端には悪臭が広がっていることも。
日本は世界一きれいな国と言われているので、 衛生面を気にする人はマレーシア留学には向いていないかもしれません。
マレーシアの英語はとても独特です。きれいな英語を話す人もいますが、 多くの人は自分の母語に影響を受けた訛りが強い英語を話します。
ある程度のリスニング力をつけて留学に臨んだつもりでしたが、最初の1ヶ月は何を言っているのかほぼ理解できませんでした。
オーストラリア人の友人も何を言っているのか分からなかったと言っていたので、彼らの英語がどれだけ独特なものかが窺えますね。
マレーシアの公用語はマレー語 です。そのため、国民全員がマレー語を話しますが、英語は全員が話せるわけではありません。
大学の授業は英語で行われるため、大学生は英語が話せますが、露店や屋台の店員の中には英語ができない人もいます。
せっかくなので、日常会話程度のマレー語を習得するいいきっかけになりますが、 英語だけを勉強したいという人にとっては、あまりいい環境ではない かもしれません。
マレーシア留学は、欧米圏の留学に比べて未知なことが多いと言えます。
そのため、マレーシア留学を考えているのであれば、必ずマレーシアについて事前にしっかり調べておきましょう。
日本にいるイスラム教徒の人口は、在日外国人含め10万人ほどと推定されています。人口比でわずか0.1%ほど。
日本人にとって、 イスラム教がいかに未知の世界であるか がこの数字からも想像できますね。
代表的なイスラム教の規律を挙げると、以下のようなものがあります。
上記はほんの一部で、もっとたくさんの規律が存在します。
イスラム教の生活について、事前に理解しておかないと現地の人に不快な思いをさせてしまう かもしれません。
「郷に入っては郷に従え。」 という言葉があります。この言葉の通りで、日本で当たり前のことが現地でも当たり前だと思ってはいけません。
あなたは、マレーシアという国に留学をさせてもらっている立場です。マレーシアという国の常識を尊重しましょう。
必ずしもすべての常識に従う必要はありませんが、少なくともその常識に対して、卑下したり貶したりしてはいけません。
今回は、マレーシア留学のメリットとデメリットを解説してきました。
どこの留学にしても必ずメリットとデメリットが存在します。マレーシアは異文化である分、その点がデメリットになりますが、それと同時に 他の国にはない貴重な体験 をすることができます。
メリットとデメリット双方をしっかり理解して、マレーシア留学を思いっきり楽しみましょう!
余暇プランナー
英語と旅行をこよなく愛するライター、とくじん。です。"You Only Live Once(人生一度きり)"をモットーに、 やりたいことをやってます。普段はゲストハウスの支配人。学生時代にはマレーシア留学経験あり。中学まで大の苦手だった英語を今では毎日使っています。みんなに英語の楽しさを知ってもらいたい! 留学や海外旅行の話、英語の勉強方法を共有して、誰かのお役に立てれば嬉しいです!