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宿題を制するものは夏休みを制する。夏休みをストレスなく過ごせるかは、宿題への取り組み方にもかかっています。
どんな宿題を出されるかは学校により異なりますが、ドリルやプリントなど毎日取り組む系の宿題が出されることは多いもの。毎日することを前提に出されている宿題は、量も比較的多めです。
この毎日取り組む系の宿題を楽にクリアするためのポイントは、 夏休み前に取り組み方やスケジュールをある程度決めておくこと 。
休み前に決めておくことで、第1日目の朝から好スタートをきっていくことができますよ。
毎日取り組む系の宿題は、続けているとだんだんモチベーションが下がってきてしまうもの。
初日は「すぐに終わらせるぞ!」なんて気合い満タンだったのに、2日、3日と経つごとにめんどくささが際立ってきて、いつの間にかやらなくなっていたり…。
そんな事態を防ぐのに力となってくれるのが、 ご褒美システム 。
お約束通りに決めたら、これを1つあげるねなど、親が負担にならない範囲で子どもが喜んでくれる報酬を用意します。
スタンプラリーだったりシールだったり・・・特に集める系のご褒美だと子どものやる気も継続しやすいですよ。
夏休み中の勉強は、昔からの通説通り、 朝の涼しいうちにささっと取り組んでしまう のが1番。
心身ともに元気がみなぎっていて、周囲もさほど騒がしくないため、深い集中で宿題に取り組むことができます。
遊んでから・・・となってしまうと、勉強へ向き合うハードルもより高くなってしまうもの。
朝のご飯や身支度を終えたら、まず宿題。短時間でいいので、この時間に集中して取り組む習慣がつくと、お母さんお父さんにツノが生える日数も減るはずです(笑)
朝に宿題をする習慣がついていても、どういう訳か気分が乗らない日もあるでしょう。大人でも毎日毎日同じ場所で同じことを続けるのは、なかなか難しいものがあったりしますものね。
そんな時は、 宿題をする場所を変えてみる という方法も効果的です。例えば、朝の涼しい時間帯なら、ベランダやお庭なんかもいいですよ。
夏の朝の清々しい空気を感じながらの勉強は、なかなかはかどります。
特に、いつもとは違った場所で行うと新鮮さが力となり、下降気味だったモチベーションがあがってくることも。場所も庭に限らず、他に良い場所がないかあれこれ試してみると良いですね。
夏休みの宿題では定番の読書感想文。取り組み方は学校によりバラバラなので、必須の課題ではないかもしれませんが、お子さんの学校が読書感想文の宿題を出す学校であるのなら、 夏休み前からの時期が鍵 です。
休み気分でどんどんダレてしまう前に、スタートダッシュで宿題を終わらせたいなら、 読書感想文を書く本を夏休み前に読み終えておく と、すぐ感想文作りに取り掛かれますよ。
一人で読書をするのが苦手なお子さんの場合には、寝る前のひと時などに親子で一緒に読むという方法もおすすめです。
本を読み進めながら感じたことは、 イラストやメモに残しておく と、感想文作りがよりスムーズになります。
絵を書くのが好きなお子さんは、スケッチブックなどに書いていくと、遊びの延長でより楽しめるのではないでしょうか。
あとで見返した時に、どんなシーンでどんなことを感じたのかが分かりやすくなります。
物語を読んだ感想を親子で話す のも、感じたことの整理に役立ちます。
僕は(私は)このシーンでこう思った、ママは(パパは)このシーンでこう思った、誰かと話すことで本の内容や感想もより明確になりますし、同じシーンでも自分と人とでは感じ方が違うなどの発見にも繋がり、より読書感想文を書きやすくなりますよ。
本の感想がある程度まとまっているのなら、 夏休みに入る前に書き始めてしまう のもありです。
お住まいの市町村や通っている学校により読書感想文で必要な作文用紙の枚数などは異なりますが、「最低何枚は書く必要がある」など、例年の傾向などからある程度分かるのであれば、夏休みに入るまで待つ必要はありません。
毎日の宿題に取り組むついでに、時間に余裕のある週末に・・・と、お子さんのやる気が乗っている時に、少しずつ書き進めておけば、夏休みに入った頃には読書感想文も出来上がりです。
夏休みの宿題で親も苦労するのが、自由研究。何に取り組むかテーマ決めから進行まで親も何かと関わって進める必要があったりして、頭を悩ませがちですよね。
毎年何をするか困ってしまうご家庭や、何かを作るのが苦手なご家庭などは、 手作り体験ができるスポットで取り組む と楽ちんです。
地元だけでなく、旅先の観光地にも「〇〇作り体験」などのお知らせがたくさん出ているかと思います。
参加費はかかりますが、材料を用意する手間もなく手慣れた講師の方のサポートの元できるので、親子揃って楽しみながら取り組めるのではないでしょうか。
自由研究を、調べ物に対する論文形式などにした場合には、 夏のお出かけと組み合わせる と楽ちんです。
例えば…「海にいる生き物を観察」というテーマなら水族館へお出かけして、涼しい水族館で観察しながらスケッチ、「太古の時代にいた生物を調べる」というテーマならば博物館へ行くなどなど。
バーベキューやキャンプついでに、といった方法もいいですね。
研究テーマも無限大。空、山、森、川、湖、牧場…遊びに行きながら宿題も進められて一石二鳥ですよ。
何か動く工作を作るというルールなどがある場合には、 作ったら遊べる工作などで調べて取り組む とよいですよ。
暑すぎてあまりお外にいけない時間帯は、涼しいお家で工作タイム。あれこれ作ってみて、その中からよくできたものを提出するという方法でもいいですね。
完成したらお子様も遊べるとなれば、一生懸命に作ってくれるのではないでしょうか。
長い夏休みの時間潰しにもなりますし、遊べる工作作りはおすすめです。
時間がたっぷりある夏休みに、タブレットなどで デジタルアート制作に挑戦して公募系の宿題に活用する のもおすすめです。
学校によっては「ポスターや標語などなにかひとつ公募する」といった宿題が出されることもありますよね。
一部の絵画コンクールなどでは、手書きの絵での応募のほか、デジタルアート形式での応募も受け付けているところも。
絵の具などを使用する場合、準備から後片付けまでなにかと手間ですが、デジタルアートならタブレットひとつ。ソファーでくつろぎながら、アート制作を完成させることができるので、親としても大助かりですよ。
毎年毎年ギリギリになって取り組んでいた宿題。ちょっとした工夫で、楽しみながらクリアさせることができます。
夏休み中に宿題終わるのかしら…などの心配も今年は無用!「宿題やりなさい!」とイライラすることもなく、笑顔の多い夏を過ごすことも可能です。
宿題問題とおさらばして、お子さんと素敵な夏をお過ごしください。
余暇プランナー
千葉県在住。ライターで男子3人の母でもあります。おでかけはもっぱら国内専門。旅行やドライブが大好きで観光情報ばかり追いかけている日々。どんな街なのか、何があるのか、地図をくまなく見ているのも好き。そのおかげで、おでかけプランを考えるのが、前よりほんの少し上達しました。記事を通して「ワクワクする時間」を増やす、お手伝いができたら嬉しいです。たくさんの”楽しい”を共有していきます。
【テーマ別】夏休みの宿題にもう悩まない!親子で取り組めるアイデア12選