- 週間ランキング
鮮やかなオレンジ色や黄色の花を咲かせるマリーゴールドは 開花時間が長く、長期間楽しむことができます。 花壇で育てられ観賞用はもちろんハーブティーとしても用いることができ、家庭用菜園としても人気の品種です。
聖母マリアの祭日にマリーゴールドがいつも咲いていたことから「聖母マリアの黄金の花」という意味でマリーゴールドと名付けられました。鮮やかな色味で明るいイメージがあるかと思いますが、花言葉は相対的で 「嫉妬」「絶望」「悲嘆」などのマイナスなワードが花言葉です。
マリーゴールドの花言葉の由来は諸説ありますが有名な言い伝えは、恋人のいる男性を好きになってしまった女性が嫉妬に狂い亡くなってしまいます。その女性はマリーゴールドとなって咲いたという言い伝えから、嫉妬や絶望などの花言葉が付けられたと言われます。
このことから、 マリーゴールドは悲恋の花とも言えるので、恋人への渡す花としては避けた方が良い でしょう。
マリーゴールドの開花時期は5月~11月頃で、 夏と秋に分けてうまく引き継ぐように育てれば約半年間も楽しむことができる品種 です。種まきをしてから1週間ほどで発芽し、ぐんぐんと育ってくれるので家庭菜園初心者でも育てやすく、畑でも花壇やプランターでも元気に花を咲かせるでしょう。
また、マリーゴールドは多くの品種がありますが大きく分けると
の3種類に分類されます。
日本名では千寿菊(センジュギク)と呼ばれ、日本に最初に入ってきました。 大輪でボリュームがある ので華やかなアフリカン・マリーゴールドは多くの人から親しまれている品種です。
草丈は30㎝からなんと2mまでも成長する一年草で、 暑さにも強いので夏にもよく咲きます。
日本名では紅黄草(コウオウソウ)と名付けられ、万寿菊(マンジュギク)や孔雀草(クジャクソウ)とも呼ばれています。 草丈は15~30㎝と畑でもプランターでも育てやすい大きさです。 黄、橙、赤、茶と多彩で食用や食品の着色としても用いられます。
咲き方も 一重咲きや八重咲きとバリエーションも豊富 で開花時期も長いため、家庭菜園でも人気の品種です。
細葉孔雀草(ホソバクジャクソウ)の日本名を持ち、 小柄で一重咲きが多く比較的涼しい環境を好みます。
また、ほかの品種と比べて花弁が4~5枚と少ないのも特徴で、丸い一般的なマリーゴールドとは違った見た目をしています。葉も繊細で、よく生い茂ります。
「千寿菊」や「万寿菊」など開花期間が長く命が長いという意味で名前がつけられるほど、マリーゴールドは開花を長く楽しむことができます。
また、 防虫効果もあるので他の植物と寄せ植えすることで互いに良い影響を与える「コンパニオンプランツ」としても活躍 します。華やかに花壇などを彩り、丈夫で育てやすいので初心者でもおすすめです。
まずは家庭菜園で大切な土づくりから始めましょう。マリーゴールドは水はけの良い土を好むので、水はけの良さを意識して土作りをします。
植え付けの1~2週間前に赤玉土と腐葉土を7:3の割合で混ぜ合わせ、寝かせておきます。 畑では肥料は植え付け時に与えれば十分ですが、花壇などの場合はリン酸の多い肥料を追肥しておくと安心です。
種から育てるのも良いですが、苗からの植え付けが管理も簡単なのでおすすめしています。 畑でも花壇でも日当たりが良く、風通しの良い場所を選びましょう。 水は土が乾いたら与えて下さい。
植え付け時に肥料を与えておけば、その後に追肥など与えなくても元気に育ってくれるでしょう。 育ちが気になるようでしたら、重なった花や萎れた花を摘み取る「花柄摘み」や、成長しすぎた葉や花を切り取る「切り戻し」を行うと見栄えも良くなり、病気の防止にもなります。
初夏から咲き始め、夏の暑さにも耐えますが、フレンチ・マリーゴールドは30℃以上になると咲きにくくなり、アフリカン・マリーゴールドは高温でも咲き続けるなど品種によって咲き方など差が出てきます。
同じマリーゴールドといってもいくつかの品種を育て比べてみてその個性を観察するのも楽しいかもしれませんね。
ムラサキツユクサは高さが30~80㎝になる常緑多年草です。 とても強靱で、夏の暑さにも冬の寒さにも耐えます。
茎の長さと対照的で花は紫色の3弁花で小ぶりで可愛らしく、 朝の涼しい時間帯に咲いて昼にはしぼみ、次の日も同じように朝咲いて昼にはしぼむを繰り返します 。
しかし、雨が降るなど比較的涼しい日は夕方まで開花を楽しむことができます。
どこかしっとりとした美しい雰囲気のムラサキツユクサの花言葉は「ひとときの幸せ」「尊敬しています」です。 朝に咲いて昼にはしぼんでしまうムラサキツユクサの咲き方から 「ひとときの幸せ」が由来したとも言われています。
「尊敬しています」は 力強く何度も花を咲かせる様子から 付けられました。また、「尊敬しているが恋愛ではない」の花言葉も存在しており、ムラサキツユクサの青い花色が聖母マリアの衣服と同じ色であることに関係していると言われています。
ムラサキツユクサは恋愛よりも尊敬する人への花言葉ですね。
春頃に植え付け、5月~9月には花を咲かせます。とても強い花なので 熱い日差しの下でも、日陰など寒い場所でも花を咲かせます。
しかし、植物なのでずっと日差しの下に置いておくよりも数時間でも太陽光に当ててあげると元気に育ちやすいでしょう。
葉の垂れる様子が趣のあるムラサキツユクサは海外から来た品種ですが、日本の庭園にもよくマッチする品種です。 強く、本当に手がかかることなく 開花を楽しむことができます。
ムラサキツユクサは土を選びません! 乾燥した土でも湿り気のある土でも平気です。日向から日陰まで対応できるので場所も選ばず、何ならコンクリートの間からも芽を出すのです。
畑で育てる場合は特に 肥料も必要ありません。 自ら種を落として自然に増えたりもしますが、もちろん株分けでも増えます。種や苗は近くのホームセンターや家庭菜園専門店、もしくはネットで販売しているので確認してみましょう。
ムラサキツユクサは放任でOKです。土は特に選ばず植えてそのまま、 肥料も必要なし、水やりも必要なしです。 手入れもせずに、 本当にそのまま放っておいても元気に育ってくれます。
筆者の庭にも咲いていますが、自然にどこからか種が飛んできたのです。何もせず放置していましたが、現在は毎朝可愛らしい花をたくさん咲かせてくれます。
強いて言うなら、鉢植えやプランターなどで育てる場合は 水はけの良い土に植え、水は成長期に湿りすぎない程度に 与え肥料も元気がなければ与えるようにしましょう。
いかがだったでしょうか。マリーゴールドとムラサキツユクサを紹介しました。夏の花といえばひまわりというイメージがあるかと思いますが、 マリーゴールドとムラサキツユクサも猛暑の夏でも耐えてくれる丈夫な花なので育てやすいのも特徴です。
ひまわりの元気さを楽しむのも良いですが、マリーゴールドの愛らしさやムラサキツユクサの大人っぽさもこの夏に取り入れてみてはいかがでしょうか。
余暇プランナー
緑に囲まれた田舎住み。田舎しか勝たん。休日は畑やったり、ゆっくり家族と過ごすのが好き。旅行は好きなので国内・海外いろいろ行っちゃってます。雪国育ちだけど将来の夢は南国でずっと夏を過ごすこと。難しく考えず、ゆったりとリラックスした気分で読める記事を目指しています。知識をたくさん取り込んで、たくさん発信します。