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お砂場遊びには主に4つの効果があります。
さらさらの砂は気持ちいいですよね。
それに水を加えると、だんだん固さが変わってきます。お団子が作れるくらいの固さ、お城が作れるくらいの固さ、トンネルが掘れるくらいの固さ。
そしてドロドロにしたら美味しいシェイクの出来上がり♪
このように、 砂は水によって自由自在に感触が変わります 。
そしてその固さの状態によって、子どもはさまざまな手の使い方をします。
砂をすくったり、握ったり、指先だけを使ったり、手のひら全体を使ったり、両手を使ったり、力加減を調整したり…。
いくつもの異なる手の使い方が自然にできるようになるのです。
そして、お砂場遊びでは スコップやバケツ、ザル、じょうろなどの道具を使います 。
スコップひとつでも、砂をすくう、のせる、積む、固める、掘る、削る、降らせるなどの多くの手の動きがあります。
このように、 さまざまな手の使い方をし、さまざまな道具を使うことによって、手指の発達を促し手先が器用になる のです。
お砂場遊びはあまり動かないイメージがあります。しかし、実はさまざまな体の動きをしています。
「立つ」「座る」はもちろん、「持つ」「掘る」「運ぶ」など手先だけではなく全身を使った動きです。
また、足場の悪い砂場で姿勢を維持したり砂を運んだりするため、平衡感覚も養われます。
お砂場遊びは、基本的にもくもくと何かを作りますよね。この 「もくもく」が、集中力 です。
砂は、積み木やブロックと違い形が定まりにくいものです。
自分の理想のお団子やお城を作るには、 しっかりと目の前の砂と向き合う集中力、崩れても投げ出さず挑戦する忍耐力が必要 になります。
公園にあるいくつもの遊具。
その中で、ブランコは「こぐ」、ジャングルジムは「登る」、すべり台は「すべる」、ターザンロープは「アーアアー♪」など、使い方が決まっているものがほとんどです。
しかし、 お砂場の遊び方は十人十色 。 与えられた遊び方ではなく、自分から生み出す力 が養われるのです。
ここでは実際に体験して、「ここのお砂場良かったな」「便利だったな」と感じたポイントをご紹介します。
当然と言っちゃ当然なのですが、大事なのが 「広さ」 。
お砂場遊びをする時は、スコップやバケツなどのおもちゃを持って行くことが多いです。
子どもはおもちゃを広げます。広げる気が無くても、遊んでいるうちに勝手に広がります。
そしてお山や川などを作るには、予想以上に スペースを必要 とします。
そう。お砂場では、ひとりひとりのテリトリーを意外と広く使うのです。
なので、お砂場が狭いとすぐにギュウギュウになってしまい、順番待ちになることも。
10回乗ったら交代のブランコとは違い、お砂場の順番待ちは難易度が高いです。
もちろん譲り合うことも大切な社会勉強ですが、みんなで のびのびとお砂場遊びを楽しむために は、やはり「広さ」が必要なのです。
衛生面の観点から、 手をすぐに洗えること、目に砂が入ったときにすぐに洗い流せることが大切 です。
お砂場遊びをしていると必ず欲するのがお水。しかし、お砂場の近くに水道が設置されていない公園もあります。
「水道が遠くても別にいいじゃない」そう思ったそこのあなた。お砂場で川を作るのに、何回くらい水道を往復すると思いますか?
川にさせるには結構な量の水が必要です。無情にも、砂はあれよあれよと水を浸み込むからです。
また、おもちゃのバケツは小さいです。その分何回も水道に行かなくてはいけません。
2歳くらいのお子さんだとまだ蛇口をひねることができないので、親も一緒に行く必要があります。
想像してください。これを数十メートルの距離、何十往復もすることを…。そのため、 数メートルの範囲内に水道が無いとツラい のです(親が)。
子どもが1人で集中して遊んでいる時は、親はベンチで休みましょう。ずっとしゃがんでいるのもけっこう疲れます。
ベンチがお砂場のすぐそばにあると、地味~にありがたいのです。
夏場は熱中症に気を付けましょう。お砂場遊びは、夢中になってついつい長居をしてしまいがち。
自分では気が付かないうちに、暑さに体力を奪われていきます。
大きな木の木陰になっていたり、屋根があったりするお砂場だと安心です。
安全にお砂場遊びを楽しむために、いくつかの注意点をご紹介します。
思うがままに思いっきり遊ばせるのがお砂場遊び。
当然服は汚れます。
そのため、 汚れても良い服 を着せましょう。
2歳半くらいまでのお子さんには、下記のような 砂場着(プレイウエア) もおすすめです。
お砂場遊びセットがあるとさらに遊びの幅が広がります。基本的に バケツ・スコップ・じょうろ・熊手 があると良いでしょう。
可愛いじょうろとワンワンとうーたんの型抜きがポイント。初めてのお砂場遊びにおすすめです。
どこのお砂場に行っても必ず一家族は持っている、という定番のセット。シンプルながら必要なものはすべて揃っています。
20点ものおもちゃが入ったユニークなお砂場セット。ダンプカーに水車、舟やお城のセットなどワクワクのアイテムが盛りだくさん。
収納袋付なのも嬉しいポイントです。
①②は収納袋付ではありませんが、小さめの洗濯カゴなどを収納袋として代用する方法もありますよ♪
また、子どもは砂をざくざく豪快に掘ります。スコップの強度など気にしません。
筆者の経験ですが、安価で買ったおもちゃのスコップはすぐに柄とスコップ面の間の部分が割れてしまいました。
お砂場遊びのおもちゃ(特にスコップ)は、強度が命 です。
お砂場遊びはしたいけれど、真夏の炎天下や極寒の公園には行きたくないもの。
ならば、 お家でお砂場遊び はいかがですか?実は今、ウッドデッキやベランダにお砂場を作る方も多いようです。
簡易的なお砂場であれば簡単に作れます よ。
以上です。
夏に使う 折り畳みのプール を使うものもおすすめ。もちろん 既成のお砂場ケース を買うのも良いでしょう。
砂は重いので、ネットで購入して届けてもらうと楽ちん です。
お砂場に使われる主な砂は3種類。お好みの砂を選んでください。
「キネティックサンド」:飛び散りにくく手が汚れにくい。
https://www.rangs.jp/c/educational/kinetic-sand
「ホワイトサンド」:真っ白で粒子が細かくサラサラ。
https://www.whitesand.jp/
「抗菌砂」:抗菌加工がされた砂なので衛生面で安心。保育園や幼稚園などで多く使用されている。
https://www.monotaro.com/s/q-%E6%8A%97%E8%8F%8C%20%E7%A0%82/?disp=1
いかがでしたか?子どもがみんな夢中になる魅力的なお砂場遊びの世界。
公園で家で、ぜひ楽しんで下さい。
余暇プランナー
元々都会育ちですが、登山にハマったのを機に長野県に移住しました。里山暮らしを家族4人で楽しんでます!登山やキャンプが趣味。テントを張って自然の中でダラダラするのが好きです。森の中で昼間から飲むお酒とか最高ですよね。旅も好きで、独身時代にはカナディアンロッキーをバンで寝泊りしながら、山を巡る旅をしたりしました。
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