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ワンポイント刺繍とは、その名の通り服や小物にワンポイントで刺す小さな刺繍のことです。
子供の幼稚園グッズやお洋服の胸元、ハンカチなどに小さく刺繍するだけで、無地の小物でも一気に華やかになります。普段使っている何気ない小物も、自分で縫った刺繍が施されていると思うとオリジナリティーが出て愛着も湧いてくるものです。お子さんがいる方は、失くしもの防止の目印にもなりますよ。
今回の記事では、 刺繍初心者の方でも1〜2時間で縫うことができる簡単なワンポイント刺繍をご紹介 します。
ワンポイント刺繍を刺すために必要なものは以下のとおりです。
ワンポイント刺繍をするには、図案を写したり下書きを描くためのペンが必要になってきます。アイロンやドライヤーなどの熱で消えるペンや水で濡らすと消えるペンなどを使用しましょう。
その他のアイテムについては、こちらの記事を参考にしてみてください。
https://www.veltra.com/jp/yokka/article/embroidery-stitch-for-beginners/?sid=1554
小さなワンポイント刺繍は、あまり派手になりすぎないさりげない可愛さが特徴。普段使っているものに取り入れても馴染んでくれます。
ここでは、そんな ワンポイント刺繍の活用例を5つご紹介 します。
いちばん取り入れやすいのが、 ハンカチへの刺繍 です。分厚いタオル地への刺繍は縫い目が埋もれてしまいやすく難しいですが、薄手のハンカチならとても刺しやすいです。ただ、ハンカチは裏表が見えるものなので、裏面の処理はきちんとするようにしましょう。
刺繍が施されたマスク を装着した人を見かけると、とてもおしゃれでつい目で追ってしまいます。自分の好きなモチーフを刺しておくだけで、つらい風邪や花粉症の季節も少しは明るい気持ちで過ごせるかもしれません。
胸元にワンポイント刺繍が施されたブラウスやカーディガン はよく服屋さんで売っていますよね。ただ、刺繍が入っているだけで洋服は少し高くなってしまうものです。
無地の服を買ってきて、そこに自分で刺繍をすることによって値段も安く抑えられますし、なにより 世界でたった一枚のオリジナルの洋服 を着ることができるだなんて素敵だと思いませんか?
子供のグッズ向けに売られているワッペンやアップリケをよく見かけますが、ちょっとしたひと手間で自分でも同じような刺繍を刺すことができます。 子供の好きな動物やキャラクターを好きな色で 刺してあげると、きっと喜んでくれると思います。イニシャルを一緒に刺すことで失くしもの防止にもなりますよ。
刺したいものが見つかったところで、早速ワンポイント刺繍を縫っていきましょう。
今回は、お花やハートなどの可愛らしいものから、葉っぱや星など好き嫌いなく使えるものまで用意しました。明確な図案はないので、それぞれアレンジしながら刺してみてくださいね。
刺繍枠に布をセットしたら、図案を描きます。
お花 の刺繍はさまざまな刺し方がありますが、今回はレゼーデージーステッチを使ったとても簡単なものをご紹介します。
レゼーデージーステッチで花びらを8枚刺したら、中央にフレンチノットステッチで花芯を刺して完成です。
色違いやサイズ違いでいくつか刺してみても可愛いですよ。
バックステッチで茎を、サテンステッチで 葉っぱ を表現しました。
サテンステッチを刺すときは、適当に図案を埋めるのではなく、葉脈を意識しながら刺すと綺麗に仕上がります。同じ要領で、形の違う葉っぱや四葉のクローバーなども刺すことができます。
サテンステッチで ハート を刺しました。
ぷっくり可愛く仕上げるために、下糸は多めに入れています。
ハートは誰でも描ける簡単な図案ですが、その分アレンジの幅も広いです。ただハート型に沿ってアウトラインステッチを縫うだけでも立派な作品になりますよ。
ツヤツヤのサテンステッチで 輝く星 を表現しました。
星の図案を5つに分割して刺すことで、綺麗に仕上がります。今回は黄色い刺繍糸で刺していますが、金糸や銀糸を使うとピカピカしてとても綺麗です。
ただ、メタリックの糸は扱いが少し難しいので、初心者さんは練習が必要かもしれません。
4本どりの太めのアウトラインステッチで リボン の形に刺しました。
リボンの中心は小さなストレートステッチで縫い留めていますが、ビーズやパールを刺しても可愛いです。
さくらんぼ の実の部分はぷっくりとしたサテンステッチで表現し、柄はアウトラインステッチ、葉っぱははレゼーデージーステッチで表現しました。
愛らしいさくらんぼは子供のグッズでも人気のモチーフですよね。ワッペンやアップリケが売っているところをよく見かけますが、ちょっとしたひと手間で自分でも刺すことができるんです。
6つのワンポイント刺繍が刺し終わりました。
水に濡らして図案を消したら完成です!
いかがでしたでしょうか? お気に入りのワンポイント刺繍は見つかりましたか?
自分で刺繍の図案を描くのはなかなか難しいですが、小さいものだったら意外と簡単に思いつくような気がしませんか?
これから刺繍を始めたいけれど、いまいちやる気が起きないという方や、立派な作品を作らないとと気負ってしまっている人にこそ、小さなワンポイント刺繍をおすすめします。 自分の小物や子供のお洋服に刺して、ぜひ刺繍のぬくもりを身近に感じてみてください。
きっと、これまで何気なく使っていたアイテムが 特別な宝物 になりますよ。
余暇プランナー
針仕事をしながらお茶を飲むのが日々の癒し。 ビーズやスパンコールでキラキラなフランスのオートクチュール刺繍に魅せられて、そこからリボン刺繍やフランス刺繍にも手を出し…、手芸用品を見るとついつい財布の紐が緩んでしまうのが悩みの今日この頃。 不器用でも初心者でもハンドメイドを楽しめる、そんな記事を発信していきたいと思っております!
【ハンドメイド】不器用さんでも簡単! 小物をアレンジ♪ ワンポイント刺繍