みなさん「コーヒーの木を育てて自家製コーヒーを飲みたい」と思ったことはありませんか?

もちろん、豆を収穫しなくてもコーヒーの木は観葉植物として、インテリアにおすすめです。

この記事は「コーヒーの木の育て方と実を収穫して発芽させる方法」をまとめました。

それではどうぞ。


コーヒーの木がよく育つ環境


コーヒーの木って、どんな所で栽培されているか知っていますか?コーヒーの木は、赤道を中心に南北25度のコーヒーベルトと呼ばれる、世界約70ヵ国で栽培されています。

コーヒの木は、暑すぎるのも寒すぎるのも苦手です。

年間平均気温は、約15℃~24℃、標高約800m~1500mの比較的緩やかな傾斜で育てられています。


私のイメージでは、コーヒーの木はブラジルなど「暑い」ところで育ててるイメージでした。

しかし、実際は「暖かい」「涼しい」場所でよく育つんですね。


ちなみに、コーヒーの木の花言葉は「

一緒にやすみましょう

」です。


コーヒーの木を上手に育てる方法


コーヒーの木を上手に育てるポイントは、次の通りです。


場所


コーヒーの木を育てる場所は、明るい日陰が適しています。直射日光が当たると葉焼けを起こして、茶色くなってしまいます。

特に、夏の直射日光では、すぐに焼けてしまいます。

遮光するなどの工夫をしましょう。


土づくり


コーヒーの木に適している土は、水はけのよい土です。市販の観葉植物用の土、もしくは自分で配合します。おすすめは「赤玉土6:ピートモス2:バーミキュライト2」または「鹿沼土2:腐葉土3:バーミキュライト5」です。


植え替え


毎年、コーヒーの木の鉢を一回りずつ大きくして植え替えをします。

一回り大きな鉢に植え替えすることで、成長を促します。鉢をいっきに大きくした方が、植え替える回数が減り便利だと思うかもしれません。しかし、鉢が大きすぎると水持ちが良すぎて、酸素が欠乏する可能性があります。そのため「

一回り大きな鉢

」がポイントです。


植え替えは、4月~6月の暖かい時期が適しています。植え替えの時は、必ず新しい土を使いましょう。


水やり


水やりは、春から夏にかけてはしっかりとあげます。冬はあげすぎると、根腐れをすることがあるので、基本的には不要です。あげる場合は、土の乾きを確かめ、暖かい朝にあげるようにします。「かわいいから」と水をあげすぎると、弱ってしまいます。


水やりのポイントは「ギリギリまであげない」ことです。

厳しめに管理することで、丈夫に育ちます。コーヒーの木は、水が切れてくると葉が垂れ下がってくるので、目安になります。少しくらい水が足りなくても枯れませんが、根腐れを起こしてしまうと復活できません。観察しながら水やりをしましょう。


冬越し


コーヒーの木は、寒さに弱いので外で越冬できません。

冬は室内に取り込みましょう。

室内でも、夜の窓辺は冷えるので注意してくださいね。


コーヒーの実を収穫したい!種をまいて発芽させる方法


私は、コーヒーの木を4年程育てています。初めて買ったコーヒーの木は、小さな苗木でした。冬に水をあげすぎて、根腐れで枯らしてしまったことを覚えています。


今、育てているコーヒーの木は、比較的大きく育ったものを購入しました。そして、実をつけて赤くなっています。


実から種を収穫して、発芽させ、いずれ収穫したコーヒー豆で自家製コーヒーを飲みたいと思っています。


そこで、

コーヒーの実を収穫して、種を発芽させる方法

を調べてみました。


  1. 花が咲いてから、約9ヶ月で実がなる。実がなったら、実のの中にある種をとる。種は赤く熟した実からとる。

  2. 実の皮をむいて、種をきれいに洗う。

  3. 赤玉土に種の大きさと同程度の穴をあけ、種を埋める。

  4. 気温は、15℃以上を保つように管理する。

  5. 数か月で発芽する。葉が完全に開いたら、別の鉢に移して(鉢上げ)育てる。


種をまいてから、約3年で成木になります。その後、花が咲いてから約9ヶ月後に実がなるので、豆の収穫までは約4年かかります。私のように、

豆の収穫が目的の場合は、最初から大きなコーヒーの木を購入することをおすすめします。


また、コーヒーの木は春から秋に、新しい葉をどんどん展開して成長するんです。この成長期に肥料を与えると、より大きく育てられます。肥料は、液体肥料を10日に1回または、緩効性肥料を与えます。冬は、肥料焼けしてしまうことがあるので、控えましょう。


あと大切なことは、病害虫対策です。

コーヒーの木を屋外で育てていて、乾燥するとハダニやカイガラムシが発生しやすくなります。カイガラムシは、発生してしまうと取り除くことが困難です。発生したらこまめに取り除くしかありませんが、発生しないように予防することが大切です。


強すぎない日光にあて、風通しをよくします。また、葉に水をかける(葉水)と、水分が苦手なハダニやカイガラムシの予防になります。

葉水をすると、葉がイキイキするので、私もうれしくなります。


以上で「

自家製コーヒーを作りたい!コーヒーの木を育ててみよう

」でした。


まとめると次の通りです。


  • コーヒーの木は、暑すぎるのも寒すぎるのも苦手。年間平均気温は、約15℃~24℃、標高約800m~1500mの比較的緩やかな傾斜で育てられている。

  • コーヒーの木を育てる場所は、明るい日陰が適している。直射日光が当たると葉焼けを起こしてしまう。

  • コーヒーの木に適している土は、水はけのよい土。市販の観葉植物用の土、もしくは自分で配合する。おすすめは「赤玉土6:ピートモス2:バーミキュライト2」または「鹿沼土2:腐葉土3:バーミキュライト5」

  • 毎年、コーヒーの木の鉢を一回りずつ大きくして植え替えをする。植え替えは、4月~6月の暖かい時期に行い、必ず新しい土を使う。

  • 水やりは、春から夏にかけてはしっかりとあげる。冬はあげすぎると、根腐れをすることがあり、基本的には不要。あげる場合は、土の乾きを確かめ暖かい朝にあげる。

  • コーヒーの木は寒さに弱いので、冬は室内に取り込む。室内でも、夜の窓辺は冷えるので注意する。

  • コーヒーの木は、乾燥するとハダニやカイガラムシが発生しやすくなる。カイガラムシは発生してしまうと、取り除くことが困難なため予防する。強すぎない日光にあて、風通しをよくし、葉水する。


ぜひ、おしゃれなコーヒーの木を育ててみてくださいね。葉の魅力だけでなく、花や実がなる楽しみももれなく付いてきます。


それでは、また会いましょう。


mimo

余暇プランナー

東海地方在住、ライターのmimoです。趣味はガーデニングと読書、「晴耕雨読」はまさに理想の生活。
ただ、器用ではないため、植物を何度も枯らしています。それでも続けるのはガーデニングには魅力がいっぱいだからです。
ガーデニングのおもしろさや奥深さを発信することで、みんなの暮らしがちょっとだけ楽しくなりますように。

自家製コーヒーを作りたい!観葉植物としてもおすすめのコーヒーの木を育ててみよう

情報提供元: YOKKA
記事名:「 自家製コーヒーを作りたい!観葉植物としてもおすすめのコーヒーの木を育ててみよう