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まずは今やっている自分の勉強を思い返してみてください。普段の勉強やテスト前、テキストの問題を解くだけで満足してしまっていませんか?
量をこなすことも大切ですが、まずは自分ができていないところを正確に分析するのが大事です。まずはノートに書きこむ上で大事なことをご紹介していきます。
特に受験勉強の時に陥りがちな罠ですが、問題を解くときのテキストを厳選する必要はそこまでありません。学校のテキストでも近所の本屋に売っている問題集でもなんでも構いませんが、 自分の知識や読解力を確認するためのテキストを一冊用意できればよい です。
中学校の試験勉強なら、各学校の教科書に準拠したワークが販売しているので迷ったらそれがおすすめ。高校生は長文用と文法用2冊を購入しておきましょう。解答があるなら学校で配布されたものでも大丈夫です。
初めてやる単元や慣れていない文法をやるときは、いきなり問題を解いても意味が分からないことがあります。そんなときは、 自分でノートに以下の情報をまとめておくとよいでしょう 。
問題の最中に理解できていなければ戻って確認してもよいですが、「解説を読みながら問題を解く」のだけはNG。読むだけ読んで分かった気になってしまわないよう、 分からなかったところはしっかりノートにまとめる癖 をつけてください。
文法事項をまとめたり、問題を解いたりといった作業はあくまで準備。ノート作りの本番は解き直しです。
丸付けが終わったら間違えた問題にチェックを入れて解き直してみましょう。何ができていなかったのか、必要な知識はなんだったのかをノートにまとめられるとよいです。
解き直しを作っていると分からないことだらけだし、自分ができていないところが多すぎてやる気がなくなる…というのもあるあるですよね。しかし、できていない問題が多いことは必ずしも悪いことではありません。
きちんと分析すれば課題がはっきりしてくるので、最初は慣れなくてもあきらめずに最後までやってみてください。 どうしても一人では分からないところがあれば、身近な先生や友達に聞いてメモしても大丈夫です。
英語の問題でミスする原因 はたいていこの3つのうちどれかです。
まずは自分が間違えた原因がどれなのかを考えて、知らなかった情報をメモしてみましょう。文法と単語は分かりやすいと思いますが、それ以外に「単語は分かるのに日本語訳が書けない」という場合は文構造が分かっていないことが多いです。英語は一部の例外を除いて必ず主語と動詞があるので、文構造を意識してノートにメモしてみるとよいでしょう。
以下は私の書いた直しノートの例です。書き方が分からないときのお手本にしてみてください。
ノートを4分割して単語を書くノートを作るのが単語力向上のコツ。まめな人は別のノートを用意しても構いませんし、私は問題用ノートの反対側を単語リストにしていました。
片面1ページを縦に4分割して2列ごとに日本語・英語を並べて書き、ある程度埋まってきたら単語を3回くらい書いて覚えましょう。 ある程度覚えたなと思ったら英語の部分を隠してスペルテスト。書けなかった単語には付箋か消えるペンで印をつけておいてください。
その場でもう一度印のついた単語だけ練習して、数日以内にもう一度解いて反復するのがおすすめの単語練習方法です。
長文読解の場合も基本的なやり方は文法問題と同じ。ミスの原因は本文か選択肢の読み違えですので、どこを間違えているか自分で考えてみて、探せなかった根拠を見つけてみてください。
解答なども参照して 正答の根拠が分かったらそこを1文~2文書き写して日本語訳 。知らない単語や上手く訳せない文法が出てきたら、上で紹介したやり方と同じように調べてメモしておくとよいでしょう。
読解の基礎力に自信がなければ、本文を全て日本語訳するのも一つの手。時間と根気がいりますが、確実に実力をつけることができます。
分かりやすいノートを書くためには、気を付けるべきことが何点かあります。 最終的には自分のしっくりくる形でやるのが一番 ですが、これからやるぞ!という方は、まずは注意点を確認してから書いてみるようにしてください。
問題を解くときは答え合わせさえできればいいので記号だけでも構いませんが、 解き直しをするときはなるべく全文書きましょう 。その下に日本語訳まで付け足すようにするとなおよし。
慣れてきたら「ここは単語が分からなかっただけだから全文は書かず単語の意味だけメモしよう」「この問題は主語を把握できていなかったから文構造まで書いておこう」など、情報の取捨選択をしてみると効率的で良いノートが作れますよ。
分かりやすいノートとなるといろんな色を使ってキレイにまとめてみたくなりますが、あまりたくさんの色は使いすぎないようにするのがポイント。 黒と合わせて2~3色くらいが最適 です。
まず初めに「 単語は青、日本語訳は赤で線を引いてメモを取る 」などのルールを自分の中で決めて、項目ごとに色でパッと見分けがつくようにすると後から見ても分かりやすいのでおすすめ。
見やすいノートとは、必ずしも字をキレイにという意味ではありません。もちろん最低限自分が読めるように、提出予定があるなら誰が見ても何を書いているか分かる字で書くことは重要ですが、必要以上にゆっくり丁寧に書きすぎないようにしましょう。
特に最初は間違え直しをするにも量が多くて時間がかかります。丁寧に書きすぎて途中で心が折れてしまった…ということにならないよう注意してください。
ノートに分かりやすくまとめるのはそこまで難しくはありませんが、すぐに効果が出るわけではありません。大切なのは、日々の勉強でしっかりと積み重ねることです。
分からないところを一つ一つまとめて理解する力があれば、どんな人でも成績をあげることができます。ノート作りもただ「こなす」だけではなく、自分で理解できているか確かめながら進めるよう心がけましょう。
分かりやすいノート・成績の上がるノートを書くためには、丁寧すぎる必要はありません。字は読めればキレイより早いほうが重要ですし、色はたくさん使うよりむしろ2・3色で見やすくまとめたほうがよいです。
キレイに書くのは苦手だから…とあきらめず、ぜひこのノート術を実践してみてください。
余暇プランナー
大学卒業後、個人指導塾に就職。仕事のかたわら女性アイドルのライブ鑑賞のため全国を駆け回っている塾講師兼ライターです。海外(特にヨーロッパ)に行くのも大好き。中学生高校生の勉強と安く楽しい旅行のコツなら任せてください!