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野菜の正しい保存方法は?
野菜の正しい保存方法を聞かれて答える自信はありますか?よく知らないという人が多いのではないのでしょうか。
特に旬の野菜などは多く収穫できたり、人から貰ったり、あるいは安売りなどで大量に手に入りやすいです。 せっかく手に入れた作物なので腐らせるのはもったいないですし、長く保たせたいですよね。 それぞれ野菜の正しい保存方法を知っていると知らないでは大きく違います。
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長く保存できる
野菜は放っておくとみずみずさがなくなってしまったり、しなびてしまったりと、作物なので環境に影響を受けやすいです。 野菜が快適だと思えるような状態で保存しておくと長く保たせることができるでしょう。
採れたての味をいつも楽しめるように
上手に保存してあげると長期間保存できるだけではなく、野菜の味も保ったまま楽しむこともできるのが嬉しいですね。採れたての味わいだけでなく シャキシャキとした新鮮な食感やみずみずしさなども失わずにに保存できます。
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野菜の特徴を知ろう
野菜の保存方法といっても野菜によって好みの環境は違います。暑さが苦手だったり、寒さが苦手だったり、湿度が高い状況が快適だったり、反対に乾燥を好んだりと快適な環境は野菜によって違います。家庭栽培と似ていますね。 最適な栽培方法があると同様に、野菜の種類によって最適な保存方法があるのです。
白菜の保存方法
白菜などの 葉物は地上で育ち上に向かって成長するので、保存時も立てた状態で置いておくと長持ちします。 また、乾燥が苦手なので新聞紙やキッチンペーパーで包んで乾燥を防ぐことも大切です。
常温での保存方法
- 常温保存の場合はカットしない状態で保存してください。白菜の底の茎の部分に爪楊枝など3~4本刺します。刺すことで茎が成長するのを止め、 葉の栄養を吸い取られてしまうのを防ぐ効果があるのです。 イカの活け締めのように新鮮さを保つ効果があります。
- 白菜全体をキッチンペーパーや新聞紙で包み、さらに袋に入れて口をしっかり縛りましょう。立たせた状態で涼しい場所に置けば冬場なら1ヶ月は保存することができます。
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冷蔵庫での保存方法
- 冷蔵保存の場合、1/2や1/4にカットされた状態の白菜でも保存できます。カット面から元気が無くなってくるので、 空気に触れないようにしっかりとラップをしましょう。
- カットした 芯の部分にも縦方向に切れ目を入れておくと成長を止め、 葉の養分が芯に奪われるのを防いでくれます。
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冷凍庫での保存方法
- 冷凍保存する場合は食べやすい大きさにカットしましょう。 冷凍はカットした野菜に向いている保存方法です。
- ジッパー付き保存袋に入れてそのまま冷凍庫に保存してください。約1ヶ月ほど保存ができます。
たまねぎ
たまねぎは毎日使うという家庭も多いのではないでしょうか。毎日使っていても、たくさんあると保存方法に困ってしまいますよね。
たまねぎは冷蔵や冷凍の保存もできますが、 常温での保存がおすすめです。 また、たまねぎにキズがついて痛んでいたり、芽が伸びている場合は保存にせずになるべく速く調理するようにしましょう。
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常温での保存方法
- 湿気の原因になってしまうので、 たまねぎに付いている土や汚れはキッチンペーパーか乾いた布で拭き取ります。
- かごやネットに入れ、 直射日光の当たらない風通しの良い場所で保存してください。 そのまま吊せる場所があれば尚良いです。紐で結んで吊す保存方法もありますが、かごやネットに入れるのが簡単でおすすめです。ストッキングでも代用できるので試してみてください。
冷蔵庫での保存方法
夏場や梅雨など、 暑く湿気がこもりやすい時季は冷蔵保存が安全です。
- カットはせずまるごとの場合、常温保存と同様に表面の汚れを落とします。新聞紙、もしくはキッチンペーパーでひとつひとつ包み、保存袋に入れて冷蔵庫の野菜室に入れれば完了です。 包んだ紙が湿ってきたら必ず取り替えるようにしてください。
- カット済みを冷蔵保存の場合は皮付きの場合はカット部分のみにラップ、皮が剥かれている場合は全体にラップをして たまねぎの水分を逃さないようにしましょう。
- そのままジッパー付きの保存袋に入れて冷蔵庫に保管します。保存期間は3~4日程なので早めに消費しましょう。
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冷凍庫での保存方法
- 冷凍庫での保存の場合はスライスやカットしておきましょう。1ヶ月ほど保存可能で、使用する際は解凍する必要なく、 そのまま調理などで使うことができます。
- タマネギをスライスした場合は使いやすい量に分けてラップに包みます。そのままジッパー付きの保存袋に入れて完了です。みじん切りの場合はジッパー付きの保存袋に平らに入れて保存します。 使用する時に好きな量を割って使えるので便利ですよ。
野菜に合った保存方法で
野菜は正しく保存すれば長く保たせることができ、また味や食感も収穫したてを楽しむことができます。
野菜の保存方法は栽培のと同様にそれぞれ好みが違いますし、快適だと思える環境を提供してあげるのがポイントです。 難しい作業は必要ありませんので、正しく保存して美味しい野菜を長く楽しんでください。
大塚なつこ
余暇プランナー
緑に囲まれた田舎住み。田舎しか勝たん。休日は畑やったり、ゆっくり家族と過ごすのが好き。旅行は好きなので国内・海外いろいろ行っちゃってます。雪国育ちだけど将来の夢は南国でずっと夏を過ごすこと。難しく考えず、ゆったりとリラックスした気分で読める記事を目指しています。知識をたくさん取り込んで、たくさん発信します。
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情報提供元: YOKKA