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園芸店に足を運んでも、種類が多すぎて何を植えたら良いのか分からなくなる…なんてことがありますよね。そんな時には、 4つのポイントを基準にして選んでみるのがおすすめ です!
最初の1鉢には、 一年草がおすすめ です。
園芸店にならんでいる花苗には、一年草と多年草(宿根草)の大きく分けて2つの種類があります。
一年草というのは、春に種を蒔いたら夏〜秋にかけて花が咲き、種を落として冬に枯れる、といった、一年サイクルの草花のこと。代表的な花として、 パンジー、ビオラ、ひまわりなど があります。
多年草(宿根草)というのは、花が終わると休眠し、地上部を枯らしながら越冬、翌年また咲いてくれるという種類です。
毎年咲いてくれるのは魅力的ですが、開花後も管理をし続ける必要があります。 一年草なら、開花が終わったら次のシーズンの花を植えることが出来ますよ!
園芸店に並んでいる苗は、成長途中の小さな苗がほとんどです。 草丈を知らずに植えてしまうと巨大化してしまい、手に追えなくなる…なんてことも。
最終的にどの位の大きさになるのか、購入前に確認しておきましょう。
確認方法は4つです。
確実なのは、店員さんに聞くことです。手入れの仕方や成長後はどのくらいの大きさになるかなど聞いてみると、詳しく教えてくれますよ!
園芸店には、 2種類の開花苗が売られているのをご存知ですか?
の2種類です。
例えば3月下旬頃に園芸店に行くと、
が一緒に並んでいることもしばしば。
ややこしいですね。(笑)
短期間、お試しで植えたい!ということならば、今シーズンの苗を。長期でお世話をしてみたいならば、来シーズンの苗を。
開花時期は店頭のポップに書いてあることが多いので、確認してみてくださいね。
花には、直射日光が好きな花と苦手な花があります。
例えば、「木漏れ日程度の日差しが入る玄関先に、鉢植えを置きたい」と考えているのであれば、
と表記のある花がおすすめ。育てやすく、開花を長く楽しむことができます。
確認方法は草丈の時と同じく、
です。日照条件が合わなくても良いから育ててみたい!ということであれば、お迎えしちゃいましょう!(私も良くやります。)
ただし、
など、成育に悪影響が出る可能性があります。そんな時には、日中は日当たりの良い場所に移動、朝晩のみ、玄関先に鉢を移動させる、といった工夫をすると良いですよ。
植えてみたい花が決まったら、花に合う鉢を購入しましょう。鉢にも色々な種類がありますが、 どんな花にも合わせやすいのは、シンプルな素焼き鉢です。
ほとんどのホームセンター・園芸店で取り扱いがあります。素焼き鉢は排水性・通気性に優れているため、草花に向いていますよ。
色味も薄いベージュカラーからレンガのような濃い茶色まで、バリエーションが豊富!使っていくうちに自然な汚れがつき、鉢が育っていく様子も楽しめますよ。
ただし、衝撃が加わると割れてしまう可能性が高いので扱いには気をつけてください。
植木鉢の素材で、花の印象は変化します。 鉢は花のアクセサリーのような存在とも言えます。
上の写真は、雑貨屋さんで売っていたブリキの小物入れです。底に排水用の穴を開け、ブリキの鉢として使用しています。 素焼き鉢より、少しカジュアルな印象に見えますよね♪
他にも、かごタイプの鉢、アンティーク加工の鉢など、植木鉢の素材は様々。お気に入りの一つを探してみてくださいね。
洋服や靴であれば、自分のサイズに合うものを…というのが通常ですが、 園芸では逆 になります。
購入苗のひと回り〜ふた回り程大きな鉢 を用意しましょう。
園芸店の苗は、いわば赤ちゃん苗。どんどん大きくなり、小さな鉢では、鉢の中で窮屈になってしまいます。
苗の多くは「3.5寸ポット」と呼ばれる、直径約10cmのビニールポットに入っています。
植木鉢の単位は、「号」で表記されています。ビニールポットの直径が約10cmの苗であれば、5号鉢(直径約15cm)〜6号鉢(直径約18cm)の鉢を購入するようにしましょう。
植木鉢の底には排水を確保する穴が空いています。その穴から、時に虫が侵入する場合があります。 防虫のためにも、鉢底ネットを敷いておきましょう。
排水性の確保も重要です。鉢底石を敷き、余分な水が抜けるようにしておきましょう。
鉢底石はそのまま入れても良いですが、下の写真のように、台所で使う排水口ネットに入れてから鉢に入れると、枯れた後の処理が楽になります。
鉢底石を入れたら、花用の培養土を入れます。ホームセンターや園芸店で買える培養土で十分です。封をあけてそのまま使うことができます。
慣れるまでは、市販の培養土を使うことをおすすめします。
培養土は、苗の高さに合わせて入れます。まず薄く敷き、その上に苗を置いてみてください。花苗の株元が、鉢の淵から1cm程下にくるよう、高さ調整をします。
鉢底石の上に培養土を敷いたら元肥を入れます。元肥は植え付ける時に入れる肥料で、苗の生育を助け花の上がりを良くしてくれます。
容量は使用する元肥によって変わりますので、袋裏の表記をよく見てくださいね。
パラパラと入れたら、土と軽く混ぜ合わせてあげると良いでしょう。
ビニールポットから花苗を取り出し、鉢に入れます。
鉢に入れたら、花苗の周りに培養土を足していきます。
その際、割り箸などで土を突いてあげると、土がしっかり花苗の間に入り込みます。地面に軽く、トントンと、落としてあげるだけでも効果があります。
隙間なくしっかりと土を入れてあげることを、意識しましょう。
植え付け後は、鉢底から水が流れ出るまで、たっぷりと水を与えます。
土が沈み込むようでしたら、土を足してあげましょう。
鉢植えの良いところは、 移動が簡単なこと です。
日向が好きな植物であれば、1日を通してよく日が入る場所に。あまり日光が得意ではない植物であれば、半日程日陰となる場所へ。
1番良いのは、植物の様子を見ながら移動してあげることです。居心地が良さそうだな、と感じる場所を探してあげてくださいね。
水遣りは、 土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出るくらいたっぷりと 、が基本です。
植え付け後の水遣りの際、鉢を手で持ってみて、重さを確認してみると良いでしょう。表面の土が乾いた頃には、鉢が軽くなっていますよ。
春〜夏であれば、1日1回、朝に水を与え、真夏には朝・夕の2回が基本ペースとなります。
シンプルな単体植えは、 雑貨との相性も抜群。
ガーデン雑貨を飾るもよし、家にあるジョウロの隣に置いてみるのもよし、自在にコーディネートを楽しめます。
植物のお世話をするモチベーションにも繋がりますよ!
植物はある日突然、何の理由もなしに枯れてしまうことがあります。あまり責任を感じすぎないようにしましょう。
それよりも、植物の日々の変化を楽しみ、たくさんの愛情を注いでみてくださいね。
余暇プランナー
ガーデニングが大好きな主婦、みほです。小さな庭と朝時間という、YouTubeチャンネルを運営しています。仕事、子育ての傍ら、毎朝ガーデニングに勤しむ日々。3坪ほどの小さな庭は、毎シーズンお花を買いすぎて大爆発(笑)。それでもお花を増やすことを止められません。ガーデニングを一度挫折した経験もあります。初心者でもガーデニングを楽しみながら続けられる、そんな記事を目指して執筆していきます。
まずは小さな1鉢からでOK!1種類の花でとっても素敵になる♪ ガーデニングの始め方