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フェザースティックとは、細く割った薪をナイフなどで 薄く削り重ねてフェザー(羽毛)のようにしたモノ です。着火剤として使われていて、 作れるようになると簡単に火起こしができる ようになります。
うまく作れた時の達成感もあり、キャンプ場で フェザースティック作りを楽しむ方が急増中!
ここでは、フェザースティックを作れるようになると 得られるメリットを3つ紹介 します。どれか1つでも気になるメリットがあれば、フェザースティック作りにチャレンジしてみてください。キャンプに今までとは違った楽しみ方を見い出せるかもしれません。
フェザースティックを作れるようになると、 着火剤を持っていなくても火起こしができます。 着火剤を別で用意する手間もなければ、持ってくるのを忘れる心配もありません。
また、フェザースティックは「 自然の着火剤 」といわれています。ホームセンターなどで売られている着火剤(化石燃料からできている)よりも、 自然に優しい のもキャンパーにはうれしいポイントです。
フェザースティックを作っていると「無」になれます。個人的な感想ですが、木を削っていると 心の雑念が無くなっていく イメージです。
やっているのは「木を削っているだけ」ですが、1つのことに集中することで瞑想的な効果があるのかもしれません。 「忙しい時間を忘れて、何か1つのことに集中して取り組みたい!」 と思っている人にもフェザースティック作りはおすすめ。
フェザースティックを作っている姿は、 シンプルにカッコいい の一言です。静かなキャンプ場で日が沈む中「全集中でフェザースティックを作っている自分の姿」を想像してみてください。フェザースティックを作りたくなってきませんか?
ここでは、フェザースティックを作る時に必要な道具を3つ紹介します。 必要な道具は、ナイフ、手袋、木材 です。それぞれの道具の解説には、選び方のポイントも紹介しているので参考にしてみてください。
フェザースティック作りには 「モーラナイフ」 がおすすめ。モーラナイフは、130年以上の歴史があるスウェーデンのナイフメーカーでアウトドア愛好家に人気です。
私が愛用しているのは 「モーラナイフ コンパニオン ヘビーデューティー」 というナイフで、グリップが握りやすくチカラをかけることなく木を削ることができます。刃も厚さも3.2㎜と厚くパドリング(薪を割って細くする作業)にも対応可。ステンレス製を選べばメンテナンスの手間も少ないです。
フェザースティック作りは、ナイフを使うので手の保護のため手袋が必要になります。おすすめは 「牛革でできたアウトドア用の耐熱手袋」 です。私はホームセンターのプライベートブランドの手袋を使っていますが、安い割に丈夫でキャンプを始めたころから長年使っています。
フェザースティックに、 おすすめの木材は針葉樹(スギ、マツなど) です。木材には針葉樹と広葉樹(サクラ、ナラなど)があります。針葉樹は柔らかいので削りやすく、油分を多く含んでいるので火が付きやすい、とフェザースティックにピッタリ!
ここでは、フェザースティックの作り方のコツを解説。フェザースティックは コツさえ掴めば誰でも簡単に作れます。 どんどん練習して火が付きやすいフェザースティックを作れるようになりましょう!
まずは、フェザースティックに適した太さ(親指くらい)になるまで薪を割ります。(細い薪があれば、割る作業は省略できます)割る薪も太すぎるとナイフが入りにくいので、 手持ちの薪の中から1番細いモノからを使いましょう。
薪を垂直に立てて地面に置きます。(地面が柔らかいと割りにくくなるので、割る薪の下に別の薪を置く)
ナイフを地面と平行にして、 刃の中心あたりを薪に当てます。
ナイフを持っていない手で別の薪を持ち、 刃の中心部分の背中を叩いていきます。 (ナイフが斜めになると、刃が入りにくくなるので注意!)
ナイフが食い込んでいくと中心を叩きにくくなるので、ナイフの刃先を叩いていきましょう。
ある程度のところまでナイフが入ると薪が割れます。割れた時の注意点は、勢いあまって地面の石などに当てない(切れ味が悪くなる)、途中でナイフをこねて割ろうとしない(切れ味が悪くなる)ことです。
あとは、フェザースティックに必要なだけ薪を割っていきましょう!
ナイフはグーの形で握ります。 ナイフの背中に親指を添えると、チカラが刃から逃げてしまい削りにくくなるのでおすすめできません。
木の中心から、先端の角に向ってナイフを滑らせるように削っていきます。 コツは「刃を立てないこと」です。 木に対して水平にナイフを動かしましょう。そうすることで薄く削れていき、削ったところが自然にカールして火が付きやすくなります。
また、 削っている途中で刃の角度を変えないのも重要 です。角度を変えてしまうと、木に食い込んでうまく削れません。途中で「なんか失敗したかも」と思って刃の角度を変えるよりも、角度を変えずそのまま削っていく方がうまくいく印象があります。
ある程度削ったら、木を回して角を見つけます。角を見つけたら、同じようにナイフを水平に動かして削っていきましょう。
あとは、この作業の繰り返しです。 コツを掴むとスルスル削れていく ので快感になりますよ!
フェザースティックができたら、火を付けてみましょう。
着火のコツは 「空気の通り道を確保できるように、フェザースティックを積み重ねていく」 ことです。木が燃えるためには空気(酸素)が必要なので、空気が入りやすいように少し隙間が空くようにフェザースティックを置くのがポイント。
次に、積み重ねたモノとは別のフェザースティックに火を付けます。火が付いて燃えてきたら、積み重ねたフェザースティックの下から差し込みましょう。炎は下から上に上がっていく性質があります。 下から火が付いたフェザースティックを差し込む ことで、積み重ねた フェザースティック全体に火が付いてくれます。
フェザースティック作りは、 焚き火をより楽しむ方法の1つ です。
着火剤などを使って手軽に焚き火を楽しむのもいいですが、ナイフ1本でフェザースティックを削り出して焚き火を楽しむ方が達成感がありますよね。
今回の記事を参考に、 自分が作ったフェザースティックでひと味違う焚き火を楽しんでみてはいかがでしょうか?
余暇プランナー
生粋のソロキャンパー。生まれも育ちも岩手県で、子供のころから自然に囲まれて育ってきました。記事を通して、大自然の魅力を伝えられれば幸いです。趣味は、オートバイツーリング、ソロキャンプ、読書、筋トレ、お酒。また、趣味の筋トレを活かして、パーソナルトレーナーとしても活動しています。
【簡単】アウトドアで大活躍!フェザースティックの作り方とコツ3選