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温めた酒のことを燗酒(かんざけ)、酒を温めることお燗(おかん)といいます。温度を上げることで冷酒や常温では感じなかった味わいが生まれます。
それぞれ燗酒の温度により呼び名が変わりますが、まずは初挑戦で覚えておきたい2種類をご紹介します。
40℃前後に温めた日本酒を「ぬる燗」と呼びます。
熱くない程度でやわらかい口当たりで、芳醇な香りが広がるのが特徴です。
少し熱めの50℃前後に温めた日本酒を「熱燗」といいます。
甘みが減少し、辛口寄りのシャープな印象に。キレが欲しい方におすすめです。
一般的に純米酒や本醸造酒など米の旨みやコクがしっかり感じられるものが燗酒に合うとされています。だたし型にはまることなく、 初めは好きなお酒を好きな温度で味わう方法 もおすすめです。
普段、冷酒で飲んでいるものをちょっと温めてみる!なんてのもひとつの楽しみ方です。いつもと違う温度の日本酒は新たな発見があるかもしれませんよ。
最近はスーパーでも多種多様なお酒の購入が可能になりました。お店によっては酒屋並みの品揃えも!本格的な日本酒が手軽に入手できます。温度を変えて飲んでみるのはいかがでしょうか?
新潟県北部に位置する新発田市に蔵を構える「菊水酒造」。どんな食事にもマッチするお酒として1978年に発売された菊水の辛口は、全国燗酒コンテストで最高金賞を受賞。お値段以上にレベルの高さを感じられる日本酒です。
冴えた辛口ながらもしっかりと旨みがあり、料理の味を邪魔しない存在が家飲みに最適なお酒です。
伝統的な日本酒の作り方「生酛造り」で仕込まれた特別純米 北秋田。自然の力を利用して作られた味は、米の旨みを生かしたふくらみのある濃厚さが特徴です。やや辛口のすっきりとした味わいが多くの人から愛されています。
こちらも全国燗酒コンテストで最高金賞を受賞した注目のお酒。つくられる過程からは想像できない価格設定も人気の理由です。
1724年創業、1000年以上の歴史を持つ酒蔵でつくられた人気のお酒「本仕込 浦霞」。飲み飽きない爽やかさと端正なキレが印象的な日本酒です。
あわせる料理は肉、魚、野菜を選ばずなんでもOK!まろやかな味わいがどんな食材もつつみ込みます。
数々の日本酒コンクールで賞を与えられた宮城を代表するお酒です。
「寒仕込み」製法で寒い冬に仕上げられた純米酒「加賀鷲 極寒純米辛口」。
気温の低い冬は雑菌も少なく、酒造りに最適な時期とされています。
キレと程よい酸味のバランスが素晴らしいこのお酒は、日本酒を飲みなれていない方にもおすすめ!口に含んだ瞬間ぱっと旨みが広がります。
東京奥多摩地区の自然の中でつくられている「澤乃井純米大辛口」。甘みが少なく、名前の通りキレのよい本格的な辛口の日本酒です。
強く飲みごたえある印象ながらも、くどさがまったくない。さらっとしている飲み心地がどんな料理にも寄り添い、お互いを引き立てます。
飲み飽きない美味しさから、常備したいお酒の一つです。
繊細な日本酒の温度調節、ちょっと難しそうですよね。「燗酒はお店で飲むもの」というイメージが強いかもしれませんが、自宅でも簡単に作れる方法があるのでぜひ試してみてください♪
家飲みならではの良さはアレンジできること!気分を変えていろんな味を試してみてください。
基本的に冷たい料理には冷酒、温かい料理には燗酒がマッチします。燗酒は甘みや旨みが立つためしっかりした味つけのものを合わせるとまとまりがでます。
チーズ、フライ、餃子、焼き魚など、まずは家にあるものでお試しください。ぬる燗の甘みに小豆羊羹を合わせるパターンも!自由な家飲みにルールはなしですよ♪
燗酒を通して新たな日本酒の良さを知ることで、あわせる料理にも幅が広がり毎晩の晩酌がより一層楽しくなるでしょう。
凍えるような冬の時期はぬる燗、熱燗で心身ともにリラックスしましょう!
余暇プランナー
東京都在住。ひとりでお酒を飲む時間が大好きです。最近では日本ワインの素晴らしさに魅かれ日々勉強中。 海外のナチュールワインも今後知識を増やしていきたい分野です。趣味の料理は超自己流ながらも毎日楽しい晩酌時間を過ごしています。 webライターの仕事を通して生活に役立つ情報や毎日が楽しくなる話題を発信していきたいと奮闘中です。
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