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スーパーでよく目にするメキシコカボチャですが、甘くてホクホクで栗のような風味が印象にのこることでしょう。
こちら、一度食べるとやみつきになるリピーターの気持ちも納得できます。
カボチャ栽培は葉物野菜のような面倒な手間いらずで、基本的には放任で良く育ってくれるのがカボチャ栽培の特徴です。
その分、種まき前の土作りはしっかりやっておきたいものです。
また、つるが長く成長するためにそれなりに畑を広く準備しておく必要があります。
そしてカボチャは本来は痩せた土地でも実ることから、肥料を入れすぎると窒素過多に陥ってしまいますので要注意です。
肥料過多では花は咲くものの雄花ばかりで、これを「つるぼけ」と呼ぶ現象です。肥料が効きすぎた状態で、雌花が咲きづらく受粉が難しく、結果的に実りが少なくデメリットになります。
カボチャは極端に言ってしまえば、土地が乾燥した荒れ地でさえもしっかり実るというメリットがあります。
私はスーパーで買ったメキシコカボチャを実は食べて種を乾燥させて利用する、冷蔵庫内に入れておくだけで数年間は有効です。
種まきは畑に直まきでも可能ですが、種自体が他の野菜に比べて大型ですので鳥の被害に遭う可能性が高いために苗床を作成する方が無難です。
4月上旬に種まき、5月頃に畑に定植がおすすめです。
植えつけはカボチャの場合、畑を広く確保する必要があります。株間は少なくとも70cm 以上、畝間は3m 以上です。
それに、気温が低いとカボチャ株が充実せず、その後の生育に悪影響を及ぼしかねないために5月に入ってからをおすすめいたします。
親つる1本に対して子つる1本仕立てが基本になるのですが、初めての場合は分かりづらいので放任主義でもそれなりに着果します。
放任主義でも畑ではミツバチがしっかり活動してくれますが、仮に人工受粉の場合は早朝がベストです。
最初の着果が野球ボール位に成長したら、1株あたり肥料を一握り行います。
収穫のタイミングは開花後50日位が目安になります。収穫目安は茎と着果を結ぶ(果梗)がコルクのようなひび割れになれば完熟です。
収穫後は1週間~1か月間は乾燥、日陰干しで甘さが倍増します。
カボチャは真夏が旬で夏野菜としては、保存に強い野菜というが魅力ではないでしょうか。葉物は特に夏の時期は1日くらいで変色してしまうこともあるので、カボチャは優れものです。
ところで、カボチャはホウレンソウと同様にカロチンやビタミンC、それに食物繊維が豊富に含まれています。
カロチンは油での調理で吸収性が向上を考えた時、天ぷらや炒め物がおすすめですし、煮物の場合にでも油で炒めたのちに煮るようにしたいものです。
それに緑黄色野菜のほとんどは、保存中にビタミンが分解されてしまうのですが、保存性に優れたカボチャは、そんな心配をほとんど考える必要のないのはうれしい限りです。
特に、ガンを発生を抑制するプロテアーゼやトリプシン阻害物質が含まれる点に注目したいところです。
トウモロコシは日本では焼きトウモロコシが最もポピュラーになっています。
焼きトウモロコシの思い出は、幼き日の縁日の屋台で口一杯頬ばった香ばしさ。どなたも良き思い出として、トウモロコシであの頃を思い出してしまう方も少なくないのかもしれません。
それでは、あの香ばしさの中でトウモロコシの本来の甘さを思い出したところで、今回、家庭菜園で採れたトウモロコシの栽培法をご紹介いたしましょう。
栽培予定の畑の種まき2週間前には石灰による中和を行って、1週間前にはしっかり元肥料を投入しておきます。
ところで、トウモロコシは根っ子がいのちになると考えてください。地上では人の背丈くらい、背丈以上に成長する性質上から、地中深くまで根を真っ直ぐ伸ばしていきます。
いわば直根性と言われる植物からも、収穫時期までに地上部と同じ長さくらいに根を伸ばしていきます。気象変化である強風にもしっかり耐える根が大切です。
それに根を広く伸ばしやすくする環境つくりで土つくりがいのちです。保水性、排水性、通気性、保肥力の4つの条件を兼ね備えた堆肥が重要です!
4つの条件をクリアする肥料はホームセンターでいろいろ販売されてはいますが、私は只今、好気的条件による微生物発酵力の自然発酵熱を利用した自作堆肥を製造中です。
4月~5月上旬頃が種まきで、種は購入してもいいのですが、私はトウモロコシを軒下に吊るして乾燥させたものを1粒ずつ種まきをしています。
実は種まきの様子を鳥たちはしっかりと空から確認しているようです。
昨年は種まきの翌日には50%以上食べられていました。直まきではなく苗床つくりをおすすめです。
株間は30~40cm ですが、間隔は少し広めがおすすめです。
成長すると土寄せが大切で、吸水力が高まり、背丈が高くなる関係から強風から根元の固定に必要になります。
受粉ですが風がお手伝いとなるのですが、栽培数が少ない方は、雄穂に花粉が飛び出す頃に穂を切り、雌穂のひげに花粉を付着させます。雄穂1本で雌穂5本くらい人工授粉可能です。
ところで授粉に失敗しますと、トウモロコシの粒が一部ない歯抜け状態に陥ってしまいますので人工授粉を行う場合にはしっかり花粉を付着させてください。
雄穂には害虫が寄り付きやすいため、人工受粉後は速やかに雄穂は切りとるようにしてください。追肥は雄穂が出た頃に1株に一握り与えます。
上手く受粉させて一番大きく立派な実をつけた雌穂だけを残して摘果させる、1株当たり1本にすることで、より良いトウモロコシを収穫が可能になりますが、質よりもとにかく数優先の場合には放任でOK です。味的にはほとんど問題ありませんでした。
売り物でなければ数重視がベストです。
トウモロコシの収穫のタイミングは、受粉から1カ月くらいで特有のヒゲが茶色になりましたら収穫目安です。
先端部分を少し剥いで粒が丸いならばベストになります。
早いと白くて甘さがない、遅いと硬くなりますので収穫時期には毎日チェックをお忘れなく!!
甘いことから野菜の中では、デンプンや糖質が豊富で高カロリー、食物繊維が多くため腸内環境の改善に、また胚芽部分にはビタミンB1、B2、Eが豊富で栄養価の高さからメキシコではタコスの皮部分に当たるトルティーヤはトウモロコシの粉から作っています。
余暇プランナー
太陽の国メキシコとメキシコ民族音楽「マリアッチ」に魅了した私はメキシコへ!グァダラハラ大に入学し帰国後はスペイン語翻訳に専念していました。 そしてベランダ栽培で収穫の喜びを実感した私たち夫婦は、本格的な家庭菜園を目指し2020年秋に山口県美祢市へ移住。念願の古民家を購入し荒れ地からスタート!現在は、約20種類の野菜栽培に奮闘中!そこで得た家庭菜園の知識や体験談を共有します。
【家庭菜園に挑戦】一緒に育てると相性抜群!カボチャとトウモロコシの栽培