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アガベは主に メキシコやアメリカが原産の多肉植物 になります。大型品種は3m以上になるものから20cm程の園芸品種もあるなど、 大きさも種類も豊富 です。鋭いのこぎり状の鋸歯をもち、成長する時に葉についたウォーターマーク(模様)がかっこよくファンが多いですね。
原産国のメキシコではテキーラやアガベシロップの原料 になっています。古くから日本でも園芸品種として育てられていて、斑入りなど強くて美しい品種が沢山生れています。近年では、台湾やアメリカなどでアガベの栽培が盛んになり、質が高く鋸歯が大きい輸入株が購入できるようになっています。
性質は乾燥にとても強く、暑さ寒さに強く非常に強健です。 初心者でも育てやすいアガベですが、 数十年に一度、2m以上の花芽を伸ばし一生をかけて美しい黄色の花を咲かせますよ。 開花した後は子株を吹いて子孫を残し、残念ですが親株は枯れてしまいます。珍しいアガベの花は神の花と言われていて、見た人は幸運になると言われてます。
ホームセンターやネットショップで取り扱いが増えてきているアガベですが、品種が多くて迷ってしまいますよね。我が家で実際に育ててみて、ガーデニング初心者でも簡単に育てられるアガベのおすすめ品種をご紹介します。アガベはホームセンターなどで1,500円程で売られています。 ほかの多肉植物よりは少しお高め ですが、育ててみると、逞しく成長する姿に虜になりますよ。
ブルーグレイな葉色に赤くうねる長い鋸歯と葉についたウォーターマークが印象的なアガベです。アガベ雷神は最大1m程になる中型で、ロゼット状に葉を展開しながら成長していきます。
よく子吹きするので、園芸店やホームセンターに置いています。 アガベの中ではポピュラーな品種と言えます 。 耐寒性は-3℃程 なので、最低気温が-1℃くらいになったら室内にしまうか、霜に当たらないように管理すると葉を痛めなくてすみますよ。寒さ以外に気を付ける点がないので 非常に育てやすい品種 です。
吉祥冠の斑入り品種で赤黒い棘にクリーム色の斑が爽やかなアガベです。雷神を元に 日本で作られた品種 になります。最大サイズは 1m程の中型 で、大きくなると葉の模様や斑がとても美しいですね。
縁起がいい名前なので、新築祝いや引っ越し祝いなどにプレゼントしても喜ばれますよ。 耐寒性は-3℃程で、斑が入っていない品種と比べると寒さに弱い印象があります。
グレーの葉色が美しく、黒い鋸歯がおしゃれな吉祥天 は英名はパリ―です。しゃもじ型の葉を展開しながら成長していきます。 最大サイズ1m程に成長する中型サイズ です。古株のうちは可愛らしい印象ですが、大株になると美しさに拍車がかかりますよ。沢山のパリ―シリーズの交配親になっていますね。
成長はゆっくりですが、暑 さに強いのはもちろん環境に慣れていれば、-28℃にも耐えられる強い耐寒性を持っています。 強い耐寒性がありますが、子株のうちは冬の時期は室内に入れてあげた方が安心です。
ホリダは数あるアガベの種類の中でも、特に人気がある種類になります。同じホリダでも葉の形や鋸歯の色などに 個体差が多く、唯一無二のホリダを育てる事ができます。 ライムグリーンの葉色に黒やこげ茶の獰猛な鋸歯を持つのが特徴ですね。鋸歯に水を掛けると鋸歯が白くなるので、好みで育てる事ができますよ。
成長しても60cm程の中型 になります。乾燥に強く暑さにとても強くなっていますが、 耐寒性が低いので最低気温が0℃以下になる場合は室内で管理 する方が冬越しの成功率が上がります。
アガベ笹の雪はほかのアガベとは違って 三角錐の葉に白い模様、葉の先端に黒く鋭い棘があるのが特徴 です。英名も素敵で「ビクトリア レジーナ」と言いイギリスのビクトリア女王からついています。アガベの中でも気品がありますね。日本でも品種交配が盛んで斑入りなど美しい品種が多いです。
最大サイズ50cmぐらいで地植えにすると、存在感があります。 加湿と植え替えの時に根をいじらない ように気を付ければ、初心者でも育てられますよ。
気にいったアガベを見つけたが育て方がわからない、締めて育てるってなんだろうと疑問に思いますよね。アガベは本当に丈夫で育てやすく、ガーデニング初心者でもコツを掴めば枯らす心配がなく安心して育てられますよ。
アガベをかっこよく育てるコツや日当たり、水やりなど詳しく説明します。
アガベは日光が大好き です。西日がガンガン当たる環境でも遮光なしで元気に育ちますよ。逆に日照時間が足らないと葉が弱々しく垂れ下がってしまい元気に育ってくれません。 最低でも8時間以上 は欲しいところですね。
冬越しなどで 室内に取り込む場合は、植物育成ライトを使うと日照不足になりにくい です。
アガベの育成で一番の難関なのが水やりです。育て方を見ていると「 締めて育てる 」という単語をよく見かけます。締めて育てるは、 アガベに良く日光を与えて、水やりを控えめにする育て方 になります。
乾燥に強いアガベは、頻繫に水やりしない方が引き締まってかっこいい株になりますよ。 逆に頻繫に水やりしてしまうと、葉が伸びて徒長の原因になってしまいます。
水やりのやり方は、 一週間毎に鉢底穴からたっぷり水やりして、鉢の中が完全に乾いてから再度水やりをしていくといいでしょう。 コツさえつかめばアガベの水やりは怖くないですよ。
夏の水やりは蒸れに弱い品種もあるので、注意が必要です。涼しい夕方に水やりすると株に負担がかからなくておすすめですよ。冬は休眠期なので水やりしなくても大丈夫です。 耐寒性を上げるために断水 した方が安心して冬越しできますよ。
アガベは乾燥した土壌が好きなので、 アガベに使う土は通気性がよく水はけがいい土 がいいでしょう。
土の粒がゴロゴロとしたものがおすすめです。市販の粒が大きめの多肉植物サボテンの土が使いやすいですが、 自分で土を作りたい場合は、硬質赤玉土小粒1、鹿沼土小粒1、軽石小粒1の割合で混ぜ合わせると保水性を保ちつつ、排水性があがるので群れや根腐れの心配が少なくなりますよ。
肥料は 緩効性肥料 がおすすめです。アガベの成長に必要な成分が含まれているのと、緩効性なのでゆっくりと時間をかけて浸透していくので、株の負担になりにくいですよ。植え替えの時に、肥料を数粒混ぜておくとよいですね。
アガベに肥料が必要といっても、 与えすぎは肥料焼けや徒長の原因 になるので、与えすぎには注意が必要です。
アガベの成長期は夏と言われていますので、 植え替えは気温が落ち着いてきた4月~5月ぐらいには終わらせておきたい ですね。アガベは根張りがすごくいいので、1年で根っこが鉢底穴から出てきてしまう事がよくあります。 1年~2年ぐらいの頻度で植え替え てあげると、株の調子がよくなりますよ。
丈夫で育てやすいアガベは、水やりさえ気を付ければガーデニング初心者でも簡単に育てられます。ホームセンターなどで、取り扱いが増えているので始めやすくなっていますよ。成長すると小さな子株の姿からは想像できないぐらい、逞しくて生命力に溢れる姿に成長してくれます。
アガベを始めるなら春がベストシーズンになりますので、おしゃれでかっこいいアガベを始めてみてはいかがでしょうか。
余暇プランナー
園芸店で1つのサボテンに出会ってから、多肉植物の魅力にどっぷりハマってしまった茨城在住の主婦です。 多肉植物を育て始めて4年目を迎え、気が付いたら150種類以上の多肉植物と暮らしています。 季節ごとに違う姿を見せてくれる多肉植物に癒されますよ。 今まで育てた経験を生かし、多肉植物の魅力をお伝え出来たらいいなと思い、植物系ライターを始めました。多肉植物の育て方や寄せ植えの仕方、トラブルの対処方法について執筆していきたいと思います。
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