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もう来年の話?と思った方もいらっしゃいますよね。でも、これが意外と大事だったりするんです!花が咲き誇っている時期にこそ、 来年の構想をざっくりと練っておくことで、庭が垢抜けるキッカケになりますよ!
今、庭を眺めると花を咲かせた状態の植物がいると思います。そこで質問です。
苗についているタグや、書籍に記載がある草丈や株幅は、おおよその目安。その答え合わせができるのが、ズバリ春です。
苗を購入して植え付ける時、「花が咲いたらこんな風に見えるかな」と想像しながら植え付けを行いますよね。
特に前年の秋や早春のタイミングで植え付けた株は、開花前の状態だったりします。
自分の庭ではどんな風に成長したのか、その答えを実際に目で見て確かめられるのは、開花している時だけなのです。
また、株と株の間は混み合っていないかを確認するのはとっても大事。特に枝葉が混み合うような株は蒸れてしまうこともあります。
「もう少し株幅を取ってあげる方がよかったかな 」など、実際に感じたことを来年に活かしましょう。
花の色味なども、写真と実物は印象に違いがあったりするもの。春の庭づくりの答え合わせは春にしかできませんので、貴重な機会です。
開花時期というのは、住んでいる地域や、庭の環境によってずれるものです。自分の庭ではどのタイミングで咲くのか確認しておくと、 同時期に咲く花と合わせて植栽をする という工夫を凝らすことができます。
中には環境に合わず、調子を崩す花も出てくるでしょう。花がうまく咲かないと切ない気持ちにもなるものですが、実はチャンスだったりします。
自分の管理方法が悪かったのか、天候の影響なのか、それとも植栽場所が悪かったのか、原因を推測することができますよね。
違う花を今度は植えてみようと考えるもよし、もう一回トライしてみようと考えるもよし。そのためにも、うまくいかなかった子に対して思いを馳せ、 植物にとって、より良い環境を探す手がかりとしましょう。
今、庭にはどんな種類の植物が植えられていますか?1年間の間で、芽吹きから種をつけ、やがて枯れる一年草が植わっているのか、それとも、毎年開花を楽しめる宿根草が植わっているのか…。一度全体的に確認をしてみましょう。
一年草だけの植栽ならば、 枯れたタイミングで入れ替えを行うことが可能 です。宿根草が混ざっている植栽ならば、 移植を検討することも時に必要 です。
来年の春にどんな庭を見たいのか、想像しながらメモを取っておくだけで、秋から始まる春庭準備の大きな指標になりますよ。
開花株の中で、萎れた花のことを花柄と呼びます。
写真はビオラですが、1つだけ色がくすみ、萎れている花びらがありますよね。このような花は、 種をつけるために準備をしている花 です。
種をすぐに採りたいのであれば残しておいて良いのですが、長く開花を楽しみたい場合は、摘んであげる方が株の体力温存に繋がります。
また、 萎れた花をそのままにしておくと害虫の餌となりやすく、病気も発生しやすい原因を作る こととなります。できる限り、取り除くようにすると良いでしょう。
春は寒暖差が激しい時期です。鉢ごとの乾き具合も異なってきます。
水やりをする時には、 必ずひと鉢ずつ土の様子を確認してから与える ようにしましょう。
また、雨が降った後もよく確認したほうが良い鉢植えがあります。 葉が鉢の縁より飛び出している鉢です。 葉に雨が弾かれ、土にまで水が浸透していない場合があります。
上の写真はウインティーというサクラソウの一種なのですが、葉が生い茂り、鉢の縁が見えませんよね。
雨が降って花壇の水やりはしなくて良い状態でも、このような鉢植えは水切れが起きている可能性があります。
鉢を持ち上げて重量が軽くなっていないか、または、 葉の下を覗き込み土の乾き具合を直にチェック するようにしましょう。
少し、煩わしく感じる場合もありますが、 雑草を抜いておくのも大事な庭仕事の1つ 。
特に夏に差し掛かってしまうと、暑さで庭に出る回数や時間が制限され、気がつくと雑草に蔓延られてしまうことも。
雑草が小さなうちは、根の張りも浅いので抜きやすいものです。気がついたら早めに対処をしていきましょう。
また、芝生やアジュガなどグランドカバープランツを植栽してみるのも、植え付け適期の春がチャンスです。
気温が20度前後になると、春の種蒔きを行える季節に突入します。春に蒔くのは、夏の一年草の種。発芽しやすく、初心者さんでも育てやすい花を3種類ご紹介します。
マリーゴールドの種は、 大きいので扱いやすく発芽率も良い のが特徴です。日向の花壇であれば、直接蒔いても良いでしょう。
ビニールポットで育てる場合は、ポットに根っこがしっかり張った頃に定植してあげます。
ジニアもマリーゴールドの種と同じく、大きく扱いやすいです。 ジニアを育てる場合に気を付ける点は、根っこを触らないようにすること。 根っこを傷つけてしまうと、株を弱らせてしまう原因となります。
うどん粉病という、白い粉が葉に出る病気にかかり易いので、定植する時には、株と株の間を30cm以上は開けておくように意識しましょう。
球根植物のダリアですが、実は種からも育てることができます。意外に発芽率もよく、 種は球根よりお安く手に入るので、コスパも良し。
定植するときに根っこを触らないように意識しましょう。
ダリアは華やかさ抜群。さらに、秋になると花色が一層濃く、美しく映えます。庭に一株あるだけで、フォーカルポイントになりますよ。
春の庭仕事は、特別な管理よりも、基本管理が多いのが特徴。
花は、ほんの少しの手間で、想像以上のパフォーマンスを見せてくれます。 朝の10分だけでも簡単に管理をしてあげると、庭の景観がより一層、美しくなりますよ。
余暇プランナー
ガーデニングが大好きな主婦、みほです。小さな庭と朝時間という、YouTubeチャンネルを運営しています。仕事、子育ての傍ら、毎朝ガーデニングに勤しむ日々。3坪ほどの小さな庭は、毎シーズンお花を買いすぎて大爆発(笑)。それでもお花を増やすことを止められません。ガーデニングを一度挫折した経験もあります。初心者でもガーデニングを楽しみながら続けられる、そんな記事を目指して執筆していきます。
【ガーデニング】花と庭をより美しくする♪ 春にするべき庭仕事をご紹介