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秋冬は大根が大活躍
旬のさんまに添えるおろし大根、大根の煮付け、みぞれ鍋など寒くなってくると更に料理に大活躍します。
主役になったり他の料理の引き立てになったりと、 どのポジションにいても大根は美味しいですよね。寒くなると大根が大活躍です!
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11月12月から植え付け
秋に種をまいて冬に収穫します。大根の栽培は畑に直接撒いてください。大根の栽培は種からが基本で、途中で植え替えすると割れてしまうので畑でもプランターでも植え替えはせずにそのまま丁寧に育てていきます。品種によりますが、秋大根はおおよそ60~90日間で収穫できます。
土作りが大切
大根は根菜であり、また地中深くまで成長する野菜です。 まっすぐ育ってもらうためにもしっかり深く耕す など土作りは大切なポイントとなります。
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植え付けから収穫まで
- まずは土を耕します。 「大根十耕」といわれるほど、大根は土作りが重要になってくる ので最低でも30㎝と、とにかく深く充分に耕します。また、大根がたこ足になってしまったり、曲がってしまう原因になってしまうので 石や土の塊を丁寧に取り除いてください。
- 植え付け2週間前には堆肥と焦土石灰を混ぜ合わせて耕します。そして1週間前には化学肥料を混ぜ合わせて耕してください。この時も 土の中に石など股割れの原因になるものがないかチェックしてください。
- 畝は60~70㎝の幅で形成します。ビール瓶やジュースの底で深さ1.5㎝ほどの穴を20~30㎝間隔で作りましょう。1つの穴に5~6粒ほどを蒔き、1㎝ほど土を被せます。
- 種まき後、2~3日経つと発芽します。子葉が2枚ほど出始めたら1回目の間引きです。形の良い元気なものを3本立ちになるようにします。
- 2回目の間引きは本葉が2~3枚になったら2本立ちにし、本葉が6~7枚になったら1本立ちにします。この間引きによって大根の形成の善し悪しが変わってくるので、 葉の形が良いか悪いかよく観察しながら間引きしてください。
- 追肥は2回目と3回目の間引きの後に行います。化学肥料50gを4穴の範囲に撒いて混ぜながら土寄せをしましょう。この時化学肥料が葉に付かないように気をつけてください。
- 収穫は60~90日後に、 まっすぐ伸びていた葉が開いている状態になったらタイミングです。 葉がまっすぐだと収穫時が早いので、外葉が垂れ下がるまで待ってください。収穫時期は大切です。収穫の時期を逃してしまうと大根に「す」が入ってみずみずしさが失われてしまいます。よく観察しましょう。
プランターでも育つ
畑から引き抜くイメージがある大根ですが、プランターでも育てることができます。
- プランターは大きなものが必要です。 直径と深さ共に30㎝以上、できれば35㎝あると安心できます。 他にも鉢底石、培養土、化成肥料を用意します。
- プランターの底に鉢底石を敷き詰め、腐葉土と化成肥料を混ぜ合わせて入れていきます。プランターいっぱいまで入れずに3㎝ほど余裕をもたせて入れてください。
- 直径が30㎝以上あるプランターならば穴を3つほど用意して、1つの穴に種を4~5粒撒いていきます。
- 間引きと追肥は畑での栽培と同様に、葉の成長と共に行います。 最終的に1つのプランターに大根が3株になるように手を入れていきましょう。 収穫も葉が開いたら行ってください。
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防虫対策
大根の栽培で問題になるのが害虫です。害虫の対策としては 防虫ネットや寒冷紗(かんれいしゃ)を被せて防いだり、よく観察して害虫を見つけたら直接取り除いたりしてください。
それでも害虫対策が解決されない場合は、農業用の虫除けのを使用するのもひとつの手段です。市販の虫除けを使いたくない場合は、 食品の酢でも虫除けを簡単に作れるので検討してみてください。
大根のおすすめレシピ
自家製の大根が収穫できたら早速食べていきましょう!簡単な大根のレシピを紹介します。みずみずしい大根を楽しみましょう。
豚バラ大根
【材料】4人分
- 豚バラ肉:200g
- 大根:1/2本
- 酒:大さじ2
- 醤油:大さじ2
- 砂糖:大さじ1
- 水:150㎖
- しょうが:1片
- ネギ:適量
【作り方】
- 豚バラは1口の大きさ、大根はいちょう切りにカットします
- 豚バラと大根を炒めます
- 残りの材料を入れ、豚バラと大根に火が通ったら完成
お好みでネギをトッピングすると豚バラ大根と相性抜群で美味しいですよ。
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大根サラダ
大根のみずみずさをそのまま味わえるレシピです。
【材料】2人前
- 大根:1/4本
- きゅうり:1本
- 塩:適量
- 梅干し:お好みで
【作り方】
- 大根ときゅうりをスライサーなどで薄切りにし、そこからさらに細切りにします。
- 塩を適量ふりかけ、10分は置いておいきます。10分経ったら出てきた水分を絞ります。
- そのまま食べてもさっぱりと美味しいですが、梅干しを切り刻んで一緒にあえるとさらに美味しいです。
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自家製大根にチャレンジ
家庭での自家製大根は一見難しく見えそうですが、 しっかり観察して手入れをしてあげればぐんぐん育ってくれます。
何より大根を育てるのに土が大切になりますので、 しっかり耕して土の中に石や塊がないか確認しましょう。
秋冬は大根が美味しく大活躍するシーズンなので、ぜひ大根の家庭菜園にチャレンジして自家製大根を味わってみてくださいね。
大塚なつこ
余暇プランナー
緑に囲まれた田舎住み。田舎しか勝たん。休日は畑やったり、ゆっくり家族と過ごすのが好き。旅行は好きなので国内・海外いろいろ行っちゃってます。雪国育ちだけど将来の夢は南国でずっと夏を過ごすこと。難しく考えず、ゆったりとリラックスした気分で読める記事を目指しています。知識をたくさん取り込んで、たくさん発信します。
旬に食べよう!みずみずしい大根を家庭菜園で
情報提供元: YOKKA