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クライミングウォール用の壁は、小さな壁であれば2万円以下で制作・設置できるでしょう。材料はホームセンターで揃います。
クライミングウォールを自作する中で、なにが 一番高価 かといえば、 ズバリ!クライミングホールド です。信頼できるメーカーから買うとすると、普通はひとつ1,000円以上、高いものだと8,000円したりします。これらを20個も買えば、30,000円以上にはなるでしょう。壁の材料費より高いです。
「これでは、ちょっと作れないな~・・・」と思った私は「それならクライミングホールドも自作しちゃえ」と思って作っちゃいました。
まずは完成品を。正直とてもシンプルです。
はじめに言うと、
ポケットやスローパー、ガバッと握れるような大きなホールドの自作は困難 でした。なので、これらは購入をおすすめします。
クリンプやピンチ、足用の小さめホールドは、今回ご紹介する方法で自作可能 です。これらを作れば、必要なクライミングホールドのうち、少なくとも半分は代用できるはず。
他の記事では、自作ホールドの製作過程があまり紹介されていなかったので、この記事ではこの辺りを詳しく紹介します。
ざっくりですが、材料費用の内訳は以下です。仕入先によって、多少変動します。目安として参考にしてみてください。また、ここで紹介する材料以外にも代用できるものは色々あると思いますので、試してみてください。ホームセンターによっては、端材を格安で販売しているところもあります。薄い材料を使う場合は、いくつかのビスで固定した方が無難でしょう。
私が今回使用した道具は、以下です。持っている道具があれば、費用もそれだけ抑えられますね。私はボアビットとドリルだけ今回のために購入しました。
ここから具体的に制作過程を紹介します。まったく難しくありません。
まずは、購入した木材を適当なサイズに加工します。
ホームセンターによっては、30円ぐらいで 切断してくれるサービス も利用できます。
次に穴をあけていきます。ボルト用の穴ですが、ボルトの頭が穴の中に隠れるようにした方が、ホールドを掴んだ時に邪魔になりません。まずは、そのボルトの頭を埋めるための穴をあけましょう。
大きい穴をあけたら、その下に、ねじ穴となる10mmの穴をあけていきます。
穴あけ作業が完了したら、ホールドを握りやすくしていきましょう。最低限、角はとった方が安全です。角を取る方法は色々あると思いますが、私は彫刻刀を使いました。裸足で踏む場合、角があると結構痛い!ので私は、なめらかにしました。
彫刻刀では、ちょっとしたくぼみや摩擦面も作れます。ただし、木目や材の硬さにもよるので、大胆な加工は難しいでしょう。
ざらざらしていたり、 バリが残っている なら、木のトゲが手に刺さらないように、やすりをかけておいた方が安全です。
できたら、壁に取り付けて完成です。強く締められれば、必要ないかもしれませんが、 回転防止用 に、ビスを打っておくと安心です。
クライミングホールドの自作は、そんなに大きくなくて簡単な形状のものであれば、難しいものではありません。 道具さえあれば、ホールド費用を10分の1程度まで抑えられます 。
子どもはなぜか登ることが大好きです。高いところを見つけると親の心配をよそにせっせと登り喜んでいます。自宅に登れる壁など運動できるものがあれば、雨の日の運動不足やストレスの解消に貢献してくれるでしょう。挑戦してみてはいかがでしょうか。
余暇プランナー
元々都会育ちですが、登山にハマったのを機に長野県に移住しました。里山暮らしを家族4人で楽しんでます!登山やキャンプが趣味。テントを張って自然の中でダラダラするのが好きです。森の中で昼間から飲むお酒とか最高ですよね。旅も好きで、独身時代にはカナディアンロッキーをバンで寝泊りしながら、山を巡る旅をしたりしました。
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