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寒さも和らぎ、日中は気候が穏やかで過ごしやすく、 温かい日差しの元で自然を楽しむことができる ので、春のキャンプはとても人気があります。春ならではの魅力を見ていきましょう。
昼夜の寒暖差が激しい季節です。装備を充実させていけば、楽しい時間を過ごすことができます。 ペットボトルにお湯を入れてタオルで巻けば湯たんぽの代わりになり 、冷たいシュラフの中でも暖かくして寝られます。またアウトドア用品では耐火用毛布やブランケットなども充実していますので夜の焚火での使用やシュラフの下に敷いて地面からの寒さ対策にも有効な手段になります。
新緑の季節となり桜や梅以外にも、野草が沢山の種類が花を咲かせます。また、野生動物も活発になってくるので山間部ではウグイスやメジロなどの鳴き声も聞こえますよ。 植物観察やバードウォッチングも楽しめる散策はストレス解消や心身のリフレッシュにも効果があります。
春のキャンプは花見や自然観察といった自然に触れる機会が多いですが、 新緑の季節になると厄介なのが花粉症です。 特に森林のキャンプ場では花粉がとても多くなりますので、花粉症の薬とマスク、さらには目の保護用メガネで花粉から身を守れます。春の野草には食べることができるものが沢山ありますが、食べられる野草と区別がつきにくく毒のある野草もありますので、少しでも怪しく思った野草は採らないでおきましょう。春の季節の特徴には突風が吹く可能性がありますので、テントやタープのロープはペグでしっかりと固定しましょう。
夏のキャンプは昼間はバーベキューで楽しんで夜は花火で盛り上がるなどと活動的になります。 日中の明るい時間が長いので泊まらずに帰るデイキャンプも人気があります。 暑い日を魅了する夏を見ていきましょう。
夏のキャンプはキャンプ場を選ぶのが重要になります。 近年ではとても暑い日には熱中症アラートが出て、不用意な外出を控えるようにいわれていますが場所によっては快適に過ごせます。 標高の高い涼しいキャンプ場や川から冷たい風が吹き込むキャンプ場、さらには木陰が生い茂るキャンプ場が日中でも比較的涼しいので最適です。
日焼け止めクリームは必需品ですがそれ以外にもドラッグストアやネットでは、メントール配合のウェットシートやスプレーなど色々な種類の熱中症対策グッズがありますので、こまめに使用して熱中症対策を行うことが重要です。さらに汗による頭のべたつきにはスプレータイプのドライシャンプーが頭皮まで薬品がいきわたるのでおすすめです。
夜は少しの活動やテントで寝ていてもすぐに汗をかいてしまいます。テントの中ではコットを利用して地面からの熱を体に伝わらないようにしたり、 メッシュパネルの全開やポータブル電源で扇風機を使うなど対策が必要です。
また、水分補給のために水などをテント内に持ち込んで起きた時には水分補給も大切です。炎天下の中では食材はとても傷みやすくなりますので、必ず大量の氷や保冷剤を入れたクーラーボックスでの保管と食材を冷凍して持っていくと食中毒から身を守れます。またペットボトルの水や飲み物を凍らせてクーラーボックスの中に入れておくと保冷材の代わりにもなります。
涼しくて過ごしやすい季節です。 紅葉を見ながらのハイキングや旬の食材で料理する時間など、楽しい時間を過ごせるので秋のキャンプは人気があります。スポーツや実りの秋を見ていきましょう。
同じキャンプ場でも春とは違う一面があります。 紅葉で赤や黄色と美しく彩られた樹木の景色は絶景スポットです。 また地面に生息する草花の彼岸花や水引には美しさのあまり散策する足も止まってしまうほどです。
食欲の秋と言われるほど多くの作物が実り旬な食材が沢山出回ります。 魚に関しては秋刀魚や鰍(イナダ)と秋の付く魚が多数あり、秋鮭や秋鰹などは同じ魚でも呼び名が変わっていきます。きのこ類も秋が旬な食材ですがマツタケは人工栽培ができないので、この時期にしか食べることができない食材の一つです。自宅では煙が出やすい魚でも、キャンプ場では多少でしたら問題ありません。
秋は日が落ちるのが早くなり夕方5時頃には真っ暗になりますので、早めの寝る準備が必要です。秋の天候は不安定になる時があります。 急な雨風の対策としてレインウェアやタープで雨具の準備をしておくと安心できます。
積雪のある場所とない場所でキャンプのやり方が大きく変わるのが冬キャンプです。 衣服や持ち物も多くなりますが虫が出ない、人が少ないというメリットもあります。 寒さならではのポイントを見ていきましょう。
衣類は重ね着が基本になり、 下着などのインナーは吸汗と発熱がいいものを、トレーナーなどは保温、アウターは防水、暴風、耐熱性のいいものがおすすめです。 寝る時のテントの中やシュラフも重要になります。雪山などではグランドシート、テント、インナーマット、マット、寝袋の順番が基本になります。寝袋はマミー型がおすすめですが、用意できない場合は封筒型のシュラフの上に毛布をかけて代用できます。日中や夜も寒い時間を外で過ごすことになりますので焚き火台や薪が必要になりますが特に薪は多い方がいいです。
冬の夜空は空気中のチリや水蒸気が少なく澄んだ空気と、 町中から離れているため明かりも届きにくいので星空がよく見え神秘的です。 また雪の中の焚火は炎の明かりが雪に反射した淡いオレンジ色の景色はとても幻想的です。
冬も秋と同様に日の日没が早く、 テントなどの準備と夜の行動には地面が凍りついている可能性が高いので注意が必要です。 調理器具でカセットコンロを用いる場合はガス缶を人肌程度まで温めれば使うことができますが本来の火力は出ないので調理には厳しいです。
四季折々のキャンプは季節の移り変わりや異なる自然の表情を体験できます。 自然の厳しさを実感することもありますが、楽しみ方を学び体験すると楽しく体験ができます。
道具も季節ごとに違いはありますが、日用品やちょっとした工夫で代用できます。季節ごとの違いを体験して自然との触れ合いで心地よい時間をお過ごし下さい。最後までお読みいただきありがとうございました。
余暇プランナー
キャンプと食べ歩きをこよなく愛する静岡県在住の副業ライターです。近場のキャンプ場にもいきますが最近では家庭菜園の畑にマイキャンプ場を作り、ピザ窯を活用して友達や家族と楽しく、時には1人でゆっくりキャンピングライフを満喫しています。 食べ歩きも好きで、入ったお店で自分で作れそうな料理を、自分なりにキャンプ飯にアレンジしています。 YOKKAではキャンプの知識と、簡単で美味しいキャンプ飯をお届けします!
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