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手間のかからない植物3つの条件は、次の通りです。
特に「成長がゆっくりで大きくなりすぎない」がポイントです。 大きくなりすぎると剪定の手間がかかるからです。
例えば、成長の早いユーカリは、地植えで環境が合えば10mの高さまで育つことがあります。小さいうちは剪定も自分の手の届く範囲ですが、さすがに10mの木を自分で剪定するのは簡単ではありません。
忙しくて、なかなか植物の手入れができない人は「大きくなりすぎない植物か?」を意識して選びましょう。
最終樹高がおよそ3mくらいまでを目安とします。
最終樹高がおよそ3mくらいの中で、庭や花壇に植える植物を「下草(したくさ)」「約1mの低木(シュラブとも呼ばれる)」「約1mの低木」に分けて考えます。
そうすることで、庭や花壇のプランニングがしやすいです。
以下、手間のかからない植物を「 下草(したくさ) 」「 約1mの低木 」「 約2mの低木 」に分けてに紹介します。
下草には、ホスタやヤブランなど丈夫で見栄えも良いものが、たくさんあります。
以下、手間のかからない背丈40㎝くらいまでの下草です。
「パーフェクトプランツ」と言われるほど育てやすい。 ホスタの葉の広さが他の植物を引き立ててくれる。品種が多く美しい葉が魅力的。日本原産だが、欧米での人気が非常に高い。暑さで葉が痛むことはあるが、春には新しい芽を出してリセットしてくれる。
また「何となく庭がまとまらない・・・」と感じる時は、ホスタを植えると落ち着くことも。
大変丈夫で、管理しなくても育つ。 日陰から日なたまで対応でき、土質も選ばない。 スラリとした立ち姿と紫色の花が美しい。少しずつ株が充実し、いっきに増えることがないため扱いやすい。
ランの仲間であるシランは、花がきれいで丈夫。-10℃くらいまで耐えられる。紫やピンク・白の花を咲かせるシランは、自然に生えているイメージで、 石の傍らに植えるのがおすすめ。
常緑のシダ植物で、自然そのままを演出できる。 花がメインの庭や花壇にシダ植物を植えると、違和感が出るので、山の中にいるような和や緑中心のスタイルに合わせる。場所は日陰または半日陰に植える。
常緑でグランドカバーに使える。上を向く姿が愛らしい。山林に自生しているので、明るい日陰で湿り気のある場所を好む。 1年中乱れることなく同じ姿を保ち、マット状に広がる。
常緑で丸い面の葉が特徴的。もともと海辺の岩場に自生していた植物なので、明るめの場所に植える。斑入り(ふいり)タイプもあり、シダ植物ともなじみやすい。
下草は、庭木の株元に植えたり、クランドカバーとして使ったりします。地面をおおうことで庭の見栄えを良くする、雑草をおさえるなどの働きがあります。
また、夏の暑さや冬の寒さから庭木を守ってくれるなど、温度管理にも役立ちます。 庭や花壇をデザインする上で下草は必須です。
続いて、背丈が1mくらいの管理が楽な低木3選です。
耐暑性・耐寒性があり、大変育てやすい。 樹形も乱れることなく、コンパクトにまとまる。華やかさはないものの、初夏に見られるブラシのような白い花、秋の紅葉は見ごたえがある。
常緑でゆっくり成長する。コバノズイナ同様、コンパクトにまとまり、白い斑(ふ)がエレガントな印象をつくる。場所は半日陰が良く、 白い斑に合わせて、アナベルなど白い花との共演がきれい。
縁起物としてよく利用され、古くから育てられている。 日本の気候に適し、育てやすいため、樹木栽培が初めての方にもおすすめ。 数本を寄せ集めて植えると、自然をイメージさせることができる。霜や寒風には気を付ける。
私は、コバノズイナを買って庭に植えた時「何か地味だな・・・」と思いました。しかし、たくさんの花を咲かせたコバノズイナを見た時、控えめながらもたくましさに感動しました。
「育ててみないと分からないことがある」のもガーデニングの魅力ですね。
最後に、ローメンテナンスで高さ2mほどの低木を紹介します。
大きくなっても3mほどなので、ほぼ剪定しなくても良い。 ナツハゼは、ブルーベリーの仲間で実をジャムにして楽しめる。紅葉もきれいで、どんな庭にも合わせやすい。
ニシキギも樹高が2~3mで管理がしやすく人気がある。また、「世界三大紅葉樹」と呼ばれるにふさわしい紅葉が魅力。
ツリバナは、枝から垂れ下がるように咲く花が愛らしい。 病害虫にも強いことから、シンボルツリーとしても人気がある。 もともとの樹形が美しく、下からのライトアップもおすすめ。
以上で「手間のかからない植物12選!緑中心のナチュラルスタイル」について紹介しました。
ナチュラルスタイルを作るポイントは、自然の山をイメージします。 山の低地には下草が広がり、上るにつれて低木、中高木があらわれるイメージです。
見た目が不自然にならないように「高さの違い」を上手く使い分けます。 そうすることで、ナチュラルスタイルが実現できます。
ぜひ、試してみてくださいね。
それではまた会いましょう。
余暇プランナー
東海地方在住、ライターのmimoです。趣味はガーデニングと読書、「晴耕雨読」はまさに理想の生活。 ただ、器用ではないため、植物を何度も枯らしています。それでも続けるのはガーデニングには魅力がいっぱいだからです。 ガーデニングのおもしろさや奥深さを発信することで、みんなの暮らしがちょっとだけ楽しくなりますように。
【家庭菜園】手間のかからない植物12選!緑中心のナチュラルスタイル