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TBSラジオ『土曜朝6時 木梨の会。』から、また一つ“謎”の楽曲が誕生した。
その名も『NAZO(ナゾ) with 木梨憲武・所ジョージ』。歌うのは、2022年にレコード大賞最優秀新人賞を受賞した実力派・田中あいみ。プロデュースは木梨憲武、作詞・作曲は所ジョージという、世代もジャンルも飛び越えた強烈なトライアングルが話題を呼んでいる。
これまでも「木梨の会。」発のコラボが話題になっている。青山新との『TOKYOメトロブルース』では木梨がプロデュースを務め、BS・ラジオ・東京メトロなどを巻き込んだ大型タイアップにまで発展。所ジョージとも『ドアを開けてみた』『仁川エアポート』などユニークな楽曲を世に送り出してきた。 そんな“名コンビ”が今回、田中あいみを迎えて仕掛けたのがこの『NAZO』。
軽快なリズムに、所らしい言葉遊びの効いた歌詞、そして木梨・所自身のコーラスも加わり、かつてない「歌謡エンターテインメント」が完成した。田中あいみのハリのあるボーカルが、ふざけすぎず真面目すぎず、絶妙なバランスでこの“謎めいた世界観”を歌い上げている。
インパクト抜群のジャケット写真にも注目が集まっている。
中央には真っ直ぐな視線を投げかける田中あいみ。隣には、ドラマ『西部警察』を彷彿とさせる“サングラス&銃”の木梨憲武、そしてもう一方には、THE ALFEE・高見沢俊彦ばりの煌びやかな衣装に身を包んだ所ジョージ。そのギターは、なんと本物の“高見沢モデル”を所が本人から借りたという裏話も。
木梨はSNSでこの写真と共に、こう綴っている。
「業務デビュー連絡!! NEW アルフィー結成!!デビュー曲、NAZO!6月14日配信決定!!ミュージックビデオは仕上がり次第!!」
メンバー紹介もユーモラスで、「ボーカル・田中あいみ/本物エンジェルギター・高見〜ジョージ/ベース&銃・大門木梨!!」という“謎のNEWユニット感”に拍車をかけている。
取材中、田中あいみは「お2人の世界観に飛び込むのは少し緊張しましたが、音楽と遊び心に対する情熱が凄くて、気が付いたら夢中で歌っていました」と語る。
“先行型で作るってのが面白いんだよね”
所ジョージ 「だからいい歌を作ろうなんて思ってなくて…例えば事件の後にちゃんとした歌があるじゃない?テーマが“それそうじゃねえんじゃね”ってどっかにあるんですよ。こっちの方がいいじゃんっていう…頼まれてくれないことをやり出すのが面白いんですよ」 “コナン”のテーマを頼まれてないのに先に作ってしまう…そんな飛び道具的制作スタイルは、従来のオーダーメイド型とは真逆。だが、その自由さこそが『NAZO』に息づく“謎っぽい魅力”の源泉だ。
所ジョージ 「頼まれてないコナンのテーマを作ったと。そしたら歌ったら上手いから。“頼まれてないコナンのテーマ”ってタイトルはどうなのってなって、じゃあ“謎っていうふう”に変えましょうってなったわけ」…。依頼なし、自主制作。「頼まれてないコナンのテーマ」というフレーズがそのまま曲のタイトル候補に上がるほど、現場は遊び満載。ラフだけど硬派──そのギリギリのバランスが『NAZO』の一番の魅力だ。
木梨憲武 「そのライバル心が…真実はいつもライバル心じゃなくて比較してないんですよ。ライバルじゃないの、トレーサーとしてそれを狙って」
“ただ相手を超えるため”ではなく、所さんのトレーサーとして、独自のコピーではなく「肉をつけて進化させる」クリエイター魂。“遊びから生まれる真剣さ”がこの曲にはある。
木梨憲武 「そこに戦いものを歌ったり謎を解いていくっていうのは…3人揃った歌い始めたら“あれ、俺らアルフィーなの?”ってなる」
所ジョージ 「じゃあ高見さんギター持ってこいよとか坂崎のとこ行って一緒にプロモーション出ろよとかわけわかんないこと言い出して…ギター貸せよってその場で電話して」
本家THE ALFEEを巻き込み、本格的な音楽ユニットとして仕立て上げる構想は、ただのアイロニックな遊びを遥かに超えていた。
現場は完全アドリブで進行。「俺は歩く、所さんはギター弾く、あいみちゃんはちゃんと歌う(笑)」と木梨。そこで生まれた“映画っぽい絵面”は、企画性だけでなく「一発のリアル」を重視しているからこその深み。
所ジョージ 「曲は誰でも歌えるんだけど、歌詞が深いし、“謎っぽさ”をちゃんと体現できる人が必要だった」
木梨も絶賛:「歌ってて本当に気持ちいい。あいみちゃんどうですかって聞いたら、“豪華なお二人に渦の中に飲み込まれたような”って」。その名言こそが、彼女の存在感と覚悟を語っている。
所ジョージ 「年間1000曲作るんじゃねえかって勢いなんですよ…仮歌をAIにしたり、でも田中が歌うとホッとするんだよね。AIに負けずとやってます」
“先行型制作”の加速は、AI時代へのアンチテーゼにも。人間が歌うからこその「あたたかさ」や「クセ」があり、それが『NAZO』の価値を支える。
「NAZO with 木梨憲武・所ジョージ」MUSIC VIDEO
木梨憲武プロデュース、所ジョージが作詩・曲による話題作!!
田中あいみが人の心理の真実に迫る…解けない謎などないのですから!!
軽快なリズムの歌謡曲に、木梨・所ご両人のコーラスがダビングされたゴージャスな仕上がりの作品で人の心理の真実に迫る。
解けない謎など、ないのですから。
今すぐMVをチェック!
YouTubeで観る https://youtu.be/XN1LW2RLxJA?si=TW382KDczB9hz3_I
所ジョージ 「去年新浜レオンが紅白まで行ったじゃないですか。今年、田中あいみが紅白まで行ってほしいわけ…必ず31日のステージもスリーショットへ行きます」
木梨も「今年は夢がある。共に前に進みたいんです」と意気込み、単なるリリース曲ではなく“NHK紅白”までを視野に入れた壮大な展望を語った。
“遊びながら本物を作る”。その矛盾そのままが、『NAZO』という楽曲とプロジェクトに詰まっている。聴けばわかる──「ナゾ、NAZO…」その言葉の先には、自由で、思いがけない音楽の未来が広がっている。
■田中あいみ プロフィール
田中あいみは、京都府京都市出身、2000年生まれの演歌歌手。
地元・京都先端科学大学を卒業後、2021年に「孤独の歌姫」でデビュー。力強くも繊細な歌声と、どこか影をまとった佇まいで、演歌界に新風を吹き込む存在として注目を集めた。2022年には『大阪ロンリネス』で日本レコード大賞・最優秀新人賞を受賞。昭和歌謡の香りと令和の感性を併せ持つ新世代の歌い手として、着実にファン層を拡大している。
そんな彼女が、今回木梨憲武と所ジョージという“最強の遊び心タッグ”とコラボレーションし、新境地を切り拓いたのが『NAZO』である。
また、配信リリースに続き、7月30日(水)にはCDシングルとしても発売が決定。カップリングには所ジョージが手がけたもう1曲『魅力』も収録される予定で、こちらもファン必聴の1枚となっている。
演歌でもポップスでもない、“ジャンルを越えた謎の新歌謡”。
その真価は、聴いた者にしかわからない。
オフィシャルサイト https://aimi-official.jp
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