レジェンドが託した新曲「こころの声」。原譲二(北島三郎)の旋律を、演歌第七世代の中心・二見颯一がまっすぐ届ける。家族と友への“ありがとう”を芯に、令和のJ-POPシーンにも届く声の可能性を探る。二見は「物語の始まりを読むように歌う」ことで、最初の一音から聴き手の記憶をやわらかく揺らす

未来に託されたメロディ

原譲二(北島三郎)作曲の「こころの声」は、9月17日にタイプA/Bの2形態で同時発売される。制作資料は「次世代に遺したい夢と魂が“歌”になった」と記し、本作を二見の新たな出発点と位置づける。価格は各1,500円。タイプAには「花ごころ」、タイプBには「月待ちの夜」を収録する。
二見は制作期をこうふり返る。。

「(北島先生から)『若い二見ちゃんの好きなようにとりあえずやってみな』と。歌手としての前に一人の人間として向き合ってくださっていると感じました。緊張を解く温かい言葉でした。」

ことばの芯は「ありがとう」

表題曲は、母、友、父へ向けた感謝を三章構成で描く。遠山敦の編曲が言葉を支え、感情の起伏を丁寧に押し出す。聴き手の個人的な記憶に接続する設計だ。
二見が最初に心を掴まれたのは、歌い出しのフレーズだった。 「冒頭の『幼い頃に聞いていた』の部分です。誰しも幼少期があり、当時の歌や誰かの声は記憶のどこかに眠っている。だから“物語の始まりを読むように”キーや間、抑揚の設計を意識して歌いました。」

三章の“声色”の設計

「母よ」「友よ」「父よ」――歌詞は異なるが呼びかけのメロディには通奏がある。二見は章ごとに息継ぎと間の置き方を微調整し、声色で距離感を描き分けた。

「特に“母”は、遠く宮崎の母に呼びかけるように。共通メロディのところで息の置き場を工夫して、届いてほしい言葉に余白をつくっています。」

二見颯一という才能

民謡仕込みの張りと正確な節回し、語尾の抜きが美しい発声が核。若い感性で言葉を立ち上げる表現が強みだ。1998年生まれ、宮崎県国富町出身。2017年の日本クラウン新人オーディションでグランプリ、2021年には日本ゴールドディスク大賞「ベスト・演歌/歌謡曲・ニュー・アーティスト」を受賞している。

「演歌第七世代」という旗

二見は同世代の歌手とともにムーブメントを牽引し、SNSや動画発信で接点を拡張している。公式導線にはブログ、Instagram、X、カバー動画が並び、日常的に声へ触れられる。配信チケットや学生料金など若年層が参加しやすい工夫もあり、現場とオンラインを往復できる設計が“若者人気”を押し上げる。
若い層への浸透については、歌以外の場での“最初の数秒”も鍵になった。

「演歌がいなかった場所に顔を出す――歌唱のないバラエティや、個性を出したトークイベントなど“別角度”で接点を作ってきました。幕開けはいつも“個の力強さ”。最初の数秒にインパクトを置いています。」

J-POP世代に届く理由

原譲二という物語性のある作家性と、民謡仕込みの骨太な声。この掛け合わせは、歌謡の情緒を残したままポップス文脈でも響く。北島三郎が“原譲二”名義で多くの提供曲を残してきた歴史は、その普遍性を裏づける。

タイトル:こころの声 作曲 原譲二(北島三郎)、編曲 遠山敦
MV予告動画

https://youtu.be/9PqLA87Seqw

タイプA/Bの2形態発売に先がけ、各配信サービスでの配信保存予約(Pre-add/Pre-save)も受付中。登録すると配信開始後に自動でライブラリへ追加される。→ https://lnk.to/pre_kokoronokoe

ライブで確かめる“今の声”

歌の胆力はステージでこそわかる。新曲の温度、息継ぎの間合い、言葉の立ち上がり。二見颯一の“現在形”を最短距離で体感したい人へ、直近の公演をまとめた。

イベント情報(チケット・公演詳細)

二見颯一  やまびこコンサート 2025 in 東京

日程:2025年9月22日(月)
会場:ティアラこうとう 大ホール
時間:18時開演(17時30分開場)
料金:S席 7,500円/A席 6,000円(全席指定・税込)
アクセス:地下鉄 都営新宿線・東京メトロ半蔵門線「住吉駅」下車、A4出口より徒歩4分

主催:ビッグワールド 企画制作:ユニゾン 協力:日音/セントラルミュージック 後援:日本クラウン
お問い合わせ:ベルワールドミュージック TEL 03-3222-7982(12:00〜17:00)

我ら演歌第7世代!BS11 若手人気スター歌謡ショー2(東京)

日程:2025年11月16日(日)
会場:日本橋三井ホール(東京都中央区日本橋室町2-2-1 COREDO室町1 5F、東京メトロ銀座線・半蔵門線「三越前」直結)
出演:二見颯一、彩青、青山新/ゲスト 原田波人、駿河ヤマト、橘木康平、MATSURI
時間:第一部 開場12時30分 開演13時/第二部 開場15時30分 開演16時
料金:一般8,000円、学生3,000円(全席指定・各部入替、当日ドリンク代600円)
発売:プレイガイド先行 8/15〜8/24、一般発売 8/28〜11/11
電話:03-3263-6612(平日11時〜17時)
配信:BS11+ 配信チケット 3,500円(販売 8/28〜11/22 22:00)

我ら演歌第7世代!スペシャルコンサート(和歌山)

日程:2025年11月17日(月)
会場:和歌山城ホール 大ホール
出演:二見颯一、青山新、彩青/ゲスト 橘木康平、原田波人(和歌山市出身)
時間:1部 13時30分開演(13時)/2部 17時30分開演(17時開場)
料金:全席指定 7,500円(税込)
主催・問合せ:グッドラック・プロモーション  TEL 0570-030-707(10:00〜16:00)

これが“現在地”、そして次の一歩

「これまでいい旅をしてきました。振り返ると、まだ“一里”過ぎたくらい。これからも一歩一歩、丁寧に。次の一歩は“ワールドワイド”です。」

タレントのケイナさんからのエール

二見颯一の新曲リリースに寄せて、二見とよく仕事が一緒になるケイナ(所属:リバティーハウス)から応援メッセージが届いた。
「二見さん、新曲『こころの声』発売おめでとうございます。まっすぐな“ありがとう”が胸に届きました。世代を越えて広がる一曲だと思います。ライブで聴ける日を楽しみにしています。」

ケイナ プロフィール
オーストラリア生まれ。トロント大学で環境科学と都市計画を学び、タレントとして情報発信を行う。母は元「わらべ」の倉沢淳美。多言語での活動にも注目が集まっている。
Instagram :https://www.instagram.com/k_ayna/
You Tube : https://www.youtube.com/@k_ayna
公式サイト:https://liberty1989.com

二見颯一 プロフィール
本名は二見 颯。宮崎県国富町出身、1998年10月26日生まれ。趣味は絵と書道。好きな色は紺、好きな歌手は三橋美智也。好物は冷や汁と宮崎地鶏。
民謡で鍛え、中学で民謡民舞少年少女全国大会優勝、高校では正調刈干切唄全国大会で優勝。2017年に日本クラウン新人歌手オーディションでグランプリ、2021年には日本ゴールドディスク大賞「ベスト・演歌/歌謡曲・ニュー・アーティスト」を受賞した。

【YouTube「二見颯一チャンネル」】https://youtube.com/@futami-so1
【X】https://x.com/futami_so1
【Instagram】https://www.instagram.com/futami_stagram/
【公式サイト】https://futami-1026.theblog.me/

取材後記
伝統は古くならない。更新され続けるだけだ。原譲二の旋律と二見颯一の声が交差した瞬間、演歌は確かに“今”の音楽になった。次にページをめくるのは、あなたの耳だ。

情報提供元: アーバンライフメトロ
記事名:「 作曲家 原譲二(北島三郎) が未来に託した声。演歌第七世代の旗手、二見颯一とは?