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6月30日のオープンを前に行われた試食会に登壇した、十割そば 塩名人を運営する株式会社丸三 第二営業部の鎌田祐右さんは、
「当ブランドがなぜ塩名人なのかというと、塩のように控えめながら、素材の持ち味を引き出す存在でありたいというところが塩の部分、そして名人のように、技術や心を尽くしてそばづくりに向き合う姿勢を表しています。また、天ぷらが塩で食べても美味しいというような意味も込められています。」
と屋号の意味について教えてくれました。
十割そば 塩名人のこだわりは、つなぎを使わず、北海道産を中心に2種類のそば粉をブレンドし、そば粉100%で作った十割そば。
そば本来の香りや少し甘みをしっかりと引き出せるよう試作を重ねており、十割そば特有のぼそぼそとした食感を全く感じさせません。
その他にも、昆布・鰹節・煮干・椎茸など様々な厳選食材を使って作られたこだわりの「出汁」、店内で提供前に揚げるボリューム満点の「天ぷら」、660円からとリーズナブルで毎日通いたくなる「価格設定」、そして東京では馴染みが薄い島根県出雲地方の郷土料理である「割子そば」がこだわりのポイント。
特に、3皿それぞれの味わいを楽しめる割子そばについて、東京で認知を広げていくことに挑戦すると鎌田さんは語りました。
※3色割子そば:1,100円
割子そばは、基本的にどれから食べても問題はないそうですが、ます1つの皿につゆや薬味を入れて食べた後、残ったつゆや薬味などを次の器に入れて食べていくのが伝統的な食べ方なのだとか。
「当店のそばは、実の黒殻(外殻)を残したまま製粉する“挽きぐるみ”という製法で作っています。結構ビックリするくらいコシがあるな、と思っていただけると思います。」
と美味しさに自信を持って十割そばをおすすめしていた鎌田さん。
実際に十割そばのボソボソしているイメージを良い意味で裏切ってくれる「十割そば 塩名人」のそばのコシ・味わいは非常に食べやすくて美味しく、十割そばが苦手だという方や、初めて食べる方でもおすすめです。
今回実施された試食会では、上述した3色割子そば以外にも、天ぷら盛り合わせ(5品)やかきあげなどを食べさせて頂きました。
特に天ぷらは1つ1つの具材が大きく想像以上にボリューミーで、これが揚げたてで提供されながらも料金は770円と非常にリーズナブル。
また、鎌田さんイチオシのメニューがこちらの赤天。
赤天:518円(税込)
赤天は島根県の郷土料理で、魚肉のすり身に唐辛子を練り込んで香ばしく揚げた一皿で、島根県では店舗で普通に売られているほか、家庭の食卓でも当たり前に食べられているソウルフードなのだとか。
ピリッとした辛味がお酒のおつまみだけでなく、そばにもごはんにも合うメニューとなっており、仕事終わりに軽く一杯飲む際のお酒の肴としてもぴったりです。
今回東京へ進出した理由について鎌田さんに伺うと、
「島根のそばを東京の人に届けたいっていう思いがありました。(東京では)この市ヶ谷が初めての店舗になるのですが、やっぱり挑戦っていう意味が結構強いですね。」
と語った鎌田さん。
島根県では当然、出雲そば・十割そばというものは認知され、当たり前の存在となっている中、島根県で親しまれている食文化・食べ物を東京で展開し、より多くの方々に知ってもらいたいという「挑戦」の部分が大きいと語りました。
出店する地域を市ヶ谷に決めた理由としては、サラリーマンから学生、ファミリー層まで様々な層の方がいる街だったことが決め手だったそう。
「どんどん東京でも拡大していきたいっていう思いがありますので、年内には浅草にも店舗をオープンする予定となっています。今後も良さそうな場所へ積極的に出店していきたいですね。」
と、チャレンジ精神を常に持ち続けながら規模を拡大していく予定だと語りました。
また、オープンから7月6日までの期間、通常880円の割子そばを500円で提供するほか、7月7日〜31日までの期間で220円の仁多米おにぎりを1個無料で提供するオープン記念割引を実施。
さらに7月7日17時より、天ぷら・そば・アルコールの食べ飲み放題を777円で開催します。
当日は70分の時間制となりますが、席には限りがあるため、絶対に入店したいという方は店舗へ連絡して予約することをおすすめします。
●十割そば塩名人 市ヶ谷店
所在地:東京都千代田区六番町1-23 第2恩田ビル1階
営業時間:11時~21時
定休日:なし
席数:30席
電話:03-6261-7073
支払い方法:クレジット、QR決済
公式サイト:https://soba-siomeijin.com/