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八角形の花壇はグラスオーガンジーの幕で囲まれており、暗くなった広場に浮かび上がる幻想的な光景が楽しめます。
幕の内側は春の庭が広がっており、自由に散策することが可能。
庭の中心には本物の桜が生けられたシンボリックオブジェが鎮座しており、この桜は週替わりで変わっていくそう。
金曜日にはまた違う種類の桜に変わるそうなので、すでに見に行ったという方も楽しめます。
また、その周辺では春の訪れを感じさせる春風や桜吹雪をイメージした、小さな光が舞い踊る光の演出「桜の舞」も実施。
地面に映し出された模様が「春の息吹」を引き立て、イベント広場全体で春を彩っていました。
また、噴水広場には本物の流木で構成された「流木ドーム」と、ドーム内に春の足音を感じさせる花々が咲き誇る「花と緑の幻想」が登場。
ドーム内の照明デザインは江戸切子の模様をモチーフとしており、材木と共に発展してきた木場の歴史や伝統も感じることができます。
ドーム内の光景は非常に幻想的で、感動して写真を何枚も撮影していたり「すごい!!」と感嘆されていた方もいたほど。
また、まるで秘密基地のように四方に道が伸びていることから、大人と一緒に訪れた子どもたちも大興奮の様子で元気いっぱいに走り回っていました。
残念ながら取材当日は強風のため、噴水広場で開催されるもう1つのイルミネーション「樹々の追憶」は中止に。
こちらはぜひ直接足を運んで楽しんでみてください。
公益財団法人 東京都公園協会 公園事業部 事業開発課の中山なつ希課長は、
「木場公園がある“木場”という場所は、元々江戸時代は貯木場があったりと、昔から木と馴染みのある場所です。そこで木々や季節の花々などを中心にして、皆様が待ちわびている春を少し先取りして楽しんでいただこうということで、花を活用したオブジェなどを作りました。」
とコメント。
「木場公園で夜に、光で演出してお花を楽しんでもらうような取り組みというのは今回が初めての試み。これまで、夜の公園を楽しむ機会というのは中々なかったかと思うのですが、“とても楽しい”というお声もいただいておりまして、本当にやってよかったなと思っています。」
と語ってくれました。
木場公園の花と光のムーブメントは、3月16日まで開催。
今回紹介したほかにも、土日にはワークショップやマルシェ、キッチンカーの出店なども行なっています。
今後も「花と光のムーブメント」は会場などを変え継続して取り組んでいくそうなので、気になる方は東京都公園協会の特設WEBサイトなどをご覧ください。
●「花と光のムーブメント」木場公園 木と触れ合うボタニカルイルミネーション
会期:2025年2月28日〜3月16日
ライトアップ時間:16時30分〜19時30分
開催場所:都立木場公園(噴水広場、イベント広場、ふれあい広場)
料金:入場無料
花と光のムーブメント:https://www.tokyo-park.or.jp/special/flowerandlight/